#7504/7504 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/03/25 12:55 ( 86) @コラム265 構造改革って何だ?  ヨウジ ★内容 今の日本のデフレは言わば経済的自然現象なわけですよね。 貧乏な我が家は蓄えもなく 景気が回復しても収入が増える見込みもないので 食料品等生活必需品の価格が下がるデフレは本当に助かります。 収入が増えたのと同じ現象だからですよね。 日本の一人当たりの国民所得は世界でもトップクラスだと言われていますが、 それにしては少しも生活が豊かではありませんでした。 物価が高いからだと言うことは以前から聞いていましたが、 ということは消費者にとっては所得が低いのと同じになります。 一人当たりの国民所得が高いことを実感できるのは 国外に出てお金を使った場合だけです。 だから外国人が日本に働きに来るわけです。 日本人にとっては安い賃金でも 国に送金することで高給取りになれるからです。 ならば何故物価が高いのでしょうか。 例えば野菜が高いです。 以前、近くのスーパーで小さなレタスが298円もしていました。 ネギもそれ位していました。 キャベツもレタスと同じ位していました。 でも、物価が高いから農家の生活も楽ではないことが分かります。 結局、誰もぼろ儲けしているわけでもないのに 物価が高いのです。 日本は流通が複雑で流通経費が高いからだとも聞きましたが、 でも、それによって雇用が確保できているわけだから バランスは取れています。 しかし、流通の複雑さが生産性を落としていることは確かです。 もし仮にこうした生産性を悪くしている原因を取り去ったら どうなるでしょうか。 物価は下がります。 物価が下がると消費が伸びます。 しかし、雇用は減りますから 消費を減らすことにもなります。 それでも消費を減らないようにするには 新たなビジネスを作り出さなければなりません。 新たなビジネスを作り出すことに成功すれば 物価・生産性・雇用が同時に実現でき経済が活性化します。 物価が下がるので所得も相対的に上がります。 何かこの流れが産業の構造改革のように思えます。 でも、ならば何故日本は効率を追求しないのかという疑問は残ります。 国民性から来ているようにも思えます。 例えば終身雇用という労働慣行や業界の横並び体質などです。 政治との絡みで来ているようにも思えます。 それから政・官・業の癒着体質から来る物価高もあります。 政治家や官僚が見返りを当てにして 業界に仕事(公共事業)を発注します。 まったく必要ない仕事も含めて 必ずしも必要ない仕事を高単価で発注するから 物価が上がります。 国民は高い税金を払わされます。 または財源が足りないから国債を発行します。 これも結局将来の税負担で返済するから 税金の引き上げに繋がります。 この行政の不効率というのには 百害あって一利なりということは容易に理解できます。 財政赤字増加、政治腐敗と民意の不反映、 環境破壊 経済の停滞 新しい行政課題への対応の遅れ 貧富の差の拡大 国民福祉の低下 国際社会での政治的地位の低下 良い思いをするのは 関連業界と一部の特権階級だけです。 これを正すのが財政の構造改革の一つでしょうか。 現在の日本の苦境はこういう問題が根にあって これに株価の大暴落というバブル崩壊が加わって起こったことですよね。 経済的な弱みがあったから こんなに酷いことになったのですよね。 今日は頭の中で考えてみたら こんな風になりました。 何か間違っているところや 付け加えるべきことはあるでしょうか。 これからも新聞やテレビニュースを良く観て 勉強したいと思います。                            ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------*