#7455/7455 連載 *** コメント数(0) ★タイトル (CKG36422) 01/ 1/24 16: 4 ( 46) @コラム251 電力自由化は環境対策付きで  ヨウジ ★内容 電力も自由化の方向に向かっていますが、 カルフォルニアの例を見れば分かるように 電力自由化にはメリットもデメリットもあります。 政府が自由化をそれがあたかも目的であるかのように突っ走ることにも 疑問を感じるし、 これに真っ向から反対する電力業界側にも 利益優先・自己保身の心が含まれていることが分かるので 完全には同感できません。 世界においては原子力発電は廃止の方向が趨勢になっているのに 反対を押し切って日本だけが温暖化防止を口実に大幅増設を計画しているのも 電力の独占と政・官との癒着体質があるからです。 それから温暖化防止の観点から風力発電や太陽光発電等の 自然エネルギーの普及が求められているのに なかなか普及が進まないのも 業界の権益が優先されているからです。 政府が言うような完全自由化は必要ないにしても ある程度の自由化が必要なことは確かです。 しかし、自由化に当たっては一つ大事なことがあります。 単なる競争促進策ではコストの問題で環境に優しいエネルギー源が敗退・排除 されてしまうことです。 電力の自由化については安定供給と温暖化防止等環境保護が損なわれないよう 規制緩和と同時に新たな規制を設ける必要があります。 電力会社に自然エネルギーを優先的に買わせる義務を課すのです。 また参入企業に対しても環境保護が優先されるよう法整備をするのです。 最近の動きを見ていると電力会社がコストを理由に 自然エネルギーの買い取りを拒否する例がありました。 だから、法律で必ず環境保護が優先されるよう規制する必要があるのです。 だから電力自由化は環境対策付きでと言いたかったのです。                               ヨウジ P.S.「価格引き下げのため」という理由だけで自由化を論ずるべきではあり     ません。価格が下がれば消費量が増加するので環境破壊が加速するから     です。一つには電力使用量に比例してCO2の排出量が増加するからで     す。だからむしろ環境保護の観点からは価格は高い方が良いのです。     自然状態においては経済効率と環境保護は相反します。だからグリーン     税制が必要なのです。グリーン税制が経済と環境との矛盾を解消させま     す。 *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | H.P. http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an003261.html | *--------------------------------------------------------------------*