北アルプス 蝶ヶ岳〜常念岳〜槍ヶ岳 2002年8月23日〜26日
8/23 上高地(6:40)----徳沢(7:47/8:00)----長塀山(10:59/11:20)----蝶ヶ岳(11:53) |
8/24 蝶ヶ岳(5:15)---常念岳(8:45)---常念小屋(9:45/10:05)---大天井(12:55) |
8/25 大天井(4:35)---大天井ヒュッテ(4:55/5:00)---ヒュッテ西岳(6:34/7:30)---水俣乗越(8:11)---ヒュッテ大槍(9:47/9:55)---槍ヶ岳(10:48/12:30)---槍平(14:10) |
8/26 槍平(5:20)---白出沢出合(6:30)---新穂高温泉(7:54) |
夜行バスで上高地に入り徳沢に向けて歩き出す。天気は下り坂。なんとか1日持って欲しいなあ。 徳沢まではところどころ登りはあるが梓川に沿ったほとんど平坦な道だ。 のんびり行きたいところだが、天気が気になるし行程も長いので全開でどばす。 徳沢で小休止して、いよいよ長塀尾根にとりつく。 ほとんどの人は川沿いに横尾まで行くようでこちらの道はぐっと人の数が減る。 樹林帯の急登をジグザグに登って行く。標高2200mを過ぎた辺りで少し登りがゆるやかになるがまだ目的地は遠いようだ。 なんとか長塀山(2564.9m)にたどり着くもガスで景色が見えず。軽く昼食を摂り出発。 ここからは道も緩やかになりお花畑がたくさんあったりと今までと一転とても楽しい道に変わる。 本来なら槍穂高連峰が見渡せるはずがガスで真っ白。残念だ。 ガスの中に蝶ヶ岳ヒュッテの赤い屋根が見えてきて今日の行程は終了。 小屋と頂上(2677m)の間にある幕営地にテントを張る。 |
夜中に外に出てみると満天の星と月明かりに浮かぶ槍穂高連峰が見えていたが、朝にはガスで真っ白になっていた。 やはり天気は下り坂。歩き出してすぐに雨が降り出してきた。横風と雨とガスの中雨具を着こんで歩いていく。 晴れていればとても素晴らしい景色であろう縦走路だ。蝶槍を過ぎると道は一気に下っていく。 雨でぬかるんでいるので歩きにくい。樹林帯の中なので風は治まったが、雨は止む気配がないようだ。 樹林帯の登り下りを繰り返し時たま現れるお花畑を楽しみながら歩く。 樹林帯を抜けると目の前に大きな常念岳が見えてきた。 上半分はガスで見えないがここから見る常念はとてもダイナミックだ。岩屑の道に変わりこれでもかと言うくらい登って行く。 やっとだどりついた頂上(2857m)もガスで真っ白。休憩をとらずに下ることにする。 常念小屋までは標高差約400mをジグザグに下っていく。常念小屋の前で軽く昼食を摂る。 後半戦はまず横通岳に向けて登って行く。頂上はトラバースするので通らないようだ。 晴れたら素晴らしいであろう縦走路をすすむ。いったん下って登り返すと東天井岳でここも頂上は通らずに通過。 行く手に中天井岳が近づいてくる。どんどん標高をあげながら中天井岳をやりすごししばらく行くと大天荘のテン場に到着。 やっと雨も上がったようだ。強風の中テントを設営。このテン場は風がきついと大変だ。 カメラだけ持って大天井岳(2922m)を往復する。残念ながら展望はきかない。 |
翌朝はまだガスの中。相変わらずの強風の中、テントを撤収。大天井ヒュッテまではぐんぐん下っていく。 途中でガスがとれてきた。ヒュッテからは牛首山のの左手の斜面を巻いていく。 巻き終わると尾根に出て赤岩岳にむけて緩やかに登る。残念ながら槍ヶ岳はガスの中だ。 そこからしばらく行くと西岳の左側を巻くようになる。巻き終わるとヒュッテ西岳。 ここで大休止をとってガスがとれるのを待つことにする。空は快晴。どんどん槍穂高が姿をあらわしてくる。 思う存分写真を撮って出発。水俣乗越まではいっきに下り少し登り返しもう一度下る。 乗越をすぎるといよいよ東鎌尾根が始まる。ここは道が補修されてずいぶん歩きやすい道に変わった。 ヘロヘロになりながらぐんぐん高度を上げるとひょっこりとヒュッテ大槍に飛び出た。目の前に大槍がそびえている。 大槍の左側を巻くように登り槍の肩に到着。荷物を置いててっぺんを目指す。 |
槍ヶ岳(3180m)の頂上からは360°の大展望が望め最高のひとときを過ごす。 そうこうしてるうちに団体さんが登ってきて頂上は足場の踏み場もない状態になってきたので下ることにする。 改築された小屋の食堂でカレーライスを食べ、下山開始。飛騨乗越から飛騨沢を下る。 飛騨沢の大斜面をジグザグに下りきると樹林帯に突入。どんどん下っていくと今日のテン場の槍平に到着。 ここからは穂高の景色がよく見える。翌朝は暗いうちに出発。沢沿いの単調な道を下っていく。 滝谷、白出沢を過ぎ林道に変わると新穂高温泉もあと少しだ。 |