宮川水系 大和谷本谷 2006年5月27日〜28日

メンバー ヤマトさん、まっちゃん、よっちゃん 

5/27 林道終点(8:15)---大和谷ダム(9:40)---巴滝(10:50)---夫婦滝(11:05)---テン場(13:30)
5/28 テン場(7:05)---キャラ谷出合(7:15)---2段30m滝(8:00)---弥次平峰(9:05)---池木屋山(10:55)---林道終点(14:30)

 

巨岩帯を行く 大和谷ダム
5mくの字滝に取り付く 巴滝15m
夫婦滝(左・雌滝/右・雄滝) 雌滝2段40m
今年最初の沢登りは宮川水系最大の支流である大和谷に行くことになった。 
「道の駅奥伊勢おおだい」でヤマトさんを待っていると集合時間の午前4時に「今起きた寝て待て」とのメールが届く(T◇T)
「寝坊なら仕方ないなあ」と指示通り寝ながら待った2時間半後にヤマトさんが到着。 コンビニで買出ししたあと入渓地点を目指す。
 
天気予報どおりゆうべから雨降りまくり。。 大和谷の林道終点駐車スペースで準備をしてさっそく歩き出した。
大和谷ダムまでは谷に沿って歩道がついてるのでこれを辿ってもいいが僕たちはすぐに河原におりたった。
しばらく進むと巨岩帯になり大岩を乗り越えながら進んでいく。 ひさびさの沢登りの感触がとても心地よい♪
 
左岸沿いについていた歩道が、六丁峠の山越えに入って離れていくと壁が切り立ってくる。
昔このゴルジュ沿いにも歩道があったが架かっていたつり橋は全て朽ち落ちている。
このあたりの淵は全部埋まっていて簡単に通過することができた。 
 
ゴルジュを過ぎると再び歩道が左岸に戻ってくる。 ここからは河原沿いに歩いても単調なので大和谷ダムまで歩道を使うことにする。
昨夜から続く雨はまったく止む気配はないが水嵩は全然増えない。 さすがに森が豊かなのか保水能力に関心する。
前回来たときもそうだが、このあたりは雨だとヒルがいっぱい。 靴に乗っかってくるやつらはことごとく昇天していただいた。
けして取り付いてはいけない人に取り付いてしまったことをあきらめてください(・O・)/
 
大和谷ダムは水を放水することもなく静かに山奥に佇んでいた。 ハシゴを登って右岸に移り、ダム上の貯水池を巻きながら谷に戻った。
しばらくはゴーロの単調な渓相が続く。左岸に積み上げられた石垣を見送ってから少し行くと右岸に布引谷がきれいな20m滝となって落ちている。
 
すぐに釜を持った5mくの字滝が現れた。右岸を簡単に巻けるようだがなんとなく左の壁からも越えれそう。
釜に腰までつかりながら取り付いて滝上に上がる。 
すぐ前方に巴滝15mが落ちていた♪ 周りを岩盤に囲まれ、一段奥まったところに落ちている姿は豪快だ!!
ここは左岸側の壁を登るがFIXロープもあり簡単に滝上に登ることができた。

再び穏やかになった谷をしばらく進むと前方に大滝が見えてきた!! 夫婦滝だ!! 見えてるは雌滝2段40m。
雌滝に近づいたら右手奥に雄滝30mが落ちてるのが見える。 なんてすばらしい場所だろう(・◇・)♪ 
 
ここでおにぎりをかじりながら至福のランチタイムを過ごす♪♪
雌滝はスギ沢で雄滝が大和谷本谷にあたるようだ。 見上げると壁に囲まれていて大高巻きになりそうな予感。。
 
左岸を少し戻り気味に登っていくとどんどん斜面が立ってくる。 本来は大回りで銚子谷あたりまで回りこんで壁を越えるのが常道らしい。
しかし、ついつい登れそうな弱点があったのでロープを出して2ピッチで壁の上に出る。 けっこう嫌な登りでヒーヒー言わされました(T◇T)
そこからすぐに尾根を越えて反対側を下ればうまい具合に滝の落ち口に出た。
 
時間はまだ昼過ぎだがあまり進むとテン場がなさそうなのでいい具合の河原を見つけて今日の行程を打ち切った。

 

快適なテン場 2段30mは右岸から高巻いた
源流帯は新緑綺麗 弥次平峰だあ!!
台高山脈主稜線を行く 焼山谷源頭崩壊地
相変わらず雨が降り続き、天幕を張って焚き火を熾そうとしても火が燃え上がる事はなかった(>◇<)
まっちゃんと僕とで代わる代わるチャレンジするがだまったくだめえ。。 あきらめました。。(;O;)
まっちゃん初めての沢泊まりは焚き火なしの寂しい夜になったがヤマトさんの特製ナベ料理??で楽しい夕食を過ごせた♪はず・・・

翌朝、眼が覚めると雨はやんでいた。 朝方まで降り続いた雨だが水嵩はほとんど増えてない。
今日は天気が回復しそうな空模様だ♪
ヤマトさんとまっちゃんは先に起き出してなにやらごそごそとやっていた。二人とも元気だなあ。 
ヤマトさんの作ったラーメンをすすり。 気合一発、濡れて冷たい沢タイツに着替える!! つめたいーーー(>-<)
  
濡れたシェルターなどなどザックに詰め込むと昨日よりも重いじゃん(>◇<) 
用意も整い、2日目スタート!!
まずは単調な谷をしばらく進んでいく。 しばらくで枝谷が左岸に入りその先で弥次平谷(キャラ谷)が7m滝となって落ちている。
僕達は弥次平谷に入るので出合の少し手前を左岸側から高巻いて谷に戻った。 
 
弥次平谷に入る頃には日が差してきて新緑がとても鮮やかな黄緑色に輝く。穏やかな渓相とともにとてものんびりムードで歩いていける。
倒木帯を越えて二股を左に入ると目の前に2段30m滝が!! 
観察するとここも両岸立ってる。 
やまとさんが右岸を偵察に登っていく。 しばらくしてオッケーの合図が出たので僕たちも右岸から高巻いて行く。
 
谷に戻るといよいよ源流然とした感じだ。 だんだん傾斜がきつくなってくる。水流も細くなり、雨後でなければ涸れてるだろう。 
最後の急斜面をヒーヒー言いながら登りきると弥次平峰から南東に派生する支尾根に飛び出した。
そこからひと登りで弥次平峰(1274.6m)に到着♪ なかなか奥深い谷だったあ。。 ってことで駐車地に戻るのも大変(^O^;。 

当初の予定では馬の鞍峰から杉沢を下降の予定だったが初日の出遅れの影響で尾根ずたいに戻ることに。。
台高山脈主稜線を池木屋山目指して歩いていく。
青空の下、稜線を抜ける涼しい風、シャクナゲや山つつじの花々を愛でながらも、アップダウンを繰り返す稜線にヘトヘト。

ホウキガ峰を越えて最後の急登りを登りきると池木屋山(1395.9m)に到着。
いつも賑わっている台高山脈の交差点のこの山も今日は僕たちだけだ。ここで主稜線を離れ東尾根に入る。
道が不明瞭な焼山の尾に入らず焼山源頭の崩壊地を通過した1332mピークから南に伸びる尾根に入った。

途中、薄くなったり濃くなったりする踏み後を辿りながら1243mピークを越えてどんどん下る。
日差しが強くなり、みなダレダレ状態(>◇<) そのうちモノレール跡が出てくるのでそれに沿って進んでいく。
廃小屋の前で小休止し、そこから落ち葉のすべり台のような急斜面の道をギャーギャー言いながら下りきると六丁峠に出た。
峠からも急斜面が続くがまだ階段とかあって若干マシな感じ。 でもこのあたりから再びヒルヒル地帯なのでコケたくはないなあ。。

斜面を下りきると大和谷本谷だ!! 干上がった僕達はすぐに水に飛び込む♪ サイコー♪♪
駐車地まではもうヘトヘトなので歩道を使うことにする。
途中崩れてる場所があるが階段などで補修しているので問題なく駐車スペースまで戻ってこれた。
最後に靴の中などをチェックをすると出るは出るはヒルヒルだらけ。。
しかし今回は全員実害なしでした。 やっぱりこの周辺は多いなあ。。

てな感じで今年最初の沢登りは雨には降られましたがとても楽しい2日間でした♪

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