焼岳 下堀沢 2007年3月18日
メンバー かっきー、大ちゃん、よっちゃん
釜トンネル入口(7:10)---梓川渡渉(7:35)---下堀沢出合(8:00)---りんどう平(9:30)---焼岳北峰(11:35/12:00)---下堀沢出合(12:50)---釜トンネル入口(13:30) |
同行者のレポート 大ちゃん
釜トンネルとかっきー | 梓川の渡渉 |
下堀沢出合から見る焼岳 | 尾根への登り |
穂高連峰もきれいに見える | 焼岳が近づいてきた |
奥に見えるのが焼岳南峰 | 下堀沢上部を登る |
前日に四ツ岳を滑り平湯バスターミナルで車中泊をしていた。 放射冷却で明け方は車内でも-8℃くらいだった。 寒さで寝不足だが、そのかわり空は雲ひとつ無い青空☆ さっそく準備して安房トンネルを越える。 釜トンネル入口でスキー板とザックをおろし、沢渡まで車を移動し駐車。 すぐにタクシーで釜トンネル入口に戻ってやっと出発準備完了! ・・・となかなか手間がかかる(^^;) 釜トンネルは長さ1310mありトンネル内は結構勾配がある。 スキーを担ぎながらヨロヨロ登っていると工事用の大型ダンプがどんどん追い抜いていくのでヒヤヒヤする。 トンネルを抜けて旧釜トンネルがわに少し下ってから適当なところで梓川の河原に降り立つ。 さすがに暖冬の今年はスノーブリッジは残っていなかった。 飛び石ずたいにおそるおそる渡渉する。 先を行くかっきーが氷を踏みやぶりうお〜と悲鳴をあげた。 それを見て笑っていると僕も足をズボッと踏み抜く(;◇;) 岩に水がつくと一瞬にして氷にかわってツルツル滑るのでいやらしい。温度計をみると−18℃を指している。ひえ〜 梓川を渡りきりやっとシール歩行に移れた。 しばらくは河原をだらだら進んでいく。 下堀沢出合から目指す焼岳が白く輝いているのが見える。 美しい山だ☆ 出合いで左手の尾根に取り付いた。 しばらく疎林の急登が続く。 尾根に乗りあがると広い台地状であとはだらだらとした登りが続いていく。 この台地はくの字型になっていて目指す焼岳が目の前に見えているのに大回りしてなかなか近づかない。 しかしこの素晴らしい天気の下で文句など言ってたら罰があたる。 目前の焼岳や穂高連峰、霞沢岳を眺めながらシアワセ気分で登る。 りんどう平付近で登山道と合流。木々に登山道のテープがついている。 テープを辿って歩いていくと下堀沢にたどりついた。 ここでしばし休憩。 行く手を眺めると下堀沢上部のいかにも快適そうな斜面がひろがる☆ さすが活火山だけあって時々硫黄臭が風にのってやってくる。 すると突然ガスが湧いてきて雪が舞い始めた(;◇;) あっというまに景色は真っ白に・・・ なんで。。 罰にあたった?? だれのせい?? 北峰か南峰どっちに登るか悩むが、かっきーが昨年南峰に登ってるので今日は北峰を目指すことに決定。 目的が決まればあとは進むのみ。 ここからは下堀沢に入って登っていく。 登るほどに真っ白度が進み何がなんだかわからない(>◇<) |
下堀沢上部はカール状? | 北峰(仮定)にて 実は違う |
視界不良でグダグダの滑り | 帰りは下堀沢を滑り降りる |
このノドを越えると下堀沢下部へ突入 | 両岸立ってくる |
なんともリスキーな地形だ | 堰堤を越えたらまもなく梓川との出合 |
真っ白でよく分からないが、たぶん頂上直下のカール状?の地形に入ってるはず(^^;) うっすら先行トレースがあったのでそれを頼りに登る。 急斜面にジグを切ながら稜線のどっかに登り着いた。 さてここはどこ?? 北峰頂上はどっち?? GPSを取り出すがポイントを登録してないのでよくわからん(;◇;) スキーをデポしアイゼンに切り替えてあたりをウロウロする。 ガスの切れ目にうっすらと見えた高い方向に行ってみる。 雪壁を登りややてっぺんらしいところにたどり着きここを(仮定)北峰として終了。 先にまだ高い岩陰が一瞬見えたが、視界のない中すぐ近くでゴオーと蒸気の音が不気味に響いてるので臆病風に吹かれる。 はい撤収(・◇・;) (家に帰ってGPSの軌跡を見るとやはり北峰はとなりの峰だったようだ) スキーデポ地に戻り滑降準備をする。 滑り出しは真っ白な中。 先が見えないので慎重に高度を下げる。 カール状から下堀沢上部に入るとハーフパイプ状の沢地形なのがやっかいだ。 ガスが濃いと雪面が下がってるのか上がってるの見分けられない(@◇@) グダグダの滑りで下っていく。 雪酔い状態。 登りの際に下堀沢に出合ったところまで下りランチタイム。 ここまで高度を下げると視界はだいぶマシになった。 さてこの先は尾根ルートか谷ルートか。 今日の雪質だと下堀沢をくだっても大丈夫ってことで谷案に決定。 しばらく滑るとノドの部分を通過、一気に高度を落とす。 すると両岸が立っておそろしい地形に変わったきた。 立ち止まって振り返ると見るからにハイリスクな地形だ。 写真を撮る時間も惜しんですみやかに滑り降りる。 堰堤をふたつ脇から越えると梓川との出合い到着。 なだらかな河原を漕ぎをまじえながら朝の渡渉点まで戻りスキーを外す。 慎重に梓川を渡り対岸の釜トンネルに登り返す。 帰りは下ってるのでトンネルも短く感じた。 さて、ここからタクシーで沢渡まで車を取りにいかないと。 帰りも手間がかかるのだ。 天気は残念ながら崩れてしまいましたが今日も楽しい1日をおくれました。 かっきー、大ちゃんありがとう☆ |