裏金山谷 2009年4月11日
メンバー よっちゃん
笹ヶ峰(4:50)---杉野沢橋(5:30)---天狗原山(8:20)---金山(8:45/9:00)---裏金山谷出合(9:20/9:40)---杉野沢橋(13:05)---笹ヶ峰(14:15) |
杉野沢橋付近から天狗原山・金山を望む | 台地へは一部つぼ足で登る |
天狗原山まで快適な登りが続く | 純白の天狗原山・金山東面 |
天狗原山まであと少し | 金山谷も快適そうだ |
笹ヶ峰方面を振り返る | 天狗原山頂上から雨飾山を展望 |
先週の火打山のてっぺんから見た天狗原山・金山東面があまりにも白くて今週も頚城へとやってきました。 夜明け前に笹ヶ峰に到着。すでに山スキーヤーが一人準備されていた。 お話をすると同じく金山方面に向かわれるとのこと。先に出発されていく。 本日の予報は晴天高温。雪が腐る前に滑りだそうと僕も暗いうちに歩きだした。 杉野沢橋まではほとんど下りなのでスキーにシールを貼らずに出発。 雪面が凍ってるので傾斜がなくなるまでは滑ることができた。 杉野沢橋でシールを貼り付けて歩き出す。遠くに天狗原山・金山が朝日に輝いている。ここからは遠いなあ。 真川右岸沿いの広い河原を歩いて行く。一か所河原が狭まるところで板をはずす。 左から滝沢が入るところで斜面に取りつくが雪付きの悪い急斜面だ。 途中でつぼ足に変えて登る。その上はすぐに地形図1427m点のある台地状になる。 ここから天狗原山から東に派生する尾根を使って頂上を目指す。 1701mピークまでは細い尾根を登っていく。地形図で見るよりは登りやすく感じる。 しかし先週の疲労がまだ残っているのか、すでにへろへろ状態。 1701mピークからは展望が開けた。正面には真白の天狗原山東面が見えている。 焼山や火打山も見えて尾根も広がり開放的な雰囲気だ。 だらだらの尾根をだらだと登って行く。 1849m地点から尾根をトラバース気味にショートカットし最後の急登でよれよれになる。 右手には金山谷上部の気持ち良さそうな斜面が見えている。ここも滑ってみたい。 やっとのことで天狗原山(2197.1m)に到着。ここは広々とした台地状の頂上だ。 反対側にある雨飾山や北アルプスの景色が広がる。 |
天狗原山から見る金山 | 金山頂上から見る焼山と火打山 |
裏金山谷は真白 | ひと滑りして振り返る |
まだまだ続くが雪質悪化でぐだぐだの滑りに | 裏金山谷二股 |
裏金山谷の滝は全て埋まっていた | 裏金山谷出合付近から見る焼山 |
金山との鞍部に一度滑り降りて登り返し。金山(2245m)のてっぺんも広々とした台地状だ。 先行者の人が見当たらないと思ったら遠く焼山方面に縦走してる姿が見えた。なるほど、周回ルートも楽しそう。 てなわけで金山東面は一番にシュプールを刻めそう。山頂直下は雪庇が張り出してるので少し南側から滑り出すことにする。 ドロップ地点から見る裏金山谷は白一色。いい眺めだ。 おりゃ〜と滑りだし、へたれターンを刻んでいく。気持ちいい〜 しかしすぐに雪が腐りだしグサグサの重雪に変わる。こうなるともうあかん。 疲れた足にはこたえる滑り。振り返ると頂上直下の雪庇が不気味だ。さっさと降りよう。 重い雪にターンもままならず。よれよれの滑りで滑って行く。すぐに右俣との出合に到着。 今年は雪が少ないので滝が出てるか心配だ。慎重に滑り降りていく。 重湿雪でターンする気力もないので無気力直線シュプールだけ刻んでいく。 途中カモシカが2頭こちらを見ている。「にゃー!」と挨拶するが無視された。 心配した滝は結局全て埋まっていたようで無事に真川との出合に到着。 出合付近は河原状で焼山が望める快適空間だ。ここでランチタイム。 快適雪質ならこのまま焼山も考えていたが今日の雪では気分も乗らないので降りることにする。 っていうかもうへろへろだ。 焼山を背に下り始めると川下から単独のスキーヤーが登ってこられた。 お話をすると焼山南面を滑りに行かれるとのこと。ここから川沿いは谷割れがひどくて厳しいらしい。 まずは金山谷との間にある広い台地状の尾根にあがる。 まだ時間が早いので金山谷下部のゴルジュ帯を尾根上から偵察する。 こちらもまだ滝は出てないが側面からの全層があった。また来年以降に遊びに来よう。 さて金山谷への下降は谷の側面にいやな割れがあるので登山道沿いに降りることにする。 先ほどの単独スキーヤーのトレースをありがたく使わせていただく。途中少しヒヤヒヤする箇所もあった。 金山谷に滑り込み対岸に登り返す。こちらの斜面のトラバースも嫌な箇所があり油断できない。 なかなか疲れるところだ。最後は1427m地点台地の少し上の尾根に登りそのまま台地に滑り込んだ。 滝沢の出合に下る時に登りと同じくつぼ足になる。あとは河原状を杉野沢橋を目指すがやはり一か所つぼ足で越える箇所あり。 登りよりも裏金山谷からの帰りでどっと疲れた。最後はだらだらした登りを笹ヶ峰まで登るのだがこれまた疲れた足にはこたえました。 雪が多い少ないでアプローチの印象は変わるのでしょうが天狗原から金山にかけての東面は素晴らしいところです。 金山谷や焼山南面はまたいづれ行ってみたいです。 |