高田川 栂谷 2008年11月23日

メンバー MATさん、ぱお教、よこぴ、ホリケンさん、よっちゃん 

栂の平橋(7:30)---ヤケベ岩(9:00)---ガンガラ滝(9:55)---稜線(11:30)---烏帽子岩(11:40/12:05)---烏帽子山(12:10)---栂の平橋(13:50)

本文中の赤文字は写真あり

栂の平橋から入渓 最初はゴーロ帯を行く
2段20mナメ滝 8mナメ滝
暖かかったら気持ちよく登れそうな滝がいっぱい 6mナメ滝
ヤケベ岩 ヤケベ岩を振り返る
先々週に沢納めのはずが雨のため宴会だけで終わってしまったのでどこかで仕切り直しすることになった。
どんどん冬らしくなるなか南紀ならまだ行けるだろってことで高田川水系の栂谷に行くことに。
前日夜に内鹿野谷出合の水車小屋でテン泊し翌朝入渓点の
栂の平橋に移動した。

MATさんは靭帯手術後の経過もまずまずなので一緒に遡行するとのこと。なので今日が術後の沢始め&沢納めになる。
さてさて橋の左側から川床に降り、まずは
ゴーロを歩いて行く
しいて言うなら若者?2名にツートップをまかせてアラフォートリオは後ろからのんびりと歩いて行く。
沢始めのMATさんもストックを使いながら問題なさげにどんどん歩いている。

すると前方に
2段20mナメ滝が登場。ここは傾斜が緩いので快適に登って行ける。
その上は
8mナメ滝。よこぴがザックをおろして何やらしてるうちに追い抜いて左の緩そうな斜面から登る。
どんどん進むうちに後ろで悲鳴が聞こえたと思うとしばらくしてよこぴが全身ずぶぬれでやってきた(;◇;)
何があったかはあえて聞かないでおこう。

再び穏やかな景色の中をだらだらと進んでいく。
ホリケンさんは今年沢を始めたらしいが危なげなく先頭でどんどん飛ばす。
栂谷はナメ滝とナメ床の連続の谷らしいがゴーロも結構長く途中からだれてくる。

するとこの谷の一番の見どころである
ヤケベ岩が見えてきた。
確かにこれは素晴らしい景色だ。 ここだけで十分。 あとはおまけだ。
よろこんで岩壁に近づいていく途中に僕もスリップ! 下半身が釜にどぼん。 づめだい(;◇;)
もうやる気なし男君になる。

ヤケベ岩の横は綺麗な6mナメ滝。みな滝の右を登るがやる気なし男は右壁から巻きあがる。
滝上はナメ床が素晴らしい。 
振り返るとナメ床とヤケベ岩の景色が絶妙なブレンドでいい感じ。

 

谷の真ん中に大岩 ガンガラ滝15m
三角釜 15mナメ滝
仕事道跡 ナメ床
支谷に入って詰めていく 烏帽子岩
烏帽子山 太平洋を望む
ナメ床の真ん中に大岩が鎮座してる右横をすり抜けるとやや平凡な渓相になる。
谷はまだ半分にも来てないが、下半身びしょ濡れやる気なし男の頭の中はすでに温泉でいっぱいになっている。
ゴーロの合間に出るナメ床を楽しみながらだれだれで歩いていく。

ぱお教も同じく顔にたいくつと書いている。自分で選んだ沢なので好き放題悪態をついてはる。
ダレダレ気分の中でも
ガンガラ滝15mが出てちょっとうれしい気分になる。
偽若手2名とやる気なし男は滝右横の積み重なった岩を登る。MATさんはさすがにここは右から巻き上がった。

滝上は大きな釜を持ったナメ滝があった♪ こうなったらささいなモノがうれしい。
遡行図を見るとこの先には三角釜と支谷に架かる黒滝が待っているらしい。
それを無理やり楽しみに歩いていく。

すると出ました
三角釜! おおっ!!と感動した気分に浸る。マインドコントロールで気分も高揚する。
左の踏みあとから滝上に抜ける。その上は少しナメ床が続いた。
右手には断続的に
仕事道跡がありそちらをたどったりしながら気分に変化をもたらす。

すると気付かないうちに支谷に架かる黒滝を通りすぎていた。ささやかな楽しみも見逃してしまったようだ(T◇T)
そうこうしているうちに地形図600m付近の支谷出合に到着。
本谷は右に折れているが我々はより烏帽子山に近い左支谷を登ることにする。

支谷に入るとすぐに水は少なくなり涸谷となる。
傾斜が増す中をどんどん登っていくと登山道のある稜線に飛び出した。
登山道を東に向かって登って行くと
烏帽子岩に到着。
岩の上にあがると展望が素晴らしい。太平洋も見えている。ここでランチタイム♪ すでに身も心も中高年ハイカーだ。

烏帽子岩からひと登りで
烏帽子山(909.2m)のてっぺんに到着。記念撮影してすぐに下山にかかる。
しっかりした登山道をどんどん下って行く。道標もしっかりあるので迷うこともないだろう。
途中の分岐を左にとり俵石の廃屋を見ながらだらだら歩いて行くと林道に飛び出した。
そこからすぐにクルマを置いている栂の平橋に到着。

これで今年も沢納めができました。
この谷はやはりヤケベ岩の景観と烏帽子岩からの眺望が見どころでしょう。
MATさん沢復帰おめでとう!! 同行のみなさま楽しい沢旅をありがとう♪

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