犬上川 滝洞谷 2005年12月4日
メンバー やまとさん、よっしぃー
墓地P(7:05)---洞窟ゴルジュCS5m滝上(8:10)---井戸底ゴルジュ7m滝上(11:55)---迷路ゴルジュ25m滝上(12:55)---茶野(14:40)---R306(16:30)---墓地P(17:00) |
この平凡な河原が・・・ | 急激にこのような渓相に(・O・; |
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洞窟ゴルジュに突入 | CS6m滝はアブミの架け替えで越える |
CS6m滝を登るやまとさん | 洞窟ゴルジュを振り返る |
今年の沢納めは鈴鹿の滝洞谷(たきぼらたに)に決まった。 滝洞谷は鈴鹿最強の谷として知られている。 さてさてどうなることやら。。 前日から冬型の気圧配置になり滋賀県北部は雨模様。。やまとさんの家で忘年会をしながら決定か中止かしばし様子を見る。 最新の天気予報では午前中は曇りとのことなのでなんとかなるやろってことで決行することに。 翌朝4時半に起きて出発。 大君ヶ畑(おじがはた)の集落にさしかかり北谷を渡ったところですぐに林道に入る。 すこし進むと墓地があってここの駐車スペースでクルマを止める。 天気の崩れは早まってるようですでに雨が降りだした。12月の雨はさすがに冷たい。すぐに用意をして出発する。 未舗装の林道を進むと堰堤がある。ここは右から簡単に越える。堰堤の上は平凡な河原状で水は伏流している。 進むうちに両岸が一気に狭まってきてあやしげな雰囲気に・・・ 「なんじゃこりゃあ」って感じでまったく渓相が変わってしまった。 沢床は埋まってるものの両岸つるつるの岩がむき出しのなんとも極悪な姿になってきた。 すぐにCS滝が立ち塞がる。 ここは右岸から巻くことに。 懸垂で沢床に戻るとシカが一頭ご臨終されていた。 間違って沢に落ちて脱出できなくなったのかな?? いくつか滝を越えると釜に泥水のたまったCS6m滝(-_-; こんな水には浸かりたくはない・・・ っていうか越えれない。 このあたりは洞窟ゴルジュって言うらしい。。 なるほど洞窟のようだ。 ここは左岸の左上クラックに沿って人工で越えるラインしか選択の余地はなさそう。 ハーケンとキャメロットを使ってアブミの架け替えで越える。 つづくCS3m滝を越えるとゴルジュを抜け出して平凡な渓相になる。 |
途中に出てくる滝もひとくせあり | 再び何やらあやしい雰囲気 |
井戸底ゴルジュ~ | 井戸底ゴルジュ8m滝 |
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井戸底ゴルジュ7m滝 | ハーケンを回収しながら登るやまとさん |
平凡と言っても両岸は高い壁に閉ざされてるのでエスケープは困難。ところどころに出てくる滝はどれもツルツルでひとくせある。 雨もいよいよ本降りになってきている。じっとしていると寒いのでとにかく進む。 そうこうしてるうちに再び両岸が狭まり怪しげな雰囲気に・・・ 井戸底ゴルジュに入りこんだようだ。 最初の滝は8m滝。下部はなにげにスタンスがあるが上部はツルツルっぽい。 井戸底ゴルジュとはよく言ったものでなるほど井戸の底から上を見あげてるようだ。。 乾いていたら持ってきていたクライミングシューズに履き替えてフリーで越えたいところだ。 しかし今日は雨降りでそんな気にならずここでもアブミのお世話に。。 最後だけ沢靴のフリクションを信じてエイッっと登りきる。 あとから登るやまとさんはハーケン回収が大変そう。 昔はところどころ残置があったようだが、今は懸垂支点以外ほとんど見当たらない。 つづいてすぐに7m滝がある。 ここは手前のクラックを人工で登るのがルートらしい。でも奥のツルツル部分もなにげに登れそうな感じ。 あくまで試しに登りはじめたらやまとさんのそのまま登ってしまえ!!って指令が出てしまう(><) ここも途中でアブミを出すはめに・・ 最後はランナウトでフリクションを信じておりゃ~っと滝上へ。。 う~んなかなか手強い滝ばかりだ。。 |
この泥水を膝下までつかる(><) | 5m滝 |
迷路ゴルジュ | 3段25m滝のラストのツルツル |
稜線は雪山だった(T◇T) | 茶野のてっぺんから鈴ヶ岳を望む |
続く滝は・・・ 泥水釜つき(><) 膝下まで浸かりながらツルツルの滝に取り付く。 ここを越えたら井戸底ゴルジュも終了^-^ 再び平凡な渓相に。。途中の5m滝は左からバンド状を登る。 その先、壁が立ちはだかって行き止まりか!と見間違えるところが迷路ゴルジュの入り口。 谷は右に折れて6m滝の上からツルツルナメ滝が続いてるのが見える。ここはやまとさんがトップで登っていく。 ツルツルの3段25m滝を越えると深い釜に泥水を溜めた2m滝。 さすがにこれは浸かりたくない(><) 左岸から高巻いて懸垂で戻る。 どうやらこれでゴルジュ帯は全て終了したようだ。 しばらくすると水流が出て穏やかな渓相の中を歩いて行く。 しかし相変わらず雨が降っていて寒い。。 途中何故か人工的な石垣が一箇所だけ出てきて驚く。なんでここだけ?? そろそろかなあって頃に右岸の植林に踏み跡があったので谷筋を離れて斜面を登る。 稜線までどんどん登っていかなくてはならないのだが泥の斜面でツルツル滑って歩きにくい(><) 高度を上げるとなんと雨が雪に変わりあたりも白一色に。。 聞いてないよ~(>◇<) 沢登りの装備で雪山を歩くことになるとは・・・ とほほ 冷たい寒い冷たい寒い・・・と呪文ように唱えながら登り続ける。 稜線に近づくと近江平野が見えてきて景色は美しい♪ すぐに茶野(938m)に到着。 下りは東側の斜面を適当に下っていく。 どんどん下ると夕暮れ寸前に国道306号に飛び出した。 結局1日中雨に打たれ続けた12月の沢登りでした。 寒かったです。。 |