白馬沢右俣 2007年4月7日

メンバー かっきー、大ちゃん、お気楽さん、MINMINさん、よっちゃん 

栂池自然園(8:55)---船越ノ頭(11:20/11:45)---小蓮華山(12:35/13:20)---ドロップ地点(13:30)---白馬尻(14:55)---猿倉(15:10)---二股(15:55)

同行者のレポート 大ちゃん MINMINさん お気楽さん

GPS軌跡

白馬大橋から見た白馬沢 栂池自然園を横断
金山沢上部の広大な雪原を登る 船越ノ頭から小蓮華山へ続く稜線
雄大な景色を見ながらの登り 小蓮華山山頂より稜線を振り返る
白馬岳とわたし 白馬沢右俣の大斜面を滑る先行テレマーカーさん
暖冬の今年はそろそろ標高の高い所に行かないと雪がない。 てなわけで北アルプスに照準を合わせる。
例年に比べ1ヶ月ほど雪解けが早いようなので白馬沢もそろそろいい感じかなと甘い期待で出かけてみた。
しかし途中の白馬大橋から見上げると代掻き馬の雪形もまだくっきり出ていない。 まだちょっと早いかなあ(^◇^;

二股にクルマを1台デポしてから栂池に移動しゴンドラに乗り込む。
今月から栂池ロープウェイも運行しておりラクラクで栂池自然園に到着。
さっそく準備して出発。 今回は栂池自然園横断ルートで船越ノ頭を目指すことに。

金山沢上部の広大な斜面を目指して自然園のだだっ広い雪原をのんびり歩く。 天気は快晴なので暑い暑い(>◇<)
栂池自然園を横断して尾根に乗りあがったところでたまらず休憩。
スキー板を外して立ってみると雪面はしっかり締まっている。 なのでここからスキーを担いでツボ足で歩くことにする。

尾根からもうひと登りで金山沢上部の斜面に出た。
広い斜面を船越ノ頭目指して直登していく。 しかし雪が緩みややラッセル気味になる。
まわりのみんなはシール歩行で登っている。 ちょっと後悔・・・
でもアイゼンを外すのもめんどうなのでそのまま稜線まで登りきった。

船越ノ頭(2612m)に登ると雪倉岳や朝日岳が目に飛び込む。 スキー天国も今年はやはり雪が少ないようだ。
稜線上はクラストとラッセルが5:5くらいの割合。 そのままツボ足で進むことにする。
ここからは急登がないので雄大な景色を楽しみながら稜線漫歩気分で歩いていける☆

小蓮華山(2768.9m)のてっぺんに着くと単独のテレマーカーさんが休憩されていた。同じく白馬沢右俣を滑られるとのこと。
後続を待ちながら頂上でのんびりランチを食べて休憩。 天気は下り坂のようだ。 高曇りになって気温も下がってきた。
白馬沢右俣のドロップ地点は小蓮華山から三国境へ少し歩いた小ピークを越えたあたり。
眼下の大斜面を覗くと先にドロップした単独テレマーカーさんがすでに豆粒のように見える。 でっかい斜面だ!

  

白馬沢と白馬岳 上部斜面を滑るMINMINさんと大ちゃん
核心部の入口 斜度の増した斜面を滑る
このあたりデブリまくり デブデブデブデブ(;◇;)
左俣との合流点 唯一楽しく滑れた箇所
さあ、僕たちも急がなきゃ。天気はどんどん下り坂のようだ。 風に煽られながら滑降準備をし、いざ出発♪
ウキウキモードで稜線から大斜面に滑り込むと・・・・・   モナカか(;◇;)

これじゃあ広大な斜面が台無しだあ。 苦労しながら板をまわす。 みんなもヨレヨレで滑っている。
逆三角形の大斜面をヘロヘロと滑り降りるといよいよ核心部分への入口がまっている。
白馬沢はここから斜度が強まり代掻き馬の後ろ足に添うように落ちていく。

雪崩を警戒し一人づつ滑り降りる。悪雪に苦労しながら高度を落としていくと沢は狭まりノドの部分にさしかかる。
しかもこのあたりからデブリだらけ。足腰ガクガクになりながらデブリ帯を滑る。
まだ落ちきっていないブロックに注意しながらもデブリに乗り上げ一向にスピードが上がらない。
頭上の白馬岳主稜を見上げると稜線にテントが見える。 白馬岳の懐深く入り込んでるのを実感。

ヨレヨレになりながらも何故か気分がいい♪ 山スキーは楽しい☆
左から小蓮華山の直登ルンゼを合わさるとすぐに右手に白馬沢左俣が合流してきた。
このあたりでやっとデブリから解放された。 雪質は極上のザラメ♪ いままでのうっぷんを晴らすように快適に滑る。

しかしポツリポツリと雨が降り出した。 先を急ごう。 白馬大雪渓が右手から合流するとすぐに白馬尻に到着。
金山沢にはたくさんのシュプールがついている。 林道に入ると猿倉まであっというまだ。
二股まで長い歩きを覚悟していたが1/3くらいはまだ除雪されてなくだいぶラクできた。

滑りを考えるといまいちでしたがこれも山スキーの醍醐味でしょう。 悪雪でも楽しいものは楽しいのです☆

同行のみなさま素敵な1日をありがとう♪

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