本沢川 白倉又谷 2007年8月5日
メンバー まっちゃん、よっちゃん
筏場(7:05)---10m斜瀑(7:45)---林道終点(8:10)---3段40m滝(10:10/10:30)---二俣(12:55)---トユ状3m滝(13:15)---大台ドライブウェイ(13:55)---徘徊後デポ地(14:55) |
本文中の赤文字は写真あり
入渓点付近 水多いなあ~ | 1m斜瀑と続く2条2m斜瀑 |
5m斜瀑は左端から | 10m斜瀑は白泡まみれ |
流れに押し付けられながらへつり | 林道終点4m斜瀑 |
沸きまくり大釜3m斜瀑は左のバンドから | 続く5m斜瀑は左のリッジを登る |
10m滝も今日は豪快 | 2段15m滝と右枝谷の15m滝 |
今回はまっちゃんと台高の白倉又谷に行くことになった。 前回の又剣谷に続き軟弱デポデポ作戦を決行!! まずは大台ドライブウェイの経ヶ峰付近(西大台への入り口がある)の駐車スペースに1台デポし、もう1台で本沢川を目指す。 前々日に台風5号の影響で大台ケ原に250mm以上の雨が降っているらすぃ。水は多いだろなあ~ 本沢川沿いの林道を終点の筏場目指して走りながら河原をのぞいて見ると濁りはないがやはり水は多い。 でもなんとかなりそうな感じだし無理なら引き返したらいいだけ。 筏場の駐車場には先客のクルマが1台。どこに入ってるのかな?? とにかく準備をして出発。 記録を見ると白倉又谷沿いの林道を終点まで歩いているモノがほとんどだがせっかくなので出合から入渓する。 筏場登山道に入りすぐの橋の脇から河原に降りる。 降り口にはちゃんと白倉又谷と書いた看板があった。 さてさて、増水で川床全体に広がった水の中をじゃぶじゃぶ進んでいく。 左岸すぐ上には林道が見えている。 なんか残念。 5分ほど歩くと釜を持った3m斜瀑が出迎えてくれた。さすがに今日の水量では白泡が沸いている。 う~ん・・・ パス(・0・; 右から巻く。 そこから斜瀑が続いていく。 1m斜瀑を左から越えて続く2条2mも左から越える。 渡渉するときも水圧がありなんとなく本流遡行をしてる気分だ。 遡行自体は難しいところがないのでどんどん進んでいく。 普段は優雅であろう5m斜瀑もドバドバ。 深い淵の10m斜瀑も沸きまくり状態。 水に浸かる気もおきないな。 左に20m滝が架かった支谷を見送る。 続く滝は岩穴をくぐり抜けて越えるがザックがひっかかって苦労する。 3条になってる滝を越え、続く釜は流れに押し付けられながらへつってから壁を登る。 インゼルを過ぎると谷は開けて林道終点地点に到着した。 筏場から1時間強、林道歩きの倍くらいかかったがなかなか美しくて楽しかったので全く問題なし♪ コンクリートの残骸を越えて4m斜瀑の前に立つが水流が強そうなので左から小巻きで越える。 右から小枝が入るとじょじょに谷が狭まり薄暗くなる。 仕事道の木橋の残骸を見ながら進むと大釜を持った3m斜瀑、その先にも5m斜瀑が続いている。 釜はぶくぶくと沸いていてとても入る気にならない。 しばらくあたりをウロウロしながら弱点を探す。 なんとなく3m斜瀑上の左リッジが登れそう。 釜の左端を渡って右上するバンドで滝上にあがる。 そこからリッジを登ると上手い具合に高巻くことが出来た。しかし上にあがって気づいたのだが簡単に巻けるルンゼがあったのでした。 すぐに10m滝が落ちている。 これはどうしようもないので左から巻く。 今度は2段15m滝が見えてきた。すぐ右には支谷のねじれた15m滝が見える。 2段15m滝は下段の滝を左手から簡単に登るが上段は無理っぽい。 左岸に登れそうなリッジがあるが今日の水量では落ち口を渡るのは勇気がいる。 なので少し戻って右岸から高巻くことに。 |
ゴルジュ内2段10m滝は左から高巻き | 馬の鞍谷出合にかかる本谷15m滝 |
すばらしい2段30m滝 | CS4m滝は左壁を直上 |
5m滝は右から巻き | ゴルジュに突入 |
ゴルジュ内連瀑は左から高巻いた | 奥の15m滝は左壁を登る |
トユ状3m滝で打ち切り右斜面から稜線を目指す | 大台ドライブウェイに飛び出た |
どんどん上がっていき適当なところからトラバースに移る。 川床に戻ろうとしたら目の前にどうしようもなさそうな2段10m滝が豪快に落ちている。 川床に戻るのはあきらめて再び高巻き開始。 またどんどん上がっていき、また適当なところでトラバースに移る。 さて降りようと思うとまたまた10m滝が・・・ 再び巻いてやっと落ち口に降り立った。高巻きに40分くらいかかった。 大岩をくぐって穏やかな渓相の中をのんびり進む。左手から湧き水が滝となって落ちているところを通過。 すると前方に人影が・・・ 近づくと釣り師のようでちょうどお魚を釣り上げた瞬間だった。 ごきげんの釣り師に僕達は本谷に入る旨を告げて先行させてもらう。 すぐに右から15m滝が落ちていて直進方向は壁が狭まりゴルジュ状になった支谷が出合う。 この右手の15m滝が本谷で前方のゴルジュは馬の鞍谷のようだ。 僕達は本谷を行くので15m滝の右斜面にとりつく。滝の途中で右の藪に逃げて落ち口へ。 落ち口に上がると立派な仕事道が通っていて拍子抜けた。 しかしすぐ目の前には2段30m滝が登場して感動。 すばらしい景色なのでここでランチタイムにする。 滝上には10m滝が続いていてとても立派な滝だ。 太陽もさしてきてとても気分のよい空間だ。 パンとおにぎりを食べて重い腰をあげる。この滝は右岸のよく踏まれた仕事道を利用して高巻いて行く。 食後の急登はつらい(>◇<) ヒーヒー言いながら登る。適当なところで仕事道を離れ川床に戻った。(巻き所要時間15分くらい) 滝上からは廊下が続き快適に直登できる4mくらいの滝が連続する。 右から枝谷が小滝で入るのを見るとすぐに5m滝。これは登れないので右から巻いた。 このあたりも滝が連続して飽きることがない。しかし、二人ともそろそろヘロヘロ気味だ(>◇<) しばらく進むと両岸が狭まってきてゴルジュ状になる。 そのままゴルジュ内に入ると谷は一気にV字状になりその中に小滝が連続する。 つっぱりで進んで奥を覗くと出口の5m滝が抜けれなさそう。左の壁から巻いて5m滝の落ち口に懸垂で降りた。 その後も10m滝が2本続く。いいかげん勘弁してくれモード。しかしまだ勘弁してくれないらしく滝が続く。 最後に15m滝を左壁から越え、少し行くと二俣に到着した。 左岸には植林小屋があったであろう台地がある。 ここはクルマをデポしてある経ヶ峰に近い左俣を選んで進む。このあたり谷はとても穏やかになっている。 この頃に雨が降り出し、雷も鳴り出してどんどん雨脚が強くなる。 なんとなく厭戦気分も高まりトユ状3m滝で踏ん切りをつけて右の斜面から稜線を目指す。 この斜面が植林の急斜面でヨレヨレになりながら登る。やっとのことで稜線に飛び出したところが大台ドライブウェイ!! ここで失敗。 なんとなく経ヶ峰の右側に出ると思い込んでたので、地形図も確認せず「ひだり、ひだりっ!!」っとお気楽発言。 大台ドライブウェイを行けども行けどもクルマにたどり着かない。 これはおかしい・・・ と気づくまで30分かかる(^^; 地形図を見ると思いっきり経ヶ峰の左側に上がっていた。 ドライブウェイを詰め上がった場所までもどり、そこから右に5分でクルマにたどり着いたのでした(;◇;) まっちゃんごめんなさい。 最後に失敗しましたが白倉又谷じたいはとても楽しいところでした。 下部の林道沿いもなかなかの美渓でとばすのはもったいないところです。 中間ゴルジュから30m滝はメジャーですがその上部も滝が連続してなかなか捨てたものじゃありません。 でも出合から詰めるとさすがに疲れました(>◇<; |