おんなの迷い道 (ONF Part1) 2004年4月17日〜18日

メンバー たかこちゃん、まほちゃん、よっしぃ 

4/17 三之公(9:30)---山ノ神ノ頭(12:30/13:15)---1164P南側鞍部キャンプ適地(15:10)
4/18 テン場(6:25)---山ノ神ノ頭(8:20/8:35)---馬ノ鞍峰(14:40/13:40)---三之公(15:30)

 

三之公林道終点から対岸の急斜面に取り付く 地形図で現在地確認(773P付近にて)
道をハズスとこんな目に…^-^; 山ノ神ノ頭手前にあったおもしろいヒメシャラ^-^
湯谷ノ頭方面への痩せ尾根を行く FIXロープの急斜面を下る
3月の初級雪山訓練に続き、今回は読図訓練を行うことなった。
場所は台高山脈の核心部。複雑に尾根が絡み合いながら果てしなく続いていくアップダウン!
果たしてエテギャル達は耐えられるか! ひひひ…(`◇´)
鬼コーチは薄ら笑いを浮かべながら二人を三之公林道終点へ案内した。

鬼コーチは叫ぶ「あらかじめ2万5千分の1地形図を用意してもらっていたと思う。現在地を示せ!」
エテギャル達はほとんど初めて見る地形図を前にうろたえた…
鬼コーチは容赦なく次の質問にうつる「山ノ神ノ頭に登るにはどの尾根をたどるのか!」
さすがに無理があったようだ。まずはコンパスの使い方や磁北や等高線等の説明をする。

なんとなく本日のルートを理解したところで行動開始。
駐車スペースからいったん明神谷を渡り対岸の斜面にとりつく。
エテギャル2号が登山道を無視して、いきなりザレた斜面を登ろうとした。先行き不安^^;
気をとりなおして登山道を登る。道には立派な赤テープがついてる。
つづら折れの急登を登る。もちろん地形図にはこの道は載っていない。
鬼コーチ「地形図と実際の地形を見比べてだいたいの現在地を把握するように」
登りきると尾根に出た。地形図上の773Pに間違いないか確認してもらう。
だんだん地図を読む姿もさまになってきている^^

尾根はくの字に折れながら山ノ神ノ頭まで続いている。
尾根をたどる上での注意などを説明したあと先へ進んで行く。
北東へ進路をとり904Pまで登る。少し地形が複雑になる。
やはりここでエテギャル1号がとんでもない方向に進む^^;
迷いやすい地形では地図とコンパスをこまめに確認するように指示。
なんとか、進むべき方向をわりだしルートに戻る。

尾根がひろがり山ノ神ノ頭も近い。エテギャル2号はシャリバテ状態で足が重そうだ。
やっとのことで山ノ神ノ頭(1099.1m)にたどりつきランチタイムにする。
いよいよ台高山脈主稜線に乗っかった。いよいよここからが本番だ。

まずは東に伸びる痩せ尾根を進む。道は微妙に方角を変えながらアップダウンを繰り返す。
エテギャル達は現在地の確認に苦労している。
それでも順調に進み、今日のキャンプ地まで近づいていく。
本日最終休憩中。
鬼コーチ「キャンプ適地に行くまでに注意しなくては行けないのはどこか?」
エテギャル2号「1164Pの頂上は踏まずに手前で右に折れることです!」
鬼コーチ「よし、その通りだ!」
しかしエテギャル2号は右折地点を無視して真っ直ぐ登って行ったでした(T-T)

そろそろ二人の疲労もピークなのか。赤テープを見失っても地図で確認する余裕を無くしている。
一番道に迷いやすいお手本を見ているようだった。

 

キャンプ適地は貸し切り状態 勉強熱心なふたりは今日の行程を復習
ハードな昼間とは反対に夜はまったり^^ 再び痩せ尾根を戻っていく
山ノ神ノ頭で集合写真^^ 馬ノ鞍峰で下山ルートの地形を確認中
1164Pから南側の斜面を下ると、広々とした鞍部に降り立つ。
今回、このコースを選んだのはここでキャンプをしたかったからだ。
水場もありとても気持ちの良い場所だ。

荷物を降ろしてテントを設営する。訓練を終えると鬼コーチの役割もひとまず休憩。
夕食までのあいだのんびりと過ごす。エテギャル達もねっころがってくつろいでいるようだ^^
時間がゆっくりと流れてとても贅沢でシアワセな瞬間だ。
これだからテント泊はやめられない^^
夕食は鍋を囲んで歓談^^ 日も暮れてきてランタンの明かりでまったりと過ごす。
お酒を飲みながら地面に寝転んで星空を眺める。 

2日目。再び鬼コーチに戻る。
エテギャル1号は食材が無くなって軽くなったザックに石を詰めている。
エテギャル2号もやる気がみなぎっている!
二人のモチベーションが高いからこちらも本気で勝負する。

さあ、出発!! ・・・しかし、いきなり道をはずす(T-T)  だめだこりゃ。。
山ノ神ノ頭までは来た道戻るだけなのに・・・ ああ。
なんだかんだといいながら湯谷ノ頭まで戻ってきた。
鬼コーチ「ここは湯谷ノ頭に間違いはないか? 標高何メートル?」
エテギャル1号「書いてません!」
鬼コーチ「・・・・等高線から読みなさ〜い!」

再び山ノ神ノ頭に帰ってきた。少し休憩。
地池越まで難しいので地形図で確認しておくように。
エテギャル達はあ〜だこ〜だと予習している。
さあ出発! いきなり三之公林道方面に歩き出すエテギャル(T-T)
なんでやね〜ん!! 縦走路は北へ続いてるでしょ(><) そっちは西。。

それからも致命的な道間違いをしながらなんとか地池越まで到着。
ここからは相変らずアップダウンは多いものの順調に馬ノ鞍峰(1177.8m)にだどり着く。
ここでランチタイム。あとは下るだけ。下山コースを地形図で確認。
この頃になるとエテギャル達の読図も安心して見ていられる。

さすがに馬ノ鞍峰。下山路はしっかりした道になっている。
エテギャル達も元気に下っていく。しかしすごい体力だ!
かくし平からはもう迷うこともない。しっかり踏まれた道を駐車場まで戻って行くだけだ。

さすがに関西でも屈指の難ルート。台高山脈は美しくも厳しい尾根だ。
二人はやはりエテギャルの名に恥じない体力の持ち主だった。
読図はまだ危ういところがあるが、このルートで道を外しても恥ずべきことではない。
しっかり経験を積んで行けば十分この尾根と互角に渡り合える実力はすぐに手に入るでしょう^^

がんばれエテギャル!!

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