玄倉川 小川谷廊下 2009年8月2日

メンバー ヤンタカ、はっしい、けも、だる、あう 

林道ゲート(10:15)---小川谷出合(10:30)---石棚(12:05)---登山道横断地点(13:00)---林道ゲート(13:40)

本文中の赤文字は写真あり

小川谷出合 F1 2m
CS5m滝 7m滝は左から
5m滝は左壁から 水増えてきた
滝が多すぎておぼえてない 河原になるがすぐに第2ゴルジュが始まる
だいたい水線沿いを進む 水はどんどん茶色く濁ってくる
予定ではホラノ貝ゴルジュだったが天気がそれをゆるさない。 せっかく山梨までやってきたのに・・・
いろいろ代案を考えていると、けも氏が小川谷廊下はどない?とのたまう。
携帯で天気予報を見ると奥秩父より丹沢の方がまだマシのようだ。

関西人の僕でもうっすらと聞いたことある名前だったのでほんじゃそこにいくっ!となる。
やまない雨の中を2時間ほどかけて丹沢に移動。雨はどんどん強くなるようだ。
廊下やのにこんな雨降りでもいけるの?と、小川谷7回目のけも氏と昨年行っただるだるに聞くとラクショーとのこと。
ほんまか?? ヘンタイの言葉をうっかり信じるとハマってしまうので油断できない。

林道ゲート手前のスペースにクルマを止めて出発準備。昨夜の深酒で自爆したにゅで氏をクルマに放置し歩きだす。
まずは林道を下っていき途中でコガイ平沢に降りる。いくつか堰堤をハシゴで下り、
小川谷出合に到着。

最初は広い河原だがすぐに廊下状になってくる。
2mくらいのF1を右壁から登るとお次はCS5m滝が出てきた。
ここはCSの右側の倒木を利用して登る。ちびっこのたかやんは苦戦してはる。なんとかしてあげたいが身長はどうすることもできない。

雨脚はどんどん強くなるようで、またまた天気予報にだまされたのか。
廊下状の中に滝がいっぱい出てくる。とにかく登るのみだ。
この雨の様子だと濁るのも時間の問題だなと思っているとやはりみるみる濁ってきた。
ややこしい滝はないので水が多いのが幸いして楽しさも増しているようだ。普段何気なさそうな滝も手強くなってるのだろうなあ。

いったん
河原になって右からワナバ沢が入る。すぐに第2ゴルジュに突入。
こちらも楽しい廊下状が続く。しかし水がどんどん増えてるのが気になる。

 

4m滝 4m滝上の廊下帯
大岩のある滝 第3ゴルジュに入る
水が多くて楽しく進める 5m滝の奥に石棚2段20m滝が見えてきた
石棚2段20m滝 石棚上の廊下帯
奥の4m滝を越えると河原になる 最後は泥水化していた
4m滝は右側壁から落ち口にトラバースするのだが僕は落ち口への一歩が出ずにはっしーにお助け紐で救助してもらった。
4m滝上の廊下帯はなんでもないへつりで落ちる。 我ながら登りが雑やなあと反省。
先日の増水逆河内ではややこしいへつりでも一回も落ちなかったのに・・・ 緊張感の違いが登りに影響しているのだろう。
今度は
ツルツルの大岩が左側にかぶさった滝が出てくる。ここは大岩の左端に残置ロープがあったのでありがたく使う。
その上でいったん廊下は終了するが、すぐに第3ゴルジュ(石棚ゴルジュ)に入る。

こちらも廊下の中に適度な滝が詰まっていて楽しい。水が多くて楽しさも増量している。

5m滝
でいったん廊下を抜けるとホールになっていて石棚2段20m滝が登場。水が多くて迫力がある。
ここで先行グループに追いつく。こんな雨で他のパーティと出合うとは思わなかった。さすが人気の沢だけのことはある。
石棚はよう登らんので左の岩場から巻き上がった。
滝上も廊下帯が続いている。だるだるはテンションあがってにゃーにゃーと雄たけびをあげながら登っていく。

左から支谷がまっ茶の泥水の滝となって落ちている。こりゃあ本流も時間の問題だ。先を急ごう。
廊下帯の奥に4m滝が出てくる。これが最後の滝らしい。
直登しようとして泥水シャワーを2回浴びてメガネが真っ白になる。何も見えず戦意喪失し落ちる。
すごすごと左から巻き上がった。

壊れた堰堤を通り過ぎると河原に出る。当然、
水は泥水化している。
河原を進み登山道が横切るところで打ち切り。雨の中ランチタイムにする。
右岸の山道にあがりあとは駐車地目指して歩いて行く。
山道はところどころ崩壊しているが巻き道もしっかり踏まれていて問題なし。
30分も下ると林道に飛び出してすぐに駐車地に到着。

なんだかんだと言っても水が多くて楽しめました。
ただあと出発が1時間遅かったら泥水濁流になり遡行困難になったでしょう。ぎりぎりセーフでした。

代案じゃなければなかなかこれなかったであろう小川谷でしたがコンパクトで半日あれば楽しめるところでした。
楽しい谷が近くにある首都圏の人がうらやましいです。でも帰りの渋滞で果てました。

同行のみなさま、ありがとう!

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