蓮川　ヌタハラ谷　２００７年６月３日

メンバー　たかやん、よっちゃん　

本文中の赤文字は写真あり

ヌタハラ林道に入った最初のカーブで駐車	３条5ｍ滝は右端の滝を直登
右岸の洞穴から流れ出る水	6ｍ滝は左の溝を登る
２条10ｍ滝は左岸から高巻いた	夫婦滝下段20ｍ
夫婦滝上段70ｍ	高巻き中から夫婦滝上段70mを見下ろす
ウォーミングアップ沢行・蓮川シリーズもそろそろ終盤。今日は大滝があるヌタハラ谷にレッツゴー。 ヌタハラ林道が沢筋から離れていくヘアピンカーブのスペースに駐車する 今日は未明からあいにくの雨模様。　準備してると肌寒い（＞◇＜） 林道から暗〜い谷中を覗いて見るが水の量は増えてないようだ。　寒いのでさっさと歩き出そう。 まずは左岸に付けられた仕事道に入りすぐに谷に下りる。しかしいきなり3ｍ滝に阻まれて再び仕事道に登り返す。 すこし仕事道を進み、あらためて３ｍ滝上から入渓。　雨降りのこともありゴルジュ内は薄暗い雰囲気だ。 いくつかの小滝を登りながら進んでいくとゴルジュが終わった。　３条5ｍ滝は右端の滝をシャワークライムで登る。 その先すぐに右岸の洞穴から水が流れ出ている。　赤茶色のナメを通り過ぎすこし行くと6ｍ滝が立ちふさがった。 これは滝身左の溝が登れた。　3ｍ滝を越えて次の２条10ｍ滝は左岸を巻き上がる。 この滝は左の水流が噴出しているのに右の水流は簾状になっていて面白い。 再びゴルジュ状になり小滝をこなしながら進んでいく。 すると前方に夫婦滝下段20ｍ滝が立ち塞がる。残念ながらここからは上段滝の姿が見えない。 左岸に入る枝谷から高巻き開始。　壁の弱点を探しながらどんどん登っていく。 一箇所越えれそうなところがあったので木の根や枝を掴みながら登る。 壁の上に出て滝の方へ戻りながらもまだまだ登らされる。 高巻き途中に上段の70ｍ滝が姿をあらわした。　下段からは想像できないような豪快な滝だ。 ガレをトラバースし落ち口方面に移動していくがなかなか高度感のある巻きだ。 落ち口はすぐそこに見えているがあと少しが近づけない。　 そこからもうひと登りしてやっと川床に戻れた。　この高巻きに４５分くらいかかった。

夫婦滝上の8ｍ滝	8ｍ滝
不動滝２段50ｍ	5ｍ滝　奥にネコ滝？コウセイ滝？が見える
これはネコ滝？　コウセイ滝？	最後の滝はアザミ滝？
稜線から見下ろす詰めの部分	桧塚付近を行く
夫婦滝上には8ｍ滝が続いている。　これは左岸から巻き越える。 いくつか滝をこなすとゴーロになる。　しばらくは平凡。　左岸にガレが入るとまたゴルジュになった。 このあたり直登できる滝も多い。　すると再び豪快な滝が立ち塞がる。　不動滝２段50ｍだ。 ここも左岸から巻き始める。斜面を登っていくと登山道かと思える程の立派な仕事道に出る。 この道をたどり川床にもどったところが不動滝の落ち口だった。この巻きは１０分くらいですんだ。 滝上は広々としてよいテン場もある。 少し休憩しパンを食べる。　雨が降り続いてるのでじっとしてると寒くてしかたがない。早々に歩き出す。 トユ状のナメを通り過ぎ平凡な流れをしばらく進む。　すると5ｍ滝の奥にまたかっこいい滝が見えてきた。 近づくと２段で40ｍはあるか。　エアリアマップによるところのコウセ滝なのかネコ滝なのかよくわからん。 名前が付くほどのかっこいい滝であることは間違いない。　ここは右岸から巻き越える。所要時間１５分くらい。 滝上はおだやかな感じだ。　次に出てきた二俣は右俣に入る。 するとアザミ滝20ｍが立ち塞がる。　この上はもう滝がなかったのでたぶんアザミ滝なのだろう。 ここも右岸から巻き始めるが壁が立っていてどんどん左に左に行かされる。 壁の切れたところでモンキークライムで攀じ登るが傾斜がきついので慎重に。ここも１５分くらいで滝上に出た。 壁上は再び穏やかな流れ。　途中広々とした草原状になるがしつこく谷筋を忠実に進む。 最後は登山道のある尾根に詰めあがった。 登山道を右に進むとひとのぼりで桧塚奥峰（1420ｍ）に到着。残念ながらガスが出て展望はきかない。 明神平から縦走してこられた方や木屋谷方面から登ってこられた方やらで賑やかな頂上だ。 ここでランチタイムにするが、やはりじっとしてると寒いので早々に出発する。 そのまま縦走路をどんどん進むと桧塚（1402ｍ）のてっぺん。ここから先もしっかりした踏み跡とテープがついている。 地形図1214ｍ地点付近でヌタハラ林道への分岐がある。 最初は広い斜面だが高度を下げると尾根らしくなる。　右側が植林、左側が自然林って感じのコントラストが印象的だ。 この道をどんどん降りると３０分ほどでヌタハラ林道に飛び出した。あとは林道を延々下るとクルマを置いているカーブにたどり着いた。 とても楽しい谷でした。お天気が雨降りだったのが残念。またいつかいい日和にのんびりと歩きたい場所です。

REPORTに戻る