大又川 西谷 2005年9月10日

メンバー まっちゃん、憲ちゃん、よっしぃー 

林道ゲート(7:10)---行合(8:10)---50m滝(8:50)---蛇の目滝(8:40)---二俣(12:10/13:30)---林道ゲート(14:25)

 

最初のゴルジュが始まる 2段7m滝 泳いで右の岩に取り付く
2段7m滝を通過中 けっこう泳がされる^-^
ここも泳いだ^-^; 美しい8m滝
黒倉又谷、小黒谷と続いてきた「まっちゃんの沢登り」シリーズ第三弾を企画する事になった^-^
「今回はどこに行こうかなあ〜」と悩むうちに以前から気になっていた大又川西谷が思い浮かんだ。(あくまで自分中心)
場所は台高山脈の南端。 どちらかというと南紀の谷に入れてもいいようなところ。
直前にまっちゃんの友達の憲ちゃんの参加が決定♪ しかし初心者と同行するのに沢の難易度はよくわからん・・・^-^; 
憲ちゃんも神童子谷に何回か入ったことがあるらしいのでまあなんとかなるかな。(ちなみに僕は神堂子谷を知らない)

下北山スポーツ公園で仮眠をとって、明るくなってから現地に移動する。
R169を南下し三重県に入って最初のトンネルを抜けたところに架かる橋が大又川西谷らしい。
トンネル出てすぐの分岐を左折し西谷の林道を進んでいくとゲートがあり手前のスペースに駐車。ここが今回の入渓点になる。

さっそく準備して出発! まずは駐車地の横からガレを下り沢床に降り立った。
先日の台風で台高にもとんでもない量の雨が降ったらしいが、今日の水の量はやや多いくらいかなあ。
歩き出してすぐに堰堤が立ち塞がった^-^;  これは右から巻く。  堰堤の上にあがると伏流の河原になっていた・・・
しばらく水のない河原を進んでいく。 するとじょじょに流れが出てきて最初のゴルジュが始まった。

谷幅は狭いが両岸が低いので圧迫した感じはしない。 水も澄んでいてとても気持ちがいい^-^
積極的に水に浸かりながら滝を越えていくと2段7m滝が行く手を阻んだ。
簡単に巻けそうだが、せっかくなので釜を泳いで滝右横の岩壁から這い上がる。
続く二人はどうかなと思いながら見ると、とても楽しそうに登ってくるのでひと安心^-^
さすがまっちゃんも憲ちゃんも普段テニスで鍛えてるだけはあるっ!! 関係あるかどうか不明だが。

最初のゴルジュを抜けると河原になるがすぐに淵が出てきた。 もちろん泳いで越える^-^  淵の先は2条V字滝。
その先にも淵が・・ けっこう泳ぐ沢やったのね。。 今回は忙しくて事前研究はほとんどしておりません(^-^ゞ 

右手から滝で落ちてる枝谷を過ぎると谷は右に曲がって8m滝を架けていた。 なかなか美しい滝だ。 ここは左岸から巻いた。

   

幅広3m滝は好きなところから登ろう^-^ 両岸が極端に狭まる行合い
行合いにチャレンジ中 壁際をじりじりと進む 行合いの後ろから記念撮影(^-^)V
8m滝は斜上するバンドに乗って滝上へ 50m滝は豪快!
8m滝の上からは再びゴルジュ状になる。
幅広の3m滝を越えて小滝をいくつかやり過ごすと、両岸が極端に狭まった行合いの3m滝が登場。
釜を左岸沿いに泳いでいく。 滝に近づくにつれて流れが強くなるので壁を伝いながらじりじり詰め寄る。
最後は気合でうおりゃ〜っと滝に取り付いて通過^-^  さて、残る二人は大丈夫かなあ。。  正に高見の見物気分♪
    ・・なかなか続いてこない^-^;  岩壁にかくれて笑い声はするけど姿は見えないのが残念。。 楽しそうでいいなあ。。
しばらく待つが   ・・まだこない。。 やはり流れがちょっとキツイのかなあ。。 笑い声だけ聞こえる。。 混ざりたいなあ。。 
すると憲ちゃんがじりじりと近づいてきた! 滝の取り付きで苦労してるのでスリングで引っ張りあげる。
さて、まっちゃんは・・・  しばらく待ってると流れに負けて流れていくのが見えた。 力尽きたようだ。。 さようなり〜(T◇T)/
もう少し悪戦苦闘してる姿を見たかったが、しかたがないのでロープを出して引っ張ることにする。

行合いを過ぎるとゴルジュは終わる。 いくつか滝を越えていくと8m滝。 左壁に左上するバンドがあるのでそれを使うことにする。
バンドに乗り上がるのに僕とまっちゃん二人がかりでヒーヒー言ってたのに憲ちゃんは倒木を使って一人でひょいと乗ってしまった。
乗ってしまえばラクラク滝上へ♪

滝上に上がると正面に50m滝が見えてきた!! 手前の15m滝の横を登り50m滝の前に立つ。 かなり豪快だ!
まっちゃん、憲ちゃんコンビもよろこんでいるようで良かった^-^
高巻きルートを目でおって探すと、右岸の岩稜を登れそうだが今日の水量では対岸に渡る勇気が出ない。
失敗したら15m滝下までもっていかれてしまうだろう。 なのでいったん15m滝の下までもどりそこから右岸を高巻くことにする。

しかし、この高巻きは出るわ出るわ(><) ヒルだらけ。 ひええええ〜
あっちにもこっちにもヒルが立ちあがってユラユラと揺れているじゃないですかっ!! 
靴に乗っかってくる無礼なヒルにはかたっぱしから虫除けスプレーをかけて指ではじく。 
沢タイツ&ネオプレンの靴下で足回りは絶対的な安心感があるのだが、やはり気持ちいいものではない。
こんな所ではぜったいコケたくない。。 足早に巻き上がり沢床にもどってホッと一息 

 

ここも泳いで滝身に取り付く がんばる二人!!
滝が続き・・ とても楽しい♪
蛇の目滝(不動滝)45m けっこう悪い高巻きでした
滝上からもまだまだ滝は続いていく。 小さい釜の2m滝も泳いで取り付く。 続く二人も頑張ってます^-^ 
もう完全に安心して見ていられる。 このあたりは次から次と滝が出てきてとても楽しい^-^ 

すると前方に蛇の目滝(不動滝)45mが豪快に落ちているのが見えた。 両岸が立っていて素晴らしい景観だ!!
滝の近くまでよってしばらく見とれる^-^  ここは流れを渡って右岸から高巻きにかかることに。
少し登っていくと壁が立っているのでその壁に沿って上へ上へと登っていく。
ここはさっきほどもヒルがいないのでよかった^-^ でも時々見かけるなあ^-^;
この巻きはいつまでも壁が続き結構登らされる。 壁が切れて行けそうな感じがしたので登っていくと最後は立っていて行き詰る。
ここは二人にはきつい思いをさせてしまったかも。 反省^-^;  

それでもなんとか壁の上に出て小尾根を乗りこす。 反対側にすこし下ると滝が落ちてる枝谷に出た。
枝谷を渡るとやっと沢床が見てきた。

 

やっと高巻き終了^-^ まだ泳ぎます
泳いでます トユ状6m滝 滝の右側を登る
美しい 帰りの林道から見た蛇の目滝(下)と枝谷の滝
降り立ったのは蛇の目滝上の10m滝落ち口だった。 結局この高巻きには1時間半ほどかかってしまった。

その先もしばらく両岸狭く、泳ぎが出てきたりしてクールダウンができた^-^
トユ状6m滝を滝身右側から越えると、渓相は穏やかになりのんびりとした気分で歩いていける。
そのうち左岸上に林道が並行するようになると砂防堰堤が出てきた。
「これ越えたらランチにして林道に上がりましょう」と遡行も終わりの気分。右岸から堰堤を越える。

すると堰堤上は伏流の河原になっていた。  水がない(^-^;  お湯が沸かせない(;◇;)  ランチが・・・(T◇T)
すぐに二俣になるが水の気配はまったくない。  水が出そうなのは右か左かっ!? 人生の選択に迫られる。。
ここは左俣に入り少し進むとやっと水流が!! よかったよ〜♪ 
やっとランチタイム。 お湯を沸かしてラーメンを食べながらしばし歓談。 
二人とも今日の沢登りをとてもよろこんでくれてるようでよかった。 高巻きの悪場もヒル地獄も終わればいい思い出。 ・・・かな^-^;

楽しいランチも終わり帰り支度。  あとは林道をゲートまで下っていくだけ。
帰り道、林道途中から見下ろした蛇の目滝と枝谷の滝を見たときはさっきまであそこにいたんだと感慨深いものがありました。

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