舟ノ川入谷 ナメラ谷 2007年6月23日
メンバー たかやん、よっちゃん
入谷ゲート(6:25)---ナメラ谷出合(7:15)---林道横断地点(8:10)---CS10m滝(11:20)---登山道(13:35)---頂仙岳(14:00/14:15)---林道(16:00)---入谷ゲート(17:00) |
本文中の赤文字は写真あり
入谷林道ゲート | 対岸のナメラ谷を見落とさないように |
ナメラ谷出合い | 3段15m滝 |
2条7m滝は直登 | 10m斜瀑 |
岩間6m滝 | 大ゴルジュ入り口10m滝 |
今回は久しぶりに大峰の谷に向かった。前日から降り続いていた雨は出発地の入谷出合に着く頃には上がったようだ。 林道ゲート前の空きスペースに車を止めて舟ノ川をのぞいてみる。 用事で参加出来なかったまっちゃんの「濁流で入渓できなかったらいいのに。いひひひ・・」との捨て台詞とは裏腹にとても穏やか。 遡行には全く問題なし。さっそく準備をして歩き出す。 入谷林道のゲートを横からすり抜け長い林道歩きが始まる。 雨上がりで湿度が高く気温も高いのですぐに汗まみれ(>◇<) 入渓前にヘロヘロ状態だ。あづいあづい〜 林道は入谷の右岸沿いにつけれられているが目的のナメラ谷は左岸の大支流だ。見落とさないように地形図を見ながら慎重に歩く。 なんとなくそれらしい谷が見えてきたので踏み跡をたどって入谷の河原に降り立つとすぐにナメラ谷の出合があった。 ナメラ谷に入ると流れは右にカーブをし、すぐ先で左に曲がったところから両岸狭まり奥にトユ状3段15m滝が落ちている。 これは手が出ないので左岸を巻きあがる。 いきなりの急斜面の登りだ。 ひーひー言いながら登る。 滝上から流れに戻るとゴルジュ状で2mくらいの小滝が架かる。よいしょと乗り越えて進むがこの谷はどうもヌルヌルしていて気を使う。 その先は左手に大岩がある2条7m滝。ここは滝身の右を直登する。続いて釜を持った10m斜瀑が右から入る。美しい滝だ。 右手を小巻きで滝上に上がる。その先で谷は開けてくるが流れがインゼルになるあたりでなんと林道が横切った。 なんとなく興ざめな気分になるが林道の恩恵も多大に受けてるので文句は言えないか・・ 林道を乗り越してしばらくは平凡な渓相。右手から滝をもった枝谷が入る。岩間6m滝を越えて左に杣道の壊れた木橋を見送ると2m滝。 それを越えると左から10m滝を落ちている。どうやらこの先から核心の大ゴルジュがはじまるらしい。 |
巻き途中から見た連瀑帯 | またまた10m滝が立ち塞がる |
シャワーが気持ちいい☆ | ゴーロが終わり再び滝が続くようになった |
10m滝 | CS10m滝 |
谷はルンゼ状になる | さすがに最後は源流っぽくなる |
で、10m滝は全く手が出ないので左岸を巻くことにした。 小尾根を登っていると10m滝の上には連瀑が続いているのが見えた。おお〜すごいすごい(・◇・) その先は両岸狭まっているがここからは中が覗けない。 どんどん追い上げられてしまう。 トラバースに移るが壁が続いてなかなか川床に戻れない。 雨上がりでなのか泥壁がづるづる滑りとてもいやらしい。 壁が切れたところでようやく水辺に戻れると思ったらその先にまたまた10m滝が架かる。 またまた高巻き開始。 ヒーヒー言いながら巻きまくる(>◇<) 今回もなかなか谷に戻ることが出来ない。 高巻きもなかなか渋い。 壁の上のトラバースが続きやっとのことで川床に戻ることが出来たのは巻き始めてから1時間くらいたってからだった。 すぐに水に浸かってクールダウン。冷たくて気持ちいい〜 そこから谷はゴーロ状になりいったん伏流になる。しばらくは水が出たり無くなったりしながらゴーロが続く。 途中の河原でランチタイムにしておにぎりをかじる♪ お天気もよくてとても気持ちいい。 右岸にーが立ち始めると再び滝が続くようになる。このあたりは直登できるものも多くて快適に進む。 しかしシャワーばかり浴びると寒くなってきたので後半は巻きばかり(・◇・; CS10m滝上の8m滝は右から高巻くが壁でいきづまったので投げ縄で越える。 谷はしだいに傾斜が強くなりルンゼ状になってくる。 崩壊壁からの落石を注意しながらどんどん登る。 ルンゼ状の中にもたくさんの小滝がかかりなかなかすんなりとは進まない。 それでも徐々に源流の雰囲気になってくる。 トウヒの原生林の中を苔むした地面が覆う。 最後は頂仙岳方面から明星ヶ岳に抜ける登山道に飛び出した。 登山道を左に少し進むと川合と狼平に向かう道に分岐している。 川合方面に少し進み頂仙岳(1717.4m)のてっぺんに登ってランチタイム。頂上から北側の展望がひらけていた。 さてさてこの谷は下りがやっかいらしい。 僕たちはナメラ谷と桶側谷の間の尾根を下ることにする。 尾根はとても迷いやすい地形だがラッキーなことに青色ナイロンテープの目印が入谷林道まで続いていて迷わずに降りれた。 あとは長い林道歩きで駐車地まで戻るだけだ。 残念ながら核心部のゴルジュは高巻き中心になってしまいましたが、それでも登れる滝も多く楽しい谷でした。 それより何より往復の林道歩きが疲れました。 あう〜(>◇<) |