谷川岳 熊穴沢 2006年4月8日〜9日
メンバー かっきー、こてっちゃん、きむひろさん、moto.p、(4/9のみ お気楽さん、TAKUさん)、yc
4/8 天神平(10:50)---熊穴沢避難小屋(11:35/12:00)〜〜土合口(12:20) | |
4/9 天神平(7:30)---肩ノ小屋(10:40/12:10)---谷川岳(12:40)〜〜熊穴沢避難小屋(13:55/14:10)〜〜土合口(14:50) |
天神平駅についたらこの有様(-_-; | てなわけで朝からコレです |
せっかくなので熊穴沢から降りようと行動開始 | やや天候回復の兆候♪ |
景色も見えてきた♪♪ | 熊穴沢のコルで記念撮影 |
熊穴沢滑降 | 熊穴沢下部 |
「たまにはこちらに来なさい」との関東チームから命令を受けてやってまいりました谷川岳!! せっかくなので上越の超メジャールートを2本頂こう♪と期待を抱いて土合についてみると・・・ かっきー、きむひろさん、moto.pと共に前線を伴った低気圧が待っていてくれました(>◇<) とにかく上まで行ってみようとロープウェイで天神平駅に到着すると予想通りのホワイトアウト。。 「だめだこりゃ」ってなわけで10分後にはスキー場のレストハウスで「カンパーイ♪」となる(^−^; 「今日はあかんわあ〜(×◇×)」と意気消沈のまま2時間ほど楽しい宴会をしていると・・・ なんとなく空が明るくなってきた!! いい感じやん!!と作戦会議を開始♪ 結果せめて熊穴沢でも下ろうってことに決定。 出発準備を整えてReスタートとなった。 ロープウェイの駅の裏が登山口。。 なんとなくつぼ足で行けそうなのでスキー板は担いで登ることにする。 しかし見た目より結構沈むので最初の登りでバテバテ。。 さっきのビールが腹につかえている(T◇T; うぷっ しかしながらさすがにmoto.pはどんどん進んでいかはる。バリエーションの達人だけあってついていくのが大変だ。。 ヒーヒー言いながらもなんとか天神尾根まで登りきると鞍部まで少しの下り。 moto.pがだあーっと走り下ったが、スキー板が木にひっかかってコケている^−^ チャンスとばかりにやっと追いつく♪ 鞍部からはだらだらと登りかえし、尻出岩を慎重に下ると熊穴沢のコルは近い。 このあたりまでくると天気もやや回復し時おり晴れ間も見え出したぞ♪ 避難小屋は完全に埋まっていて鉄の棒だけが雪面から出ている。 視界も出てきたのでこのまま谷川岳の頂上まで行ってしまいたかったが・・・ どうも他のメンバーのテンションが低く断念。 予定通りここから滑ることにした。 順番に沢のど真ん中を快適に滑っていく。 左岸の斜面にはいくつもの亀裂が走っているのであまり気持ちのいい場所ではないな。 しばらく滑っていき西黒沢と合流すると広々とした雰囲気になった。 しかし左岸から押し出したデブリであまり快適とは言えない。 デブリをさけて右岸の斜面をトラバースする。すぐにスキー場の田尻沢コースと合流。 圧雪されたコースを土合口まで滑って本日の行程は終了^−^ 予定よりだいぶ早く降りてしまったので、温泉&観光で時間をつぶしてから再び土合口まで戻って今夜の宿とした。。 |
翌日はさらに天候悪化(T◇T) | 尻出岩を越える |
肩ノ小屋で放心状態 | 頂上を目指すバカ3人 |
無事に到着いたしました | 下りは安全策でしばらくツボ足 |
さて期待の翌日は・・・ 前夜からの雪が降り止まないが予報では回復の傾向らしいのでとりあえず突っ込んでみることにした。 今日はお気楽さんとTAKUさんも合流♪ 総勢7名でのスキーだ! 昨日と同じくロープウェイで天神平駅へ。 早速準備をしてすぐに歩き出す。今日は他にもパーティが何組かあって大人数で谷川岳方面を目指す。 天神尾根に登り、昨日と同じコースだがひと晩で35cm積もったようでラッセルつき(><) 熊穴沢のコルまでやってきたが天候は全く回復の兆しが見えない。 予定のロングコースはあきらめてとにかく谷川岳の頂上までは行ってみようてことになった。 moto.pがラッセルでどんどん登っていく。 高度を上げるほどに風は勢いをまして雪がひどい。 少し離れるともう誰がどこにいるのか判らない状態になる。 一番の失敗はゴーグルを忘れたこと。 サングラスの内側に雪が付着して前が見えなくなり、いちいちこすり落とさないとまったく進めない。 そんな具合でラッセルもお手伝いできなくてホントに申し訳なかった(><) 時おり吹く突風に耐風姿勢をとりながら登っていく。 まったく土地勘も無い場所で暴風雪のホワイトアウトはホントに心細いもんだ。 ガスの中に肩ノ小屋をみつけてホッと一息♪ ここで天候回復を待つことにする。 ランチをとってだらだらしていても一向に回復の兆しが見えない。 この積雪だと芝倉沢は危険とのこと。。せめて万太郎沢でも下ろうかってことになり出発準備。 その前に小屋から谷川岳の頂上はすぐそこにあるとのことなので踏んでいく事にする。 しかし! そこには暴風ホワイトアウトの中を土地勘のない僕に勝手に行ってこいと言う鬼のような人達がいた。 「一人じゃやだ! 怖い! 死ぬ〜!」とダダをこねるとかっきーときむひろさんがシブシブついてきてくれることに! ありがとう友よ♪ 小屋の中は平和だったがやはり一歩外に出ると暴風雪の視界なし・・ とにかく一番高いところを目指して登ろう。 谷川岳と言えば断崖絶壁の山。そんな場所を地形不案内な僕に先頭を行かせる鬼な人々(;◇;) ときおり吹く突風に身を屈めながら進んでいく。 さすがに薄っすら見える地形がとても嫌らしい感じになってきたので「怖い!先頭やだ!」と言って変わってもらう。 頂上はどこ?? あっち? ちがう??などと思考錯誤の中なんとか谷川岳トマの耳(1963.2m)に到着。 そのすぐ先は断崖絶壁と聞いて少しちびる。雪面と空間の境目が全くわからない(T◇T) さてこんなところはさっさと退散だ。 下りももちろん視界がなくヒーヒー言いながら小屋まで戻る。 ここからは全員でいったん万太郎沢のドロップポイントに向かったがどう考えても時間が遅い・・ 今回は天神尾根を下ってまたまた熊穴沢を降りるルートに変更することにした。 |
一瞬のガスの途切れ目を使い下降 | 徐々に視界が出てきた♪ |
風に耐えるmoto.p | 熊穴沢のコルまで無事降りてきました |
熊穴沢左岸にはやばそうな亀裂 | 最後はモナカ雪に悪戦苦闘でフィニッシュ |
相変わらずの視界不良の中で下山開始。。 ここでバラバラになると遭難の可能性が極めて高いので スキーの上手なお気楽さんとTAKUさん以外はつぼ足で離れないように下る。 肩ノ小屋直下の広々とした斜面を滑れないのはとても残念。 っていうかガスで広々とした斜面かどうかもわからない。 いいかげんラッセルがイヤになってきたので途中からスキー板を履いてゆっくり滑ることに。 お気楽さんがGPSを見ると登りのルートからだいぶ離れてるらしい。 どうやら西黒沢方面に向かってる? 右へ右へと軌道修正しながら無事に天神尾根に戻る。 やっぱGPSはすごいわ。 高度を下げると徐々にガスも薄くなってくる。 ときおり視界が見える瞬間で方向を確認しながら滑りおりる。 熊穴沢のコルまで戻ってきてヤレヤレって感じだ。 念の為雪崩れの心配な沢中央を避けて右手の樹林帯から滑り出す。 重い新雪で疲れる雪質だ。左岸からの雪崩を警戒しながら滑り降りる。 西黒沢との合流点をすぎるあたりからはモナカ雪になってきた(><) 久々にコケまくる(T◇T) 最後はスキー場のコースに出て土合口へ。 てな感じで天候には恵まれず滑りは消化不良だったがひさびさに関東チームと合流できて楽しい2日間でした♪ |