上多古川 上谷 2009年6月20日
メンバー あう~
駐車地(6:00)---林道終点(6:10)---牛呼滝(7:30)---二股(8:10)---伯母谷覗(9:55/10:05)---上谷分岐(10:55)---駐車地(11:15) |
本文中の赤文字は写真あり
カーブにある駐車スペース | 林道終点から仕事道が続く |
仕事道の鉄橋 その1 | 5m斜瀑 快適シャワークライミング |
3条5m滝 | 馬の背滝8m |
鉄橋その2と2段8m滝 | 快適に登れる斜瀑が続く |
なかなか足の向かない上多古川水系だがなんとなく上谷は気持が許せるのでやってきた。 林道が上谷から離れてゆくカーブのスペースに駐車。 すでにクルマが1台止まっていた。 釣り師さんが入ってはるのかなあ? 準備しながらあたりを物色するとなんと駐車地に沢登り禁止の立て札がある。 マジですかっ?? まあ、なんちゃって沢登りの中高年ハイカーなので許してもらおう。 お昼頃に他所で予定があるので午前中で下山しようと早朝6時に歩きだす。 天気はどんよりとした曇り空だ。 上谷沿いの林道ゲートを越え、川床のゴーロ帯を見下ろしながら歩く。 しばらくで林道終点となり、その先から仕事道が続いている。仕事道の途中から川床に降りるが単調なゴーロが続く。 ときどき出てくる小滝を巻きながら進むが面倒なので巻きついでに仕事道に復帰。鉄橋までは仕事道を進む。 鉄橋から再び川床に降りてしばらく進むと5m斜瀑。 快適にシャワークライミングで登る。 しかし梅雨入りしたというのに雨が少なく水量も少ない。 続く釜を持った2m滝は泳いで取りつく。 3条5m滝は左から巻き始める。巻きながら川床を覗くと馬の背滝8mが見えた。 トラロープのある溝のところから簡単に川床に降りれるのだが面倒なのでそのまま右岸巻きを続ける。 しかし、このルンゼ状の巻きは足場が悪く少し緊張。ここは素直にいったん川床に降りるべきだった。 巻き終えると再び仕事道の鉄橋の上に出た。すぐに2段8m滝が続く。このあたり快適に登れる斜瀑が続く。 |
4段20m滝 | 4段20m滝4段目 |
多段20m滝 | 牛呼滝3段35m |
10mナメ滝 | 2段15m滝 |
詰めは穏やかな景観 | ガスの伯母谷覗 |
苔むした穏やかな渓相の中をしばらく行くと4段20m滝が登場。 わお~!と思わず声が出る。 水滴が頬を叩いたので空を見る。いよいよ雨が降ってきたかと思ったら左岸支谷(箱谷)の30m滝のしぶきだった。 ついつい4段20m滝に見とれて気付かなかった。 さてさて、どうしようか・・ と考える間もなく、とりあえず登ってみることに。 1段目は容易。2段目も容易。3段目は少し緊張。4段目は無理っ! 最後は左の斜面に逃げて滝上に抜ける。 続いて多段20m滝が登場! このあたりはなかなか豪華な内容だ。 ここは右手から安易に巻いていく。ひとりやし無理はせんとこ。 すぐに大岩と渕。左手に岩間のトンネルがありそこからすり抜ける。 すると目の前に牛呼滝3段35mがあらわれた。 にゃお~!! これも素晴らしい♪ 真中に穴あいてるし~!! 「なんで牛呼滝なんやろ??」と考えながら滝を眺めるが由来はわからなかった。 さて、ここは左側の泥草付壁から登れるらしい。 ほんまやろか・・ なんか壁たってるし。 とりあえず登る。 ずるずるでいやらしい登りだ。だましだまし登っていくが緊張しまくり。 目の前に壁が立ちはだかる。 う~ん。左方向は無理そう。 右へ右へとトラバースしていく。 壁の切れ目がないし~ う~ん。すると一か所被り気味のモンキークライムポイントがある。 やっぱりここしかないか・・ ひとりだと確保ないのがつらい。 とにかく気合を入れて取りついてみる。 「コワっ!」「なにさせんねん!」「たのむでしかし」などと泣き言を言いながら登る。 ヒーヒー言いながら登りきると仕事道に飛び出した。 滝上からは一転穏やかな渓相になる。しばらく歩くと右手に植林小屋が出てくる。 その先で二股になった。 右又は地獄谷で左又は地蔵谷と言うらしい。 僕は下山路に近い左又の地蔵谷に入る。いきなり釜のある3m滝(これは二股滝?)。左から巻き越える。 しばらく単調な渓相が続く。出てくる滝はだいたい直登出来るので楽しい。 2条5m滝をシャワークライムして苔むした2段15m滝は左壁から登る。 10mナメ滝もシャワークライム。 っていうか水がもう少ない。 2段15m滝は無理。右手から巻き始めるが結構大きく巻いていく。 川床に戻るとゴーロ帯となり高度を稼いでいく。どんどん登るといよいよ水も涸れてしまった。 左岸には壁が続くようになる。 右岸にも壁が出てくると登山道(柏木道)が横切る。 その先でいきなり傾斜が緩まると一転穏やかな景観に変わった。再び登山道が出てきたのでそちらに乗っかる。 しばらく登山道を登っていくと稜線に到達。 ちょうど伯母谷覗に飛び出した。 ガスで覗からの景色が全く見えないが残念だ。伯母谷から気持のよい風が吹き上げている。 ここでやっと休憩してランチタイムにする。 ひとりだとついつい休憩するのを忘れてしまう。 あとは登山道(柏木道)をどんどん下るのみ。地蔵谷と絡むあたりを除けば道はしっかりしている。 ぐんぐん下っていき電信柱が見えると上谷分岐だ。ここを左にとり上谷集落に降り立つ。 あとは林道を少し下ると駐車地に到着。朝止まっていたクルマはまだあるが釣り師さんは見かけなかった。 中流域の連瀑帯はなかなか見ごたえありました。 雨が少なく水が少なめだったのが残念。 |