滝川 カリヤス谷 2009年6月27日

メンバー どうちゃん、はっしー、よっちゃん 

カリヤス谷出合(7:30)---笹の滝(7:55)---ホホゴヤ谷出合(10:45)---四ツ滝上(13:00)---夫婦滝(13:35)---ほんみち教フェンス(13:55)---林道終点(14:45)---カリヤス谷出合(15:00)

本文中の赤文字は写真あり

カリヤス谷出合付近 はっしー氏は泳ぎ大好き
林道をくぐり、連斜瀑帯を右から越える 笹の滝32m
10m滝は左から高巻く ホホゴヤ谷の25m滝
7m斜瀑は左バンドから越えた 8m滝は右のバンドから越えた
8m滝右バンドへ乗り上がり中のどうちゃん 6m滝から始まる連瀑帯は左から高巻き
今週はひさしぶりにどうちゃんと沢登り。何やら翌日に予定があって奈良の五條市経由がありがたいとのこと。
ならば、一度行ってみたかった滝川支谷のカリヤス谷(刈安谷)に決定。
どうちゃんのお友達のはっしーさんも参加されることになり3人での山行きになる。

さてさて当日。仕事を終えて家で準備をしてから集合場所の猿谷ダムに向かう。
23時ころに猿谷ダムに到着。30分ほど待つとどうちゃんチームも到着した。
久しぶりのどうちゃんとはじめましてのはっしーさんと僕の3人でささやかに乾杯し1時頃に消灯。
翌朝は5時半に起床。夜は暑くて寝苦しく睡眠不足だわ。

クルマを1台にまとめて笹の滝駐車場に移動。休憩所のある駐車場にクルマを止めてさっそく準備。
7時半に歩きだす。駐車場から川床に降りるとちょうど滝川本谷とカリヤス谷の出合。
カリヤス谷に入りゴーロを少し進むと2m滝。釜を少し泳いでとりつく。朝一はさすがに冷たい(>◇<)
つづいて釜を持った2条3m斜瀑が登場。ここは
泳ぎ大好きなはっしーさんが正面突破
僕とどうちゃんは右から釜を半周して取りつきシャワークライミン。
林道の橋をくぐると
1m+3m+10mの連斜瀑帯。ここは右の岩棚から越えた。

斜瀑帯の上にあがると前方に
笹の滝32mが見えてきた。これは日本の滝100選に選ばれてるらしい。
たしかに美しい滝だがもっと美しい滝は他に100個以上ありそう・・・
林道からここまでしっかりとした滝見道がきていた。通行止の看板を越えて左岸ルンゼから高巻き開始。
どんどん高度を上げて行き途中から左に進路を変えて登ると小尾根に到達。尾根の反対側には笹の滝上の川床が見えている。
あたりを観察すると歩いて降りれそうなバンドがあるので下っていくが途中で行き詰った。そこから懸垂下降で川床へ戻る。
途中でルベキューを落として半泣きになるが下に降りたら見つかって泣きやむ。(高巻き40分)

笹の滝の上はこりゃ無理やわあってな感じの
10m滝が続いていた。ここは右岸に渡って高巻くことに。
取りつきがどこもいやらしい感じ。ラクそうなとこを探すが結局階段状の岩棚のところをロープを出して登ることにする。
1段目をアブミで上がりそのまま外傾してる岩棚をあがるが正面は難しいので泣きのトラバース。
ハーケンとカムを無駄に浪費しながら進み、滑って一回テンションかけるがなんとか安全地帯へ。
よく探せばもう少しラクに取りつける部分はありそうだった・・・

そこからは10m滝とその上の7m滝と2条7m滝の連瀑帯を続けて巻いていく。
ホホゴヤ谷の出合を対岸に見ながら進み。
7m斜瀑の手前に懸垂で川床に降り立った。
念のためロープはそのまま残し、少し下流に戻りホホゴヤ谷の滝を見学する。
噂通り
ホホゴヤ谷の滝はチムニー状の25m滝でそのはるか上までーが続いてとても素敵な景色だ。
しばし観光気分で楽しむ♪

観光のあとは先ほどの懸垂地点まで戻り7m斜瀑を観察する。この滝は左のバンドから越えれそうだ。
残していた懸垂下降のロープを回収してバンドを伝って滝上へ。
続く
8m滝は右のバンドが滝上まで続いている。バンドへの乗り上がりは力技だがあとはラクラク滝上へ。
その上の
6m滝からは連瀑帯になっていて進めない。右岸に渡り高巻いていく。ここは増水してたらやな感じだろうな。

 

高巻き中から見たトユ状15m滝 巻きが多いので遊べるところでは積極的に遊ぶ
積極的に水線へ 四ツ滝1段目と2段目と3段目
四ツ滝2段目7m滝と3段目7m滝 四ツ滝4段目6m滝
しばらく快適な沢登り ゴルジュの入り口
ゴルジュ内は快適に楽しめる 夫婦滝左又(カリヤス谷)18m滝
高巻きしながら覗くと谷中は滝が続いていてなかなか川床に戻れない。
途中から
トユ状の15m滝が見える。どっちみちあれは登れないわ。
どんどん巻いていき、えぐれた岩盤の釜を持つ8m滝の上あたりで川床に近づく。
しかし次の2条5m滝があるので川床には降りずそのままトラバースして2条5m滝の上へ降り立った。(高巻き40分)

そこから少しの間、登れないような滝は出てこずやっと沢登りらしく水線通しで歩いて行く。
今までの分を取り返すかのように水と戯れていくと次の見どころの
四ツ滝に到着。
まず
1段目の10m滝は右岸から巻き上がる。
1段目の落ち口まで上がると今度は左岸に渡り
2段目7m滝と3段目7m滝を高巻く。結局ここも高巻きばかりか・・・
4段目6m滝は右壁から登れそうなのでどうちゃんがロープを引っ張る。そのあいだ僕はパンをかじりながら見物。
落ち口にあがる部分がいやらしいのか時間がかかってるので僕は右から小巻して滝上へ先回りした。
見るとたしかに最後は難しそうだ。あと少しというところでどうちゃんは滑って釜へフォールしていった。さようなら〜(;◇;)/
しかしさすがどうちゃん、2度目のトライで落ち口まで抜ける。
フォローで登ってきたはっしーも最後で苦労するが落ち口へジャンプするようにして登りきる。
僕は見てるだけの高みの見物でした。

そこからしばらくは穏やかな渓相が続く。すぐに右から連瀑になってる支谷が入る。
4m斜瀑は滝身右の壁から越える。その先で左岸一帯から湧き水が滝となって落ちている。
すぐに
ゴルジュ地形になる。このゴルジュは難しい場所もなく快適に楽しみながら通過
すると前方に見栄えのする滝が見えてきた。近づくと二股になっていて両方の谷から滝が落ちている。
これが夫婦滝のようだ。カリヤス谷は
左又で18m滝を架けていて右又は奥八人谷で20m滝を架けている。
とても素敵な空間で今日見たなかでは一番お気に入りの場所になる。 しばしみんなで「ええ場所やあ〜」と感動タイム。

さて、我々はカリヤス谷に入るので左後方のルンゼから高巻いていく。夫婦滝上からはのんびりした渓相になり滝も出てこない。
だれだれで歩いていくと右岸の斜面上にフェンスが見えてきた。いよいよほんみち教のテリトリーに入ったようだ。
前日、ほんみち教に敷地内を通過させてもらう連絡を入れてるのでそのままずかずかと敷地内の小道に入り込む。
小道は小峠を越えると滝川方面にどんどん下っていくようになる。
道はいくつか枝分かれするが一番使われてそうな道を選んでどんどん下ると立派なコンクリの道に変わり施設に到着。
施設を通り抜けて滝川本谷を橋で渡ると釈迦ヶ岳に向かう登山道に合流。
どんどん進みもう一度滝川本谷を橋で左岸に渡り、階段を上ると林道に飛び出した。
そのまま林道を笹の滝駐車場まで歩いて終了。

前半の連瀑帯は巻き主体でしたが途中からは沢登りもちゃんと出来て楽しい1日でした。
僕は日本の滝100選の笹の滝よりも夫婦滝に一票ですわあ。 
どうちゃん、はっしー楽しい1日をありがとうございました。

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