唐松沢本谷 2008年4月5日
メンバー D、にゅでり、newきむっち、あうあう
アルペンクワッド(8:50)---八方池山荘(9:10)---八方池(9:50)---唐松沢鞍部(12:25/13:05)---南滝上(14:30)---奥ノ二俣(14:50)---二俣(15:45) |
強風の為最上部リフト停止のはずが・・・ | 八方池付近から稜線を眺める |
尾根上は常に強風が吹き荒れる | 唐松岳とDルンゼ |
奥の雪壁を越えると唐松山荘に到着 | 唐松岳と手前の唐松沢本谷ドロップ地 |
とりあえず掘る私 | 最上部は急斜面 |
4月に入ってそろそろ北アルプスモードになってきたので手始めに唐松沢を滑ることにした。 昨年はお隣のDルンゼから滑ったので今年は唐松沢本谷を滑ろうってことにして待ち合わせの白馬駅に向かう。 3月は異様に暖かかったので今年は融雪が早いかもと思っている矢先に先週はいっぱい雪降ったみたいだ。 雪質はザラメになりきれず中途半端っぽい予感がするがまあいいか。 一台を二股にデポしてからゴンドラ乗り場に来てみると強風の為最上部のリフトが動いてないとのこと。 ゴンドラとリフトを乗り継いで最上部のリフトに来てみるとやはり止まっている。 係員のおじさんいわく「昼くらいまでまず無理ですわ」とのことなので、板を背負って歩き出す。 しかしリフトの中間部あたりまで登るとなんとリフトが動き出してどんどん追い抜かされていくではないですか(>◇<) これはあまりにひどい仕打ちじゃないですか、おじさん(;◇;) ヨレヨレなわれわれにはラクは金に変えられないのです。 言うてもしかたないので、気をとり直してゲレンデTOPまで歩き通す。 尾根上は結構な風が吹いている。先の稜線を眺めると雪煙が舞っているのが見える。 八方池までは順調。いよいよこの先はどんどん風がきつくなってきた。 ときどき耐風姿勢をとりながらのろのろと進んでいく。谷に入ればマシになるだろう。 丸山を越えてしばらく進み小ピーク横の雪壁を越えれば唐松山荘に到着。 小ピークと唐松岳との鞍部が唐松岳本谷のドロップ地だ。鞍部まで降りるとなおさら風が強い。 下から見た時の雪煙の中にいるので当然か。 快晴なのに雪まみれになる(>◇<) 黒部の向こうには剱岳が見えている。風が強くのんびりする気にもなれないのでとりあえず雪を掘ってみる。 滑り出し箇所は吹き溜まりになっているので1m以上掘っても雪の層が出ない。先週はえらいたくさん降ったようだ。 |
Dルンゼとの合流地付近 | 調子こいてころぶ私 |
唐松沢はまだまだ続く | 谷中も強風は治まらない |
記念撮影 | 唐松沢はまだまだまだ続く |
南滝は顔を出していた | 奥の二俣が見えてきた |
とにかく早く滑ろうと滑降準備をしてふと顔を上げるとすでにD氏の姿が見えない。はえ〜(>◇<) あとで話を聞くと滑降準備して斜面の様子を覗いてるうちに強風に押されて飛んでいったらしい。いかにもD氏らしい(^◇^; さてさてそれじゃわたしも続いて滑り出す。本谷は最初の100mくらいが傾斜がきつい。 1ターン目はえいっとラクラク。そのまま傾斜のきつい端っこにいってしまう。ここはちょい躊躇。 考えてもしかたないので気合でターン。おりゃっとターン切るとあとはなんとかなりそうな斜面になる。 適度な急斜面はとても楽しい♪ どんどん滑る。振り返るとにゅでり氏とnewきむっち氏も2番目のターンで躊躇している こういうのは見てる方は面白い。さあ、こけろこけろ!! しかし、残念ながら二人ともすいすい降りてきてしまう。 あとはどんどん滑っていく。左からDルンゼの谷を合わすと谷幅がひろがる。 今日は気になるようなデブリもほとんどなく快適快適。 しかし唐松沢は長い、谷に降りるとマシになるかと思った強風もいぜん雪を巻き上げながら吹いている。 高度を下げると今度はモナカ状の雪に変わってきた。まだまだ先が長いので思いやられる。 大味だった沢も左から不帰沢が合わさるとやっと変化してくる。右から無名沢が入った先で南滝のゴルジュがある。 近くまで偵察に行くと滝の音が聞こえるので少し戻り右岸から巻くことにする。 つぼ足で小尾根に登り反対側の急斜面を滑り降りる。南滝は出ていたが微妙に雪は繋がっていた。 滝下のゴルジュ帯も埋まっているのでラクラク通過。堰堤を左から越えると奥の二股に到着。ここは板を外して渡渉する。 林道もまだ雪が結構繋がっていたのでだいぶラクできた。 風が強くて疲れましたが楽しい1日でした。唐松沢はさすがに素晴らしいロケーションです。同行のみなさんありがとう♪ |