唐松沢dルンゼ 2007年4月15日

メンバー かっきー きむひろさん まっちゃん てっちゃん よっちゃん 

八方池山荘(8:25)---丸山ケルン(10:20)---唐松岳(11:20/11:40)---dルンゼコル(11:50/12:20)---無名沢出合(13:30)---奥ノ二股(14:10)---二股(15:30)

GPS軌跡

唐松岳を目指して八方尾根を行く 白馬三山をバックに扇のポーズ
唐松岳の右手がdルンゼ 唐松岳のてっぺんで全員集合
dルンゼドロップポイントのコル コルから唐松岳を振り返る
こちらから見る剱岳はとてもかっこいい ドロップ順番待ちのてっちゃん
2週連続で八方尾根にやってきた。暖冬だった今シーズンはもう標高の高いところしかいく場所がない。
今回は以前から滑りたかった唐松沢に照準を合わせている。
雪の状況次第では他に転進するつもりだがお天気もいいのでまずはのんびり唐松岳までハイク。
たまたま現地にいたまっちゃんの知人てっちゃんも同行することになったがストックを忘れたとのことで後から追いかけくることになった。

先週に続き二股にクルマを1台デポしてから快晴の中ゴンドラとリフトで一気に八方池山荘へ。
ここからはスキーを担いでつぼ足で登る。景色を見ながらとても快適な気分だ。
八方池で少し休憩。二人組が無名沢を滑り降りるのが見えている。

ここから少し急登をこなして丸山ケルンへ。
かっきーは今回参加できなかった「タクさんに嫌がらせのメールを送るのだ」と言ってメールを打ち出した。
なので先行して唐松岳を目指す。 他のメンバーはまだ少し遅れているようだ。

主稜線手前のやせ尾根で単独テレマーカーさんが滑降準備をしていた。
南側斜面を何本か滑るとのこと。唐松沢の情報を聞くと南滝から下はだいぶ通行しにくくなってるとのこと。
まあ、駄目なら無名沢を登り返そう。

主稜線に出ると一気に剱岳方面の景色がひらけた。おまけに風がいきなり強くなる。
唐松岳に登る前に唐松沢本谷のドロップ地点を覗いてみる。結構急斜面に見えるが行けないくらいの傾斜ではなさそうだ。
僕たちは今回dルンゼが目的なのであっちの状態が悪ければこっちに変えよう。

最後の急斜面を登りきると唐松岳(2696m)のてっぺんに到着。風が強いのが難点だが360度の展望でとても気持ちのいい場所だ。
すぐにかっきーが追いついてきた。きむひろさんとまっちゃん。それと驚異的な追い上げでてっちゃんも到着。
全員集合したので記念撮影してすぐにdルンゼのコルに向かう。

コルに着くと風が穏やかになったのでここでのんびりとランチタイムをとることにした。剱岳を見ながらのランチは格別な気分だ。

 

本日のファーストトラックはまっちゃんが刻む コルを見上げる
素晴らしいところだ☆ 不帰の岩峰群を見ながらの滑降
滑りも景色もサイコー みなさん大満足♪
無名沢出合付近 唐松の南滝は出ていた
ゴルジュ帯ももうすぐ通行不可になりそうな感じ 奥ノ二股の渡渉
まずは弱層テストで状態を探る。
前日の積雪が50cm程吹き溜まっているが意外に安定していてfairとの判断。これは問題なくGOサイン。
まずは山スキー3回目で唐松まで登ってきたまっちゃんに敬意を表してファーストトラックを進呈。
八方尾根からギャラリーが見守る中ドロップ。気持ちよさそうに滑っていく。僕もあんな上手に滑りたいもんだ。

あとは順番にかっきー、きむひろさん、僕とヘロヘロスキーが続き最後はてっちゃんのテレマークが唸る。
テレマークであんな滑りが・・ 力強く軽快な滑りに全員見惚れる。
さあ、どんどん行こう。不帰の岩峰群の景色をバックに至福の瞬間を楽しむ。
右手から唐松沢の本谷が合流すると沢筋は広まりながらも遥か下に続いていく。筆舌に表せないくらいの満足感で滑り降りる。

標高を下げると雪が腐ってきて重くなる。本筋をデブリが埋めるようになるとまもなく右手に無名沢が入る。
谷は左に曲がり急激に両岸狭まる。一応谷通しに通過出来るか南滝を偵察しに行くが滝の瀑音が大きく無理そうだ。
右岸を高巻くルートを選択。小尾根を越えて狭いルンゼを横滑りで降りると南滝が完全に姿を見せいていた。
これは突っ込んだらアウトだ。その下のゴルジュ帯もそろそろ沢床が見えてきそうな雰囲気。一気に通り過ぎる。

奥ノ二股では完全に川が出ているので渡渉して越える。あとはスキーを担いでダラダラと二股まで歩くだけだ。

今回は稜線直下の素晴らしい滑りと意外に下部のデブリの影響が少なく大満足の一本になりました。
同行のみなさま素敵な1日をありがとう☆

 

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