笛吹川 東沢釜ノ沢 2009年8月1日

メンバー ヤンタカ、はっしー、あう 

西沢渓谷入口駐車場(6:10)---鶏冠沢出合(6:50)---山ノ神(7:30)---釜ノ沢出合(9:00)---両門ノ滝(9:50)---甲武信小屋(12:05/12:55)---西沢渓谷入口駐車場(15:00)

本文中の赤文字は写真あり

二股の吊橋 鶏冠谷出合付近
ホラノ貝ゴルジュの入り口 山ノ神付近
乙女の滝 東のナメ沢
ナメナメ 西のナメ沢
釜ノ沢出合 魚止ノ滝
スキーシーズンに山梨在住のだるだると沢登りする約束をしていた.。
せっかく山梨なので前々から興味のあったホラノ貝ゴルジュに行くことにする。
だるだるとは日曜日に合流するので土曜はどっか別の沢で遊んどこうと名渓との噂の釜ノ沢に照準をすえる。
そうこうしているうちにはっしーとたかやんがメンバーに加わって3人での遠征になった。

さて、当日。 計画では真夏の水遊びだったはずだが梅雨が明けずに雨の週末予報。
とりあえず行けばどうにかなるかと大阪を出発。明け方に西沢渓谷入り口の駐車場に着いた。
今は小雨程度だが前夜結構降ってるようで多少水は増えてそうだ。おまけに午後からは結構降るらしい。
1時間ほど仮眠して6時過ぎに出発。

今日は基本観光気分。名のある滝や名物のナメを楽しみに歩いて行く。しかし距離はあるので早歩きで林道を飛ばす。
途中、休業中の山荘や田部重治の碑を横目に見ながら進むと
二股の吊橋に到着。
右岸に渡ったところで通行止めのロープをくぐり旧登山道を行く。
鶏冠沢出合あたりでいったん川床に降りる。ちょうど先行パーティが徒渉しているところだった。
おそらくいつもより水は多いだろうが問題なく左岸に渡る。
東沢はそこからゴルジュになるので今度は左岸に続く旧登山道を行く。

ホラノ貝沢出合のところでいったん川床に降りてホラノ貝ゴルジュを覗くがやはり圧縮してるところは水流も強い。
明日になれば水は減ってるのを期待して再び旧登山道を行く。
ゴルジュを高巻くように進み再び川床に近づくと小さな祠があった。ここが山ノ神ってところらしい。
気分は観光なので単純に名のある場所に出くわすとうれしい。

さて、ここからは川床を進むことにする。蛇行する河原を何度も徒渉しながら進んでいく。
ちびっこのたかやんは水が多くて大変そうだが、ロープを出すほどでもない。
やさしいはっしーはたかやんの徒渉に手取り足とりフォローしてはる。
さすが出来る男は一味違う。私は基本傍観するのみだ。
右から東オツクエ沢が滝で入るといよいよ観光気分も盛り上がってくる。

最初の見どころは左から乙女ノ沢が
乙女ノ滝となって落ちている。
こちらも対抗して乙女たかやんをモデルにして記念撮影するがレポに使える代物にはならなかった。
引き続き蛇行する河原を徒渉をまじえ進んでいくと今度は右から
東のナメ沢がナメ滝で落ちている。
こちら中腹のガスの中から滑り落ちてる水流で幻想的な雰囲気になっている。素敵素敵♪
すぐに
本流もナメ床となり右から越えようとするが水が多くて行き詰り戻って左から越える。
今度は左から
西のナメ沢がまたまたナメ滝で落ちている。その上方には素晴らしいスラブ壁が立っている。
ここでも感動しまくり♪ さすがに見どころが多い沢だ。

まだまだ先は長いのでどんどん歩いて行くとようやく
釜ノ沢出合に到着。
左股の金山沢の方が水量が多く見えるが我々は右股の釜ノ沢に入る。
すぐに
魚留滝12mが登場。やはり写真で見たよりも水が多い。おまけに雨も強まる。
しかしせっかくなので滝を見ながらランチタイム。 美しい滝だ。

  

魚留滝12mは左壁から越えた 千畳のナメ
千畳のナメつきあたりのナメ滝 曲り滝5m
両門ノ滝 6m滝
広河原 木賊沢出合より振り返る
ポンプ小屋 甲武信岳のてっぺん
雨脚も強くなってきたので先を急ぐ。
魚留滝は
左のスラブ壁を登って滝上に出た。すぐに谷は右に曲がり傾斜の緩いナメ滝が架かる。
このナメ滝を右から登ればいよいよ
千畳のナメの始まり。
美しいナメ床が60m以上続いている.。水が多めなので足を取られないように歩いて行く。

ナメ床の
つきあたりはナメ滝になっていたので左から登る。曲り滝6mは右から高巻いた。
少し河原を歩くと写真でよく見る
両門ノ滝に到着。 ここでも感動♪ 名所名物大好きだ。そこにいけてただただうれしい。
我々は右股である東股に入る。両門ノ滝右股は右の斜面から巻き上がり落ち口に降り立つ。
すぐに右からマヨイ沢が入る。おつぎはヤゲンの滝。名のある滝がいっぱい出てくる。
水量多くてひょんぐってる6m滝を左から越えると河原状が続くようになる。
このあたりでは天気予報が外れて晴れ間も出てくる。

ひーひー言いながら単調な
広河原を登っていく。倒木もあり谷も荒れ気味だ。
どんどん登ると4段滝が出てその上でミズシ沢が左から入る出合でしばし休憩。
このあたりの出合には丁寧にペンキ印や標識がある。さすが歴史のある谷だけのことはある。

傾斜の強くなる中をどんどん登ると木賊沢との出合に到着。天気は再びくもってきた。
山頂での展望を期待したがだめかなあ。
谷は源流っぽくなり強い傾斜をだれだれになりながら登ると
ポンプ小屋に到着。
そこから山道に入り稜線に登り切りると尾根の反対側に甲武信小屋がたっていた。
甲武信岳(2475m)のてっぺんを往復してから小屋に戻りランチタイム。
やはり展望はきかなかった。楽しみだった富士山が見れなくて残念。

あとは下るだけだが、これがまた疲れた身体にこたえる下りだ。
戸渡尾根をよれよれ下っていき徳ちゃん新道で西沢山荘前に降り立った。
途中で足がつりかけたりしたがなんとか西沢渓谷入り口までたどりついて終了。
駐車場まで戻ると今晩合流予定のけもにゅで両氏からのメッセージがクルマに貼り付けられていた。
二人はホラノ貝沢右股を登ってすでに温泉にいってるとのこと。僕たちもさっさと片付けて温泉を目指した。

さすが名渓釜ノ沢! 見どころが多くて楽しいところでした。しかし広河原以降はだれだれ感が強いのが残念。

たかやん、はっしー楽しい1日をありがとう〜

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