川迫川 神童子谷〜犬取谷 2007年9月9日

メンバー くみさん、どうちゃん、youさん、よっちゃん 

林道終点(7:05)---赤鍋ノ滝(7:35)---釜滝(8:25/8:40)---ジョレンの滝(11:20)---稲村小屋(12:25/12:55)---母公堂(14:20)

本文中の赤文字は写真あり

入渓地点付近 ぬるぬるトラバース(>◇<)
へっついさん 赤鍋ノ滝5m
赤鍋を通過するときはみなへっぴり腰になる 赤鍋の上には一瞬だけゴルジュ風味
釜滝 一ノ滝8m
今回の沢行きは初めてお会いする人たちと初めての谷ってことでWワクワクしながらクルマを走らせた。
夜中に洞川温泉駐車場に着いてみると、なんとコインパーキングに変わってるじゃん(>◇<)
時代は僕のついていけないようなスピードで変化しているようだ。
なので駐車場には入らずにしばらくゲート手前で待っていると今回ご一緒する方々が到着。
挨拶もそこそこにクルマの置けそうな場所に移動して、テントを張りささやかな前夜祭をする。
みなさん怖い人じゃなさそうなのでヨカッタよ〜♪

翌朝は5時に起床。 クルマを1台下山予定地の母公堂の駐車場(@500円)に置いてから、もう1台で神童子谷を目指す。
神童子谷林道終点はすでにたくさんのクルマがとまっていた。 さすが人気エリアだけのことはあるな。
準備をしてさっそく出発。 上白石谷の橋を渡ったあたりから踏み跡をたどって神童子谷に降りる。
歩道はしばらく左岸沿いに続いてるようだがせっかくなのですぐに入渓する。

降りたところは穏やかな河原。神童子谷リピーターのくみさんの案内で遡行開始。
するといきなり淵が出てきた。朝一から泳ぎたくないので左岸をへつるのだがこれが
ぬるぬる壁やん(>◇<)
今日は一年ぶりにアクアステルスの靴を履いてるのでフエルトと違う感覚に四苦八苦。
まずはお約束で滑ってこける(;◇;) その後は固定ロープもあり無事にへつり越えれた。
みなさんも苦労してはるが全員無事に通過。 こりゃ左岸の歩道使った方が10倍くらい早かったか。

その後は河原をどんどん進んでいくと両岸狭まってきて行合になる。これがよく名を聞く
「へっついさん」とのこと!
今は埋まってしまってじゃばじゃばと歩いて通過。
少し行くとこんどは
赤鍋ノ滝5mが登場!! 鍋状の独特なナメ滝だ。
ここは左岸の赤ゴケヌルヌル帯をへつる。ところどころ足の置ける場所があるので問題なく通過。
滑っても釜に滑り込むだけなので恐怖感は皆無(^◇^)

その先は
一瞬ゴルジュ風味の2mと4mの滝が続く。
細長い釜を右岸に泳ぎ渡って壁をあがり2m滝上からそのまま右岸壁を4m滝上までへつって越えた。ここも固定ロープがある。
その先は穏やかな河原が続く。どんどん進んでいくと左岸に石垣が出てくる。
右岸に入る上サンゴウジ谷出合を見るぐらいであとはだらだらと河原状を進んでいく。
とは言えまわりは美しい自然林が続いていてとても癒しな空間だ。

そうこうするうちに谷が右に曲がるところで大釜がありその奥に二条の滝が落ちている。右側の滝には釜がある。
これが
釜滝2条6mらしい。見るからに美しい滝。左岸をへつって近づいて観察するが、水流が強そうなので直登断念。
ここで少し休憩。美しい滝を見ながらのランチは格別だ♪

右岸から小巻で滝上に出ると左岸から入るノウナシ谷の出合になっていた。
少し行くと左岸から伏流の小笹谷が出合う。 またまた少し行くと細長い淵を持った二ノ滝5m。ここは右から簡単に越える。
またまたまた少し行くと今度は
一ノ滝8m。なんか微妙に登れなさそうな滝ばかり出てくる。

 

自然林の美しい渓相が続く 犬取滝の下段 2段12m
4m滝 ジョレンの滝 最下段9m
ジョレンの滝上は源流っぽくなる 稲村小屋付近は満員御礼状態だった
なおもどんどん進んでいく。先頭のくみさんは結構飛ばすのだ。
左岸にレンゲ坂谷を見る。 このあたりは小滝が連続。 登れない滝が多いので、あえて登らんでもいいような小滝を登っていく。
すると岩壁に囲まれた2段12m滝が登場! どうやら
犬取滝の下段らしい。
右岸から巻きはじめるが壁に遮られてどんどん左へ左へと追いやられる。
壁が切れたところから直上して谷に戻るがすでに犬取滝の全貌は見れずに落ち口まで来てしまった。

その後は単調な渓相をどんどん進む。谷が北に向きを変えるところで
4m滝が落ちてる。
どうちゃんは水流横を器用に登ってしまった。その後をyouさんもチャレンジ。無事に登りきる。
その間にくみさんと僕は右壁を木登りで小巻して越えた。

相変わらず美しい自然林の中を登って行くと樹林の間に大きな滝が見えてきた。
いよいよ本日最後のポイントである
ジョレンの滝が登場。 まあ、これも見るからに登れん。
右岸の立派な赤テープ付き巻き道!をたどって登る。
これを行くと上段の滝を見れずに落ち口まで行っちゃった。残念無念。


滝上からはもう源流の雰囲気。自然林に囲まれたとても快適そうなテン泊適地を通り過ぎどんどん高度を上げていく。
すると二俣が出てきた。ここは本谷っぽい左俣へ。すぐにまた二俣がありこれは右俣を行く。
あっという間に水が涸れ、傾斜が増していくなかをヨロヨロと登っていき程よいところで斜面に乗っかる。
すると上から人の話し声が聞こえてきた。程なく建物も見えてきて
稲村小屋に着いたことがわかった。
最後は稲村小屋トイレのところに詰め上げて終了。なんと小屋の前は人だらけ。さすが、人気の山だけのことはある。

運よく空いたベンチに腰掛けてランチタイム。ここまでくればもう気分はハイカーだ。
のんびりパンを食べているといつの間にやら他の登山客は稲村ヶ岳へ出発してシーンとなっている。
やっぱり山は程ほどに静かな方がいいな。 しかしあれだけの人数が稲村ヶ岳の展望台に乗れるのだろうか??
僕達は頂上へはいかずそのまま洞川めざして下山開始。気分は温泉モードだ。
まるで遊歩道のようによく踏まれた道をだらだらと下っていき母公堂に降り立って終了。

関西の沢の中でも名の知れた神童子谷にやっと行くことが出来ました。
美しい自然林の中にきれいな滝や淵があり噂どおりの素敵な渓でした。
今回ご一緒できたみなさんも素敵な人ばかりでした♪ ありがとうございました! また行きましょう☆

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