白川又川 岩屋谷遡行 2003年9月20日〜21日 

参加メンバー  かっきー、哲ちゃん、ヤマトさん、よっしぃー

9/20 林道終点(5:50)---10m斜瀑(6:15)---45m(8:00)---雌滝(10:30)---雄滝(11:20)---幕営地(13:00)
9/21 幕営地(8:50)---1477P南側鞍部(10:35)---小峠山(13:00)---岩屋谷橋(15:00)

  

林道終点から谷に降りる 10m斜瀑に泳いで取り付くヤマト氏
大岩を力を合わせて越える あえて泳ぐのは何故?
いろんな滝が続く 45m
15mナメ 20m
最近恒例になってきたメンバーで再び沢へ。 しかしこのメンバーは悪天候を呼ぶのだ。
案の定台風が吸い寄せられてきてるではないか…

まだまだ暗い内に岩屋谷橋に到着。 林道終点まで車を進め明るくなるまで仮眠。
薄明るくなってきたところでだらだらと準備し気合の入らないまま川床に降りる。
河原をしらばらく進むと右から支谷がひとつ入り、左に折れてすぐに淵を持った10m斜瀑。
左岸にフィクスロープがあるが、そこはヤマト氏! いきなり泳いで滝に取り付いちゃった^^;
取り残された人々は「あ〜やっちゃったよ・・ どうする〜? 朝から泳ぐの〜?」
結局他のメンバーもしぶしぶ後に続くが、「あぅーつめたい!寒い!!」 うめき声が谷にこだまする。

ひたすらどんどん進んで行く。このあたり滝と淵がいくつも続く。
しばらくすると大岩3つに行く手を遮られる。「う〜ん弱点はどこかなあ??」と探すと
右の岩と真ん中の岩の間が登れそう。ここは全員空身になって越える。

ショルダーを使ったり引っ張り上げてもらって通過する場所が何箇所か出てくるので
一人での入いるには不向きな沢だ。

なおもどんどん進んで行く。いくつもいくつも滝や大岩を乗り越えていく。。
すると一際目をひく滝が前方に見えてきた。左岸の圧倒的な垂壁の奥に20mの滝が落ちる。

 

20m滝高巻き中 雌滝70m
雄滝130m 雄滝落ち口
20m滝は少し手前のルンゼから巻くのがルートっぽいがそこはヤマト氏! あえて…^^;
やはり持ってきた道具は使わないと気が済まないのか!?
巻き終えて岩のトンネルを抜けるといよいよ雌滝に到着。なかなか順調に進んでるぞ〜
オーバーハング状の滝を見上げる。「これほんまに70mもあるんかなあ??」が率直な感想。

雌滝は滝直下の右岸のルンゼから巻く。この巻きが悪かった。
途中から枝ルンゼに入るのだが上部に行くにしたがいどんどん足場が不安定になる。
確保の欲しいところだが、まあ4人ともなんとかなる人達なのでそのまま突破^^ゞ
やっとのことで尾根を乗越すと今度は130mの雄滝が現れた。
末広がりのこの雄滝と先程の雌滝を合わせて岩屋大滝と呼ぶらしい。

雄滝も右岸から巻く。雌滝の巻きに比べたらまだ足場はしっかりしてるのだが
途中とても高度感があって楽し怖い。
ここもなんとか尾根を乗越すととても穏やかな渓相に変わっている。
少し戻って落ち口から下を覗くと背筋がぞぞぞっとするやん。

そのまま穏やかな流れに沿って登って行くと二又に出てここで今日の行程は終わり。
天幕を張って宴会モードに突入。しかしと言うかやはりと言うか朝から雨がずっと降りつづいてる(悲)

 

幕営適地兼宴会場 まだあった連瀑帯突破中
やっとのことで岩屋谷源頭部 小峠山に着く頃はへろへろ
翌朝もまだ雨が降り続いている…  「今日は下山が長いしなあ、早く起きやな」などとぶつぶつ言いながら
だらだら準備して出発したのは9時前。。^^;

しばらく穏やかな流れが続く。上流部は同じような大きさの沢が入りこんでくる。
その都度地図とコンパスで確認する振りをしながら「これどっちや?? どっちでもええわ」
などと言いながら適当に進んで行く^^ゞ

しかし最上流部で再びゴルジュ連瀑帯が出てきた。まるで尻尾まであんこの詰まってるたいやき君のようだ。
最後は孔雀岳から続く尾根の1477.6mピークの南側鞍部に詰める上がった。
下山はこの尾根をひたすら下って行くことになる。

途中何度も迷いやすい支尾根がありその度に地形図&コンパスとにらめっこ。。
「う〜ん。あの尾根がこうなってあれがこうで・・・ こっちや ・・・多分」とても頼りない稜線担当よっしぃー^^
途中から赤テープも出てきて少し安心。あとはひたすら右足と左足を交互に出すだけ。
小峠山に着く頃はみんなお疲れモード。。途中池原ダムが見下ろせる伐採地を通り
最後は675ピークから左の支尾根に入り植林帯を下ると岩屋谷橋のたもとにひょっこり飛び出した。

今回沢は詰めた後の下りが長いですね。沢自体はほどよく楽しく充実した沢登りが出来ました。
結局台風は南にそれて良かったけどやはり2日とも雨でした。雨だからかヒルもちらほら見かけました。
今度は天気の良い日にもう一度行ってみたいですね。

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