古川 岩屋谷 2010年6月27日

メンバー はっしー、おやぶん、あう

不動橋(8:30)---不動滝上(8:45)---銚子滝(9:10)---40m滝(9:45)---植林小屋跡(11:05)---不動橋(11:55)

本文中の赤文字は写真あり 

不動橋 不動滝30m
2段15m滝 不動滝落ち口とおやぶん氏
5m斜瀑とはっしー 15m滝は右から高巻く
銚子滝2段50m 銚子滝を見上げる
はっしーから週末空いてるなら沢登りに行きましょうとのお誘いが来た。
日曜なら出れそうなので一度行ってみたかった古川の岩屋谷をリクエスト。
場所は台高の東ノ川支流古川の支谷っていうか坂本ダムに直接不動滝を落としている谷だ。
行ったことないけどそうらしい。短い谷だが急峻な地形に大滝がいくつか架かってるとのこと。楽しみだあ。

前日の夜に集合し下北山村方面に向かう。
ずっと降り続く雨で国道は県境越えあたりで累積雨量通行止めになっていた。
途中の休憩所にて小宴会。今回ご一緒するおやぶん氏とは初対面だ。
お酒を飲みながらいろいろ貴重なお話を聞かせていただきました。すごい人やわ。
翌朝起きると相変わらず雨模様。岩屋谷はもともと水が少ないらしいので、多少雨が降った方が楽しそうだ。
地形図を見ると集水面積もそれほど広くないし爆発的に水が増えることはなさそうだ。

国道425号線をぐねぐねぐねぐね走り出発地である
不動橋にクルマを駐車。
すぐに出発準備にかかる。この頃には降り続いていた雨もやっとあがってくれたようだ。
すぐ目の前で
不動滝30mが豪快に坂本ダム湖に水を落としている。いきなり素敵な景色だねえ〜
その奥には銚子滝がこれまた豪快に水を落としてるのが眺められる。これまた素敵だねえ〜

さて出発! 不動橋の北側の袂から踏み跡をたどり小尾根を乗り越えて谷に降り立つ。
この谷は不動滝のすぐ左側にナメ滝で流れ込んでいる谷だ。
谷を少し進むと左から枝谷が8m滝で出合う。すぐに谷はぐるっと右Uターンして
2段15m滝が登場。
ここは少し滝を登ったところから左側の斜面に逃げる。
登りきると
不動滝の落ち口に出た。ってことで今歩いた谷は岩屋谷の流れが分かれただけなのね。変わった地形だわ。
落ち口からは先ほど立っていた不動橋がよく見えている。靴を見るとヒルが一匹。雨上がりでなかなか元気だ。

不動滝の落ち口から堰堤が大小織り交ぜ4つ続くが直登したり右から巻いたりしてどれも簡単に越せた。
堰堤地帯を過ぎるといよいよ滝場のスタート。
5m斜瀑を左から簡単に登って先をみると右から15m滝が落ちている。
左には支谷の8m滝が落ちていてなかなかよい景色の場所じゃあ。
3人でしばらく滝を眺めながらあーだこーだと話し合うが結局右のルンゼから高巻き開始。
15m滝上は連瀑になっていて降りられない。しばらくトラバースしてから川床に戻る。
すぐに目の前に
銚子滝2段50mが豪快に登場。 おお!! 素敵やわあ〜  水が多くて見栄えもよろしい。
この滝は裏見の滝でもあるのでの滝の裏側に回りこんでみる。50m上空から落ちて来るシャワーが気持ちいい♪

  

ナイフリッジを登るはっしー 5m滝は滝身の右を登る
ゴルジュから出てくると 40m滝が登場
右に入る急峻なルンゼを登る 10m斜瀑の上に降り立つ
2条V字10m滝は右壁を登る 5m斜瀑は滝身の右際を登る
植林小屋跡で遡行終了 不動滝と銚子滝
さて、ここは右の斜面から高巻き開始。ガレた斜面をヒーヒー言いながら登っていく。
50m分登らなければならない。はっしーとおやぶんは元気なのでついて行くので必死だ。
落ち口くらいの高度まで登ったところで岩壁が切れたので滝方面に移動。
鞍部っぽいところを越えると再び岩壁にぶちあたる。むむ〜  しかしこちらは登れそう。
岩壁を一段登ってから銚子滝の落ち口にクライムダウン。しかし目の前に登れなさげな6m滝が・・ だめだこりゃ。
はっしーにバツーと合図。 がっかりしながら降りてきた岩壁を登り返すと上部は
ナイフリッジになっていた。
このナイフリッジを越えるとまたまた岩壁にぶちあたる。
このあたりは不動橋から銚子滝を見たときの右側に見えたーの部分だろうか。
灌木に助けられながら岩壁を登るがかなりの高度感がある。こわ〜
岩壁の上に上がると簡単に6m滝落ち口に降りることが出来た。(高巻き25分)

さてさて行く手を見ると廊下帯になっているが川床はナメになっていて快適に歩ける。
おやぶん氏はどんどん先に進んではる。まってくれ〜 廊下の突き当たりは
5m滝
その背後には一枚の白布を垂らしたような40m滝が見えている。
まずは5m滝を滝身の右から簡単に登る。おつぎの3m滝を越えると目の前に岩壁に囲まれた
40m滝がどかーん。
うひょ〜 滝を見ながらみな笑顔になる。 こりゃええわあ♪ 立派立派。 もう、ほんとご立派ですわ。

しばらく眺めたのち高巻き開始。ここは右に入る傾斜のきつそうなルンゼを登り始める。
やたら
長いルンゼをどんどん登って行く。いつまでたっても左の壁がきれない。あ〜〜しんど〜
最終的にほぼ尾根まで登りきってしまった。左の壁が切れたところで斜面にのっかりそのまま谷方面に下降開始。
しかしなかなか降りれずトラバース気味に進み最後は
10m斜瀑上に降り立った。(高巻き30分)

その先はすぐに
2条V字10m滝が登場。ここは安全策で滝の右壁をロープを出して登ることにする。
おやぶんがロープを引っ張る。最初は容易だが上部はちょっとややこい。
滝上に出たと思ったら滑りやすそうなスラブが続く。20mほどでピッチを切って立ち木でビレイ。
後続はロープがあるのでらくらく安心。ビレイポイントから一段降りて川床に戻る。
ちょうど左から枝谷8m滝が落ちているあたりだ。すぐの5m斜瀑は本日最初のシャワークライミングが楽しめた。
今まで高巻き主体だったので出来るだけ遊びながら進む。わざわざ泳がんでも良い場所でもあえて泳ぎながら進むのだ。
5m斜瀑は滝身の右横を登るがぬるぬるしてるのでタワシが活躍。落ち口で水流をまたいだとき足が滑り落ちるかと思った。

5m斜瀑の上は平凡な渓相になりすぐに両岸に
石垣があらわれる。植林小屋跡だろうか??
過去の記録ではこの後も平凡らしいので我々はここで終了。日も差してきて暑くなってきた。
ランチタイムにしておにぎりを食べる。コンビニおにぎりうまし!
さて帰りは、まず右の石垣に登りそのまま斜面をどんどん登ると仕事道にたどり着いた。
あとはこの仕事道を下って行くのみ。しかしガレ場で道が不明瞭なる。う〜ん。しばらくうろうろ。
とりあえずガレ場をどんどん下って行く。ところどころ道らしくなるがすぐにガレガレ。
ひたすら下るとちょうど不動滝の横あたりで再び明瞭になる。そのまま仕事道を進むとすぐに
不動橋の南側の袂に出た。
駐車地に戻りヒルチェック。出るわ出るわ。3人で20匹くらい連れて降りてきたようだ。
最後のガレ場あたりにいっぱいいたようやねえ。 しかし足回りは固めているので全員実害なしだった。

さすがに水が多いとそれぞれの大滝の見栄えがよろしいです。普段は水が少ないようなので雨の後がお勧めです。
短いけど楽しい沢でした! はっしー、おやぶん楽しい1日をありがとう。

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