大峰・稲村ヶ岳 1998年1月20日

大日のキレット

メンバー よっしぃー 

洞川温泉駐車場(6:20/6:40)---母公堂---法力峠---山上辻(9:15/9:30)---稲村ヶ岳(10:40/11:00)---山上辻(12:10/12:30)---法力峠---母公堂---洞川温泉駐車場(14:30) 

母公堂    

自宅をAM4:00に出る。天気予報は晴れになってるがどうだろう。
下市から国道は山の中へ入る。洞川(どろがわ)に近づくにつれ路面が
白くなって行く。チェーンを巻くのが面倒なので行けるところまで行こう。
AM6:20なんとかチェーンを巻くことなく洞川温泉駐車場に到着。
気温は−4度で3cm位雪が積もっている。さあ気合を入れて出発です。
母公堂までは車道を行く。30分程でゴロゴロ水に到着。そこからすぐの
ところが母公堂だ。少し雪がちらついてきたが天気が崩れるような感じ
ではないのでそのまま行程を進めることにする。 

山上辻車道を離れ山に取り付く。ちらちら雪が舞う中雪を踏む音だけが聞こえる。
まだ積雪はそれほどでもないのでだらだらした登りを快調に進む。
法力峠に着くと風がでてきた。さすが平日なので誰にも会わない。
法力峠を過ぎてなおもだらだら登って行く。すこしづつ積雪は増えて
いくがまだ苦になるほどではない。気温もすこしづつ下がり始める。
山上辻(さんじょうつじ)に近づくにつれ積雪は増えひざくらいまでもぐる
ようになる。山上辻の少し手前で道はトラバース気味になりスリップ
しないよう慎重に通過する。
ようやくたどり着いた山上辻は風もなく静まりかえっていた。
気温は−10度まで下がっている。     

稲村ヶ岳頂上少し休憩して出発する。雪はいきなり深くなるがつぼ足でがんばる。
道は完全に雪に埋もれているので秋に来た時を思い出しながら進む。
大日山の手前で右から左の斜面に移動しトラバースに入る。今回一番の
難所だ。慎重に進んで行く。しかしあえなくスリップ。とっさにピッケルを
斜面に突き刺しクリアするも、そのままの体制でどうやって安全な場所に
移動するか考える。下を見たら滑って行っても致命的ではなさそうなので
すこしホッとする。新雪の下は凍った斜面だった。う〜んあまく見すぎた
ようだ。とりあえず、ピッケルを突き刺しながら移動して安全圏にたどり着く。
そこでアイゼンをはき再スタート。しっかりと爪は斜面を踏んで楽勝で歩ける。
めんどくさがらずに最初からつけたら良かった。 

大普賢岳トラバースを過ぎ大日のキレットのところでワカンに履き替え最後の登り
に入る。あとは難しいところもなく稲村ヶ岳(1725.9m)の頂上に到着。
景色はガスで真っ白だ。すこし待ったがいっこうにガスが切れないので
下り始める。キレットの所で再びアイゼンに履き替えてるうちにだんだん
雲が切れてきて晴れ間が見えてきた。雪に太陽の光があたりきらきらと
輝く。帰りはアイゼンのおかげで難なくトラバースを過ぎ自分のラッセル跡
をたどって山上辻へ。そこで昼食のラーメンを食べた後、だらだらした
下りを洞川に向かって下りる。洞川で温泉につかり山行の疲れをとること
にしよう。 

 

大日山 大普賢岳遠望山上辻とムッキー

REPORTに戻る