火打山 2014年4月12日

笹倉温泉(3:30)---アマナ平(5:10)---賽の河原(6:15)---2000m地点(8:30)---火打山(10:20/10:30)---北面台地末端(11:50)---笹倉温泉(12:45)

GPS軌跡 

明るくなる頃、焼山の姿が見えてきた 早朝のアマナ平
北面台地末端に到着 1600m付近
この谷を詰めていく 2000m付近小尾根乗り越し
バンド状をひたすら登る 火打山が見えてきた
火打山のてっぺん 妙高山方面の展望
4年振りに笹倉温泉から火打山を目指します。このコースは3度目ですが、楽しいので定期的に訪れたくなります。
かっきー達もこの週末は笹倉温泉に集合するとのことですが、スケジュールの都合で僕はソロになっちゃいました。

深夜2時半くらいに笹倉温泉に到着。すでにかっきーとハイジさんが到着していて少しお話をします。
朝ゆっくりのみなさんは仮眠するとのことで、ぼくはひとり3時半に歩き出しました。
道路は除雪されてますが昼間、溶け出した水が凍っていて歩きにくいったらありゃしません。
橋を渡ってすぐに除雪地帯は終了。シール歩行に変えます。まずは九十九折れの登りをどんどん登っていきます。
空は満天の星です。今日は良い天気になりそう。

アマナ平に着くころには、だいぶ明るくなってきて焼山の姿も見えてきました。
クラスト気味の斜面を登りきると、焼山北面台地の末端に到着。いつ見ても素晴らしい景色です。
今日は火打山を目指すので、賽の河原を目指して進みます。
賽の河原の横断地点を探してみるものの、今回はなかなか良い場所が見当たりません。
それでも、無理やり降りて対岸を登り返しました。
台地状の地形をどんどん登っていき、1600m付近で谷へ降ります。
そこからすぐ出合う左の谷へ入ると、傾斜が強まりました。
進むほどに傾斜が強くなり、日陰の谷なのでクラストになりクトーでも厳しくなってきました。
ここからはスキーを担ぐことにして、アイゼンを履きます。
2000m付近の小尾根の乗り越し地点を目指してぐいぐい登っていきます。

小尾根を乗り越して、広い谷状に降り立つとこちらは太陽にあたって穏やかな感じです。
ここから、再びシール歩行に切り替えます。
雪面はところどころクラストしていますが、問題なく登って行けます。
影火打のトラバースは外傾したクラストなので、再びクトーを装着し通過しました。
前回、前々回に比べて滑りにくそうな感じです。

最後はクラストでカリカリの斜面を登って、火打山と影火打の鞍部に到着。
稜線に出ると風が強まりました。
しばらく我慢してスキーで登っていきますが、あきらめてアイゼンに切り替えました。
スキー板をデポしてから、よれよれ登っていき火打山(2461.8m)のてっぺんに到着。

 

頂上から焼山方面展望 影火打北面のバンド状がルート
バンド状を滑り降りる 小尾根から急斜面を滑り降りる
シュプールの先が乗り越し地点 1600m付近 このあたりは快適
北面台地に滑り込む 滑り来た方を振り返る
賽の河原に沿って滑り降りる 火打山を振り返る
北面台地末端まで戻ってきた 九十九折れ上部から笹倉温泉を見る
頂上からは360度の大展望です。妙高山や金山などの頸城山塊がきれいに見えています。
焼山の奥には真っ白な白馬岳方面も。じっとしていると寒くなってきたので、降りることにします。
スキーのデポ地点まで戻り、少し思案。 このまま滑り出してもクラストしまくりで楽しくなさそう。
安全策をとって影火打のトラバースを過ぎるまではアイゼンで戻ることにします。

トラバースを過ぎたところで、風が弱まったのでランチタイム休憩&滑降準備をします。
さてさて、ここからは楽しめるのでしょうか。とりあえず広い谷状を滑り降ります。
ところどころクラストやシュカブラで滑りはイマイチ。それでも、滑るのは楽しいものです。
2000m地点まで戻り、小尾根を乗り越します。
反対側の斜面は急斜面で、上部に雪割れがあるので滑り出しは慎重に行きます。
同じく火打山目指して登ってこられた、テレマーカーの方と少しお話をしてから、さらに滑り降ります。

1600m付近まで下り、台地まで戻ってきました。
ここからは来たルートを戻らず、焼山北面に回り込んでいきます。
ここまで下ると雪質は快適ザラメでとても楽しい。
賽の河原まで回り込んでから、溝にそって下っていき、往路で横断した地点で対岸に渡り返します。

北面台地末端まで快適に滑り、焼山と火打山の景色をもう一度眺めてからアマナ平に下りました。
標高を下げると、雪質はぐさぐさになり、緩い斜面では滑らない感じです。
九十九折れからは傾斜も出て、除雪地点まで問題なく滑り降りれました。
朝は凍結していて苦労した舗装道路も、今はまったく問題ありません。
笹倉温泉まで戻って、本日の行程は終了。標高差2000mは、なかなか登りごたえがあります。

そんなわけで、今日も楽しいスキーができました。

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