三滝川 東多古知谷 2009年7月4日

メンバー MAT教、ぱおぱお教、あうあう教 

駐車地(9:00)---表道登山口(9:30)---堰堤上(9:35)---百間滝(10:00)---登山道(11:50)---御在所岳(12:10/13:10)---中道降り口(13:30)---駐車地(14:40)

本文中の赤文字は写真あり

表道登山口 最初の連瀑帯
F2 4mを登るわたし 20m滝
百間滝70m 百間滝上のナメ床
土砂の堆積を越えていく 12m滝は右のルンゼから巻いた
今週はMATさん夫妻との沢登り。
計画はMATさんにおまかせにしていたつもりがMATさんも僕になげていたつもりだったようだ。
てなわけで、前日に何も決まっていないことが発覚。
あわてていろいろと考えるがお天気も何やら流動的で最終的にはお手軽な鈴鹿の東多古知谷になった。

前夜、雨の名阪国道を東に走り、鈴鹿スカイラインの休憩所で仮眠する。
翌朝、目が覚めるとお天気は晴れ。梅雨時の天気はよくわからんです。
今日は短い沢らしいのでぐだぐだと準備してだらだらと出発する。
鈴鹿スカイラインを少し走ると昨年の土砂災害でえらい手前で通行止めになっていた。
しかたがないのでいったん戻り、湯の山温泉から奥に入り中道登山口付近の駐車場を目指す。
しかし出遅れているのでさすがに駐車場は満車だった。少し戻った空きスペースにクルマを止める。

すでに気温は高いが、東多古知谷は水量も少なく納涼ってな感じではなさそうな・・・
ゆうべの雨で水量が増えていればいいが・・・
まずは武平峠に向かう登山道を登っていく。すでに暑さでヒーヒー言うしまつ。ぱおぱお教はまだ半分寝ながら歩いてるし。
ダムの堰堤を越えてすぐに東多古知谷を渡り
表道の登山口に到着。石の鳥居などがあって雰囲気のある場所だ。

表道に入ってすぐに鈴鹿スカイラインをくぐる。谷には堰堤がありその上から入渓。
堰堤の上からはすぐに
廊下状の連瀑がはじまっている。
最初の4m滝は左壁から登る。
続く4m滝は右手の岩間から上がる。
谷中にはまだ新しく堆積したような岩がごろごろしているが、昨年の豪雨時のものだろうか??
初めての沢なので良くわからない。

廊下の突き当たりは行きどまりのルンゼで谷は右に曲がり
20m滝を架けている。
ここはスリップに注意しながらシャワークライミングで快適に登れる。
ぱおぱお教はまだ寝ながら歩いてるので念のためお助けロープでひっぱりあげた。
登ってる途中のシャワーで眠りから覚めたらしく、「鶴亀鶴亀・・」と唱えながら登ってくる。
以後、核心では鶴亀鶴亀と念じるのがぱおぱお教のお題目になった。

20m滝の上にあがると本日の目玉である
百間滝70mが登場。下からではほんとに70mあるかわからん。
なかなかの見ごたえがある滝だが水量が少ないのが残念。
高巻きに備えて滝下でシャワーを浴びてクールダウン。
水を浴びると気持ちいいのだが、上部は観光地化されてるので飲料不可の水というのがなんだかなあ。

さてさて、巻きは右手にずっとトラバースしていき小尾根のところから登ると簡単に滝上に行けた。
落ち口から上は気持のよい
ナメ床で振り返れば鎌ヶ岳の雄姿が聳えている。
ここで景色を見ながら休憩。パンをかじりながらのんびりまったり。なんてったって先は短い。

しばらくナメが続くのだが、どんどん土砂の堆積がひどくなる。
しまいには
谷が土砂で埋まってる状態が続く。これも昨年の豪雨の影響かな?
最近の堆積らしく浮いてる岩も多い。

つぎに出てきた顕著な滝は
12m滝で登れそうもない。
いったん右手に入るルンゼを登っていき、適当なところでトラバースし川床へ復帰。

  

10m滝が見えてきた 10m滝は快適に登れる
地形図1000m付近二股 小滝が連続する
だいたい快適に直登可能 表道登山道が横切る
御在所岳のてっぺん 帰りは中道を下る
このあたりから小滝が連続するようになる。
MATさんのエンジンがかかりどんどん直登でこなしていかはる。
膝を痛めていたのはすでに過去の話のようだ。今後は膝痛いと言わはっても三味線弾いてると思われるでしょう。
10m滝はシャワー浴びて気持ち良く登れる。

地形図
標高1000mあたりで二股になる。僕たちは左股に進路をとった。
ここからも
小滝が連続。MATさんはもちろんのことぱおぱお教も「鶴亀鶴亀・・」と唱えながらどんどん直登。
小滝群が落ち着くと傾斜も緩まり
表道の登山道が横切る。ここで遡行終了。2時間ほどの沢登りでした。
僕たちはここで登山道に乗っかり御在所岳を目指す。

登山道を10分も歩くとアスファルトの道に飛び出した。
そこにはロープウェイで上がってきた観光客がいっぱいいてはる。
御在所岳(1209.8m)のてっぺんには観光リフト乗り場があったりして完全に観光地化していた。
望湖台でランチタイムを楽しみあとは下るだけだ。
いろいろ選択できるが僕たちは駐車地の近くに降りれる中道を使うことにする。
中道は尾根通しなので太陽が照って暑かったが1時間ほどで駐車地まで戻れた。

東多古知谷はとても短いながら登れる小滝も多く、百間滝など見せ場もあり楽しいところでした。
同行のみなさん素敵な1日をありがとうございました!

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