飛騨沢 2006年5月4日

メンバー よっちゃん 

新穂高(2:15)---白出沢(3:45)---槍平(5:25/5:35)---肩(8:50)---槍ヶ岳(9:25/9:40)---肩(10:00/10:40)---槍平(11:15)---白出沢(12:25)---新穂高(13:35)

 

デブリの押し出した滝谷を薄暗い中通過 涸沢岳に日があたる! 今日の晴天は確実♪
清清しい槍平の朝 ここを回り込めば飛騨沢の大斜面が見えるはず♪
つらい登り(>◇<) 展望を求めて西鎌尾根にあがった(^O^)
登ってきたルート 大槍は今日も素晴らしい
やって来ました2006年のGW!! しかし・・・  後半初日仕事です(>◇<)
と、なると友達とも合流できず完全に出遅れました。 各地から嫌がらせうらやましいメールが届く中でのデスクワーク(T◇T)
とりあえず日帰り可能で満足できそうなコースを探してみる・・・ ありました♪ 飛騨沢!! 
ではいってみよう〜 単独はお気軽なのです☆

新穂高温泉の登山者用駐車場に1時半ころ到着。 空にはこれでもかっと言うくらいの満天の星☆
シーンとした駐車場で静かに出発準備をする。 草木も眠る時間、仮眠してる人は多そうだが出発準備してるのは僕だけ^−^;
バスターミナルに移動しお手洗いを済ませ登山届けをポスティング。 時刻は2時15分真っ暗な中を歩き出す。 
車止めゲートを過ぎるあたりからは雪が続くようになった。 
シール登行にするか考えるが雪は締まっているのでそのままツボ足で進む。

今夜はヘッデンの明かり頼りの真っ暗な夜だが、単調な林道歩きなのでまったく問題なし。
白出沢のところで先行者のヘッデンの明かりを発見!!
お話を伺うと今から白出沢を上がられるとのこと。そのあとは涸沢に滑り込んで槍に登り返し!!
それを日帰りっ!! すごいです!!! 後日四季彩光の管理人さんだと判明しました。

白出沢には大きなデブリが出ていた。 対岸に渡り細い山道になる。 しばらく進んで適当なところから河原に降りる。
ここからスキーを履いてシール登行に切り替える。 このあたりは水流が出ているので端っこを進んでいく。
しばらく順調に進むがチビ谷からは猛烈なデブリが押し出していた。
カチカチのデブリ帯をシールで乗越えようとしたがすべって転がる。 いたたた・・・(><)
あきらめて再び板を担ぎツボ足で歩き出す。

滝谷あたりまでくると完全に水流は雪の下に。 デブリの押し出した滝谷をすぎると谷は一瞬狭まる。
ここらは両岸からのデブリだらけ。 条件の悪い時は通過したくない場所だ。
どんどん登っていくと広々とした地形になる。槍平に到着したようだ。 振り返ると涸沢岳に朝日があたり輝いている。
いよいよ夜明けだ。GWという事もあり槍平にはたくさんのテントが張っていてそろそろ出発の準備にかかってはる。
ここで穂高連峰を見ながら朝食タイムにする。 素敵な景色を見ながら食べるおにぎりは格別だなあ♪

さていよいよここから本格的な登りになる。  スキー板は重いけどこのままツボ足で行く事に。
徐々に傾斜が増してくるがどんどん登っていく。 大喰岳西尾根を回り込むようにカーブを切ると目的の飛騨沢大斜面が!!
その奥に飛騨乗越が見えてるがまだまだ遠い〜(>◇<)

このまま飛騨乗越まで登っても単調なので西鎌尾根から登ろうと左の斜面に取り付く。
稜線まで上がるとすばらしい景色だ。 しかしちょっと取り付いた場所が早すぎてここはまだ中崎尾根の途中。
千丈沢乗越までの急斜面をFIXロープとハイマツに助けられてヒーヒー登る。 兼用靴と岩場の相性はさいあくだあ\(・◇・)/
出発前どうも太ももが張り気味だったのがここで爆発(>◇<) 足攣りまくり。あう〜

千丈沢乗越を過ぎたあたりで第二朝食タイム。 素敵な景色を見ながら食べるパンとコーヒー牛乳は格別だなあ♪
この先は雪の斜面が続くのでアイゼンを装着。 つらい登りだが一歩ずつ背後の景色が広がっていく。
急斜面を登りきり岩を回り込むととつぜん目の前に槍ヶ岳の穂先が現れた♪

槍の肩はGWだがいまのところそれほど混雑はしていない。 槍沢をのぞいて見ると蟻の行列のようにどんどん登ってきてはる。
今のうちに大槍にいっとかんと大渋滞すると思いザックを置いてすぐに山頂へ。

  

あと少し! てっぺんと私
槍岳山荘も営業中 穂高もよく見えました!!
滑り出しは最高のロケーション 気持ちいいーーー!!!
飛騨乗越を振り返る 槍平まで戻ってきました
大槍の登りは渋滞というほどのものはなくすんなり槍ヶ岳山頂(3180m)に到着。
ここのてっぺんからの景色はいつ見ても素晴らしい♪ 大満足で槍の肩に戻る。

槍岳山荘のテラスでランチタイム。 おにぎりが美味しい! 極楽極楽(^−^)♪
さてまだ11時にもなってないがこれだけ太陽があたると雪も緩んでるだろうってことで滑降することに。
飛騨乗越までは板は担いで下る。 いよいよ目的の飛騨沢滑降♪ うれしいなあ☆

出だしはまだクラスト気味なので慎重に滑りだす。 まさに正面の笠ヶ岳に飛び込んでいく気分だ。
少し斜度が出るが標高が下がると雪もいい感じに緩みだして快適に滑っていく。
飛騨沢を登ってくる人がみんな注目してるのでここでコケる訳にはいかない(^−^;

あっという間に槍平まで滑り降りた。 まさに登り3時間、下り30分の世界だ(T◇T)
このあたりまで標高を下げると今日の日差しは暑い暑い。 さっさと滑って風を感じよう♪
滝谷手前は融雪していて、いつ押し出してくるかわかんないのでなんとなく薄気味悪い。 素早く通過通過。

白出沢の手前で登山道に復帰しようとツボ足で斜面を上りだすがズボズボ沈んで一向に進まない(><)
今回ここが一番疲れたかも。。 次回はもう少し考えてコース取りしないと・・
白出沢を過ぎると、残雪を拾いながら林道クルージング。 観光客でいっぱいの新穂高温泉に無事到着♪ 
今日も楽しい1日でした!!

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