富士山(吉田大沢) 2007年5月12日

メンバー かっきー きむひろさん お気楽さん まっちゃん よっちゃん 

五合目(6:10)---六合目(6:40/6:50)---本八合目(9:45/10:05)---吉田口頂上(11:20/12:30)---ドロップ地(12:35/12:45)---五合目(13:45)

GPS軌跡

富士山五合目にて まだまだ雪が多い♪
六合目付近から見上げる 七合目からは雪の上を歩く
八合目最初の太子館が近づいてきた 富士山の景色は雄大だ
九合目の鳥居付近 こちらの鳥居をくぐると吉田口頂上に到着☆
今シーズンのラストスキーもやっぱり富士山! 昨年は富士宮からだったので今回は反対の吉田大沢に照準を合わせる。
なんせこの山は天候に左右されるので土曜と日曜のお天気がいい方に登ることにして計画をたてる。

前日の天気予報では土曜日の方に分がありそうなので富士ビジターセンターに4時半集合ってことで現地に向かった。
大阪を夜の10時に出発し高速を飛ばして富士ビジターセンターに着いてみると夜間は駐車場閉鎖になっていた(;◇;)
とりあえずそこから10分くらいの距離にある道の駅「かつやま」に移動し集合場所変更の連絡をみなに送る。
それでもだいたい予定通りの時間に全員集合、通行料対策でクルマを2台に整理してスバルラインの五合目を目指す。
空は快晴。目の前に富士山がどか〜んと見えている。 何度見てもそのスケール感には圧倒される。

計画ではクラスト対策のため6時歩き出しで頂上まで到達しなくても12時〜1時の間に滑降開始!
さて、がんばって頂上を目指そう。五合目駐車場を出発しお土産屋さん群を通り過ぎるとすぐに通行止めの柵がある。
ここは柵の横の隙間から通り抜けて六合目を目指す。このあたりからすでに雪が出てくる。定説通り暖冬の年は富士山の雪が豊富だ。

30分ほどで六合目に到着。ここから頂上までは各自バラバラで登ることにする。
富士登山は自分との戦いの要素が強いので、それぞれのペースで登るのがベストだ。まあ修行みたいなもんだ。
最終集合時間の打ち合わせをしてバラバラに登りはじめる。
しばらく夏道通りつづら折れに登って行くと七合目の小屋群に到着。このあたりから雪の上を歩くようになる。
つぼ足でステップをきりながら夏道をショートカットし直登していくがだんだん雪が固くなってきたのでアイゼンを着ける。
右手には広大な吉田大沢の斜面が見えている。 八合目最初の小屋である太子館まで登ると徐々に風が出てきた。
クラスト斜面にアイゼンがよく効いている。

ときおりふく強風に立ち止まりながらも確実に高度を上げていく。本八合目に着くと頂上が見えてくる。
見えていても富士山はここからが長い。 睡眠不足と酸素不足でどんどんペースが遅くなる。
後ろを歩いていたかっきーがへろへろペースに痺れを切らしてどんどん先にいってしまった(;◇;)
このあたりになると息が苦しく10歩以上連続で歩けない。
九合目の鳥居を過ぎ、目指す頂上はすぐそこに見えているのにぜんぜん近づいてこない(>◇<)

先に登りきったかっきーが手を振っている。結局最後までへろへろペースだったが無事に吉田口頂上(3710m)に到着。
お釜をはさんで反対側に最高峰が見えている。頂上は比較的風が弱くのんびりとした気分で後続を待つ。

 

お釜をはさんで最高峰が見える 吉田口頂上で記念撮影
吉田大沢はめっちゃ快適☆ ドロップ地点を振り返る
とんでもない広さの沢だ 豪快な一枚バーンを堪能する
頂上は遥か彼方に遠ざかる・・ この景色を見ながら滑るのが富士山の醍醐味
吉田大沢を離れてもこのスケール感 下界に戻りました
今日は時間が無いので最高峰の剣ヶ峰はパス。
吉田大沢へのドロップポイントである白山岳手前の鞍部を偵察しにいくとしっかり雪が繋がっていた。
しばらくしてお気楽さんが登ってきた。 どうやらまっちゃんはアイゼン歩行に慣れてないので本八合目で断念したらしい。
たしかにあの付近は風が強かったので無理は禁物だ。
運よく携帯電話が繋がったので本八合目にいるまっちゃんに吉田大沢の途中で合流するべく打ち合わせをする。

そうこうしてる内にきむひろさんが到着したのでドロップ地点にみんなで移動し滑降準備に移った。
時間は12時半くらい、雪質はいい感じに変わっている。今がチャンスだ♪

まずはお気楽さんから吉田大沢に滑り出し、あっという間に姿が小さくなる。気持ちよさそうだあ〜☆
続いて僕もドロップ。鞍部から少し滑ると一気に斜面が左右に広がる。これが吉田大沢の一枚バーン。すごいスケール!!
30〜35度くらいの斜面が延々続いていく。河口湖や山中湖を遥か下に見ながらしあわせ気分で滑り降りる。

夏道方面にトラバースしながらまっちゃんを探していくと下の方で手を振ってる人影を発見。
そちらに滑り降りると案の定まっちゃんだった。無事合流するとあとはそれぞれが好きなようにシュプールを描きながら滑り降りる。

五合目まで戻るのになるべき歩きを減らすため途中から左方向にトラバースしながら滑る。
途中3回ほど雪の切れているところを板をはずして10mほど歩いたが最後は五合目のすぐ近くまで滑り降りることが出来た。


五合目まで戻ると観光客がいっぱい。スキーを担いでいる僕たちはかなり浮いている。
クルマに戻りさっさと後片付けして観光客に混じりながらソフトクリームで打ち上げ☆


今シーズンはこれにて終了。最高な気分で締めることが出来ました。同行のみなさま感謝です。

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