蓮川 絵馬小屋谷 2006年10月21日

メンバー たかやん、まっちゃん、よっちゃん 

林道終点(7:05)---行合(7:20)---五所ヶ滝(8:00)---18m滝(10:00)---石谷滝(11:05)---白倉滝(11:30)---白倉山(13:00/13:30)---1226p(14:15)---林道終点(15:00)

 

絵馬小屋林道終点 行合に行き会う
支谷に架かる観音滝 五所ヶ滝の下段
滝見たさに右岸を高巻き 洞窟のような五所ヶ滝上段
五所ヶ滝のゴルジュ 一転穏やかな渓相に
秋真っ只中の休日。
予定が無くなって何をしようかと考えていたら、タイミングよく たかやん から「たまには沢連れていったるわ」との連絡が入った。
これはラッキーてなわけで、まっちゃん もダメもとで誘ってみると仕事休めるとのことなので3人で紅葉沢登りに行く事になった。
たかやん が蓮川行きたいと言うのでお手ごろで楽しそうな絵馬小屋谷に決定(・O・)/

大阪を夜中に出発し蓮ダムを目指す。 途中で仮眠をとり薄明るくなった頃に現地へ移動。
絵馬小屋林道終点のスペースにクルマを止めて出発準備をする。
お天気は晴れの予報(^-^)/  気温も寒くはない♪ 絶好の行楽日和のようだ。
駐車スペースからすぐの赤い鉄橋を渡り絵馬小屋谷に入る。

最初は単調なゴーロをだらだら進んでいく。 なるべく水流は避けて進む。
寒くないとはいえ積極的に水には入りたくない気温だ(・-・;
10分ほど歩くと突然両岸狭まった行合に到着。 「おお〜 すっげ〜」と感動☆
しかし川床はゴーロのままなのでそのまま歩いて通過できた。

植林から自然林に変わり明るくなった雰囲気の中をどんどん進んでいく。
左に入る支谷にかかる滝が見えてきた。 どうやら観音滝15mのようだ。 
まわりの自然林と相俟ってなかなか美しい景色を見せている。
引き続きゴーロをゴロゴロ?進んでいくと両岸立ってきて廊下状になってきた。
どん詰まりは大岩で塞がっていて右から滝が噴出している。
どうやらこれが五所ヶ滝2段20mのようだ。 ここからでは下段の噴出ししか見ることができない。
しかしこの滝はなかなかカッコイイらしい! てなわけで全体を見たい見たい(・◇・)♪
一般的には壁が切れるところまで戻って左岸を巻けば簡単に越えられるとのこと。
でも五所ヶ滝の全貌を見るなら右岸巻きが良いとのことなので右岸で登れそうなところを探す。

少し戻ると傾斜が緩くなってるところがあったのでそこから取り付いた。
念のためロープを出して斜面を登っていく。 ロープが短いので壁の手前の立ち木でピッチを切る。
続いて目の前の壁を越えようとするがハング気味でなんとなく岩が脆そう。
試しにハンマーで岩を叩いてみるとボロボロ崩れる。 「ここやだなあ〜」と思って他のルートを探す。
するとたかやん隊長から「右の凹角を登るのだ!」との指示がでた。 隊長の指示は絶対なので「はい!」と右の凹角に進路変更。
たかやんの読みどおり凹角は登りやすいがここも岩が脆そう。 岩の強度を確認しながら登る。
凹角を越えて一段上がった立ち木にFIXして後続に登ってきてもらった。

壁上には踏み跡がついているのでこちらがわも結構登ってる人がいるようだ。
踏み跡をなぞって五所ヶ滝まで進む。 この巻きで1時間以上かかってしまった。 
五所ヶ滝は噂どおりのカッコイイ滝だった。 洞窟のようなつるつるの壁を水流が滑り落ちいている。 
いづれにせよ直登は不可能なので左から巻き上がる。
滝上はこれまたえげつないゴルジュになっていて通過は不可能。 上から見下ろすだけの世界だ。
ゴルジュを巻き終えると一転とても穏やかな景色に変わる。 すぐに二俣になり僕達は右俣を進む。

 

3m斜瀑からはまた両岸狭まる 3段18m滝
18m滝は右草付きのバンドをロープを出して登る 石谷滝 CS20m
白倉滝30m 階段状の40mスラブ滝
美しいブナ林の詰め 白倉山のてっぺんは展望最高☆
単調なゴーロをのんびりと進んでいくと釜を持った斜瀑3mが出た。
濡れるのをきらって右から巻くがイケイケまっちゃんは釜に腰まで浸かりながら越えていた。 見てるだけでつめたい(>◇<)
滝上からは両岸狭まり廊下帯に入る。 しばらく行くと前方に3段18m滝が見えてきた。
まわりは岩壁に囲まれている。 どこから登ろうか考えているとまっちゃんが右の草付きにバンドを発見。

バンドに乗りあがれば滝上に出れそうだが、だれもTOPを行きたがない・・・
二人の目が私にさっさと行けと睨んでいる(;◇;)  ここも念のためロープを出す事にしよう・・
一段上がってバンドに乗りあがるところに小石に噛ませた残置スリングがあった。
ちょっと不安なのでもうひとつキャメロットでプロテクションをとり残置にアブミをかけてソロ〜っと体重を乗せてバンドに乗りあがった。
バンドも少し不安定だが問題になるほどのこともなく滝上まで出れた。

その後は再びゴーロを進んでいく。 右に入る枝谷を見送って少し進むとCSのある石谷滝20mが立ち塞がった。
これは見るからに直登不可能。 少しもどった右のガレを登っていく。
うまい具合に小尾根に登りきった反対側に川床に戻れるルンゼがあるのでラクラク落ち口へ降りれた。
滝上からはまたまた単調な世界を進んでいく。水も少なくなり途中伏流になったところもあった。

しばらく行くと二俣になっていて右俣は30mの滝になっている。 これが白倉滝30mのようだ。
ここも見るからに直登は無理なのでまわりを観察してみる。 すると右のルンゼから抜けれそうな予感。
偵察にルンゼに入ってどん突きまで上がってみると滝上まで抜けられそうなので二人に上がってきてもらう。
さて誰がTOP登りますか・・・      どうやら私のようですね。。 やっぱり(;◇;)
最初ルンゼのどん突きの岩壁を登るがここも岩がもろくて左側の泥壁に逃げる。
泥壁を滑らないようにだましだまし登っていきロープいっぱいの25mで立ち木にFIX。
そこから少し左にトラバースしたところが落ち口だ。

滝上は階段状の40mスラブ滝。 ここは快適に登っていく。 スラブ滝を過ぎるといよいよ源流の雰囲気になってきた。 
美しい自然林の中をどんどん登っていくと藪漕ぎなく台高の縦走路に飛び出した。
縦走路を東に少し登ると白倉山(1236m)に到着。 ここからの展望は素晴らしい。 正面には迷岳が見えている。
景色を見ながらパンとイチゴ牛乳でシアワセなランチタイムを摂る。

さてさて、帰りは一般登山道で林道終点まで戻るコースだ。 まずは台高の縦走路を1226mピークまで進む。
アップダウンが多くてこの縦走路にはヒーヒー言わされる(>◇<)
1226mピークからは林道にむけてどんどん下るだけ。 ナンノ木平を過ぎると傾斜はきつくなり自然林から植林帯へ。
小走りで下っていくとあっという間に林道終点に到着。 

てなわけで秋晴れの中、楽しい1日を満喫出来ました。 
絵馬小屋谷・・ いい名前ですねえ。 どんな由来だろう。 っていうか地形図では江馬小屋やし。。(@◇@)??

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