宮川 堂倉谷(石楠花谷) 2005年6月25日〜26日

メンバー やまとさん、よっしぃー 

6/25 大台ケ原駐車場(6:35)---日出ヶ岳(7:00/7:20)---堂倉滝(8:40/9:00)---奥七ツ釜(11:25/11:35)---地池谷出合(12:45)
6/26 地池谷出合(6:50)---石楠花谷出合(7:35/7:45)---正木ヶ原(11:00)---大台ケ原駐車場(11:35)

  

日出ヶ岳の山頂でごきげん♪ 堂倉滝18mは大巻き
幅広7mの先に斜瀑30mの美しい眺め♪ 幅広7m滝を登る
斜瀑30mは右岸から巻いた 暑いので水に浸かると気持ちいい^-^
毎年行われる水質調査でだいたいいつも日本一に輝いてる清流宮川。その源流にあたる堂倉谷に行く事になった♪
空梅雨な今日この頃、きれいな水でいっぱい水遊びをするぞ〜^-^

やまとさんと吉野のコンビ二で待ち合わせをして一路大台ケ原を目指す。
やはり今日も晴天!! ほんまに6月なのか!? 
6時の大台ヶ原駐車場にはまだ少ししかクルマは止まっていない。登山道入り口の近くにクルマを止めて出発準備をする。

6時半、日出ヶ岳に向けて遊歩道を歩き出す。
すれ違う人はなぜかみな大きなカメラと三脚を持っている。。 ここはカメラマンの聖地なのか??
朝から6月の強い日差しを受けて僕もやまとさんも汗だく。 ひーひー言いながらも日出ヶ岳(1694.9m)の頂上に到着。
先日の立間戸谷で普通の登山道なのに道に迷ってしまい中高年ハイカーを失格になった。
なので今回は中高年ピクニッカーに格下げされての出直し。
日本百名山に登頂できて大満足♪ これで目的の半分は達成したと言うものだ^-^

さてここから、一気に高度をさげていく。この下りは昨年の台風の影響で先日まで通行止めになっていた。
新しく整備されたような真新しい階段をどんどんくだっていく。
シャクナゲ平やシャクナゲ坂などとやたらシャクナゲな道を下りきったら堂倉小屋に着いた。
その一段下に大台林道が通っている。 ここから大杉谷方面はまだ通行止めになっていて登山道入り口は封印されている。
なので「すんません、今回は見逃してください!」っと言いながら通行止めの看板をすり抜けて悪の道に一歩踏み出した。

ここからさらに急下降。道も中高年ピクニッカーにはギリギリの悪路になる。
だんだん沢の音が近づいてきて左手に西ノ谷が見えてきた。程なく前方に堂倉滝吊橋。
やっとたどりついた!! しかし疲れた・・・ 
目の前に堂倉滝18mが堂々と落ちている。この滝はかっこいい!! 
さっそく沢装備を装着して入渓!!・・・って行きたいところだがこの谷はまず大巻きから始まる(^-^;

最初の難関は堂倉滝吊橋の通行止めバリケードだ。。
「すみません、今回も見逃してください!」っと言いながら通行止めの看板を乗り越えて極悪の道にまた一歩踏み出した。
台風の影響で少し傾いた吊橋を渡り、登山道を歩いて行く。
次に出てくる堂倉吊橋の右手石垣の上に立派な道が付いていて、ここから巻きに入る。
道はしっかりしてるが、急坂なのでやはりここでもヘロヘロになる。入渓まで時間がかかるのだ。
登りきったところにモノレールの軌道がある。「どこから谷に降りるねん!!」っと叫びながらあたりをうろうろ。。
少し軌道沿いに進んだところにFIXロープの張ったルンゼを発見。。 ロープを頼りにヨレヨレ降りていきやっと入渓。

降りたところがちょうど堂倉滝の落ち口付近。上流を見るといきなり美しい景色に目を奪われる。
川幅いっぱいの瀬滝の向こうがわに斜瀑30mが見える。その美しい景色に吸い込まれるように進んでいく。
すると斜瀑30mの手前に釜を持った幅広ナメ滝7mがあった。暑いのですぐに泳いで滝の右手にとりついて登る。
やまとさんは最初、およぐのを嫌って腰までつかりながらへつってたが結局あきらめて泳いで滝にとりついた^-^
つづいて斜瀑30mの釜の前に到着。さすがにこの釜はでかい。滝自体も二条の滝がひとつになって扇状にひろがっていて面白い。

ここは両方から巻けそうだが、僕達は右岸を巻くことにした。
釜を少し泳いで滝の左手に入るルンゼに取付く。すぐに巻きにかかり笹の中のいやな急登をこなして落ち口へ。
その先も美しい景色が続いている。

 

中七ツ釜の斜瀑6m 巨岩帯が始まる^-^
適当な岩を見つけては遊んでいく♪ 斜瀑10mは左岸を登るが・・・
2段8m滝 かっこいい♪ 時間が余ったのでここでも暇つぶしに遊ぶ
このあたりは中七ツ釜と呼ぶらしい。次々でてくる小滝や釜をへつったり泳いだりしながら進んでいく。
すると今度は巨岩帯に突入。登れそうな岩はあえて登り、出てくる小滝は突っ込んで遊んでいく。
次は斜瀑10mが目の前にあらわれた。ここはひと目見て「左岸を直登でしょう!」ラクショーっと威勢良く取付く。
しかし登るにしたがって傾斜が強くなってき、最後は半泣きになるころに目の前にFIXロープが!!
意地もプライドもなくロープにすがりついて越える。
あとから登って来たやまとさんもここで思わずロープをつかんでしまう姿を見て「よっしゃ♪」っと内心よろこぶ^-^

つづいて小滝が連続するのだが直登は無理なので左岸側を巻いていく。
右手にアザミ谷を見てしばらく行くと2段8mの滝が!! これがまたかっこいい!!
時間も予想よりだいぶ早く進んでいるようなのでここで少し遊ぶ。
左岸から簡単に巻けるのだがあえて泳いで側壁に取付いた! ・・・まではいいが壁に這い上がれずすごすご戻ってくる^-^;
あっという間にカラダは冷えてブルブル震える(><)  つづいてやまとさんがチャレンジ。無事に壁の上に這い上がった。
僕は「せっかく持ってきたギアも使わんとたんなる重しじゃん」と言い訳してカム&アブミで乗りあがった^-^;

滝の上にあがり上流を見ると写真でよく見た景色が広がっていた!! 「おお〜!奥七ツ釜やん♪」

 

奥七ツ釜でお約束(^-^) これもお約束の写真(^-^;
斜瀑8×15mは左岸を登る 斜瀑5mは左手の壁を登る
堰堤が要塞のように立ち塞がった 地池谷出合で本日終了
まるでお上りさん気分で釜に走り寄って感動する^-^ 
そしてやまとさんはお約束のジャンプ!! 合計3回も飛び込んでいた^-^;
奥七ツ釜を過ぎてもまだまだ美しい景色は続く。次の斜瀑8×15mを登ったところでランチタイム^-^
美しい景色を見ながらパンをかじるひと時・・・ しあわせだ^-^ 陽にあたると冷えた体があったまる♪

その後も釜あり滝ありであきることがない^-^
しばらく進むと目の前に要塞のような堰堤が立ちはだかった。さすがにこれは越えれない^-^;
右岸から巻き上がり堰堤の先が平凡な河原状と確認するとそのまま一気に林道まで登りきった。
右手に堂倉谷の河原を見下ろしながら林道沿いを黙々と歩いていく。
林道歩きはあきてくる・・・

そろそろ林道歩きにも疲れ「今日はこの辺でゆるしといたろ!」ってことになって河原に降り立つ。
地池谷出合にテン場を定めて本日の行程は終了。 ってまだ1時前やし・・・^−^;
さっそくシェルターを張って焚き火の準備。やまとさんは食料調達の旅へ。。

今日のディナーはやまとさんの作ったイタリアン風鍋?? 少しお酒も入り焚き火の横でごろんとねっころがる。
そのままウトウトしながら夕暮れ時を過ごした。 すると人の気配でふと目が覚める。 対岸を3人パーティが歩いている。。
時計を見ると18時・・ 一瞬夢かなと思うがそうでもなさそうな。。 まあいいか^-^;
夜はシュラフカバー1枚じゃ少し寒くて何度も目が覚めた。

  

プチゴルジュ状にて半分水中写真 石楠花谷出合
いきなり流木が・・・(><) 懸垂で最初のゴルジュに降り立つ
2段18mは左岸の溝から巻く 2番目のゴルジュ
詰めは近い 正木ガ原に飛び出る^-^
翌朝も晴天^-^ のんびり朝食を食べてから出発。まずは平凡な河原を歩いて行く。
すぐに昨日通りすぎた3人パーティに出会う。やっぱり夢じゃなかったんや・・・^-^;
だらだらの河原がしばらく続く。 堰堤を越えて土砂で埋もれた伏流の河原を少し行くと二俣だ。
ここは左の本谷へ。徐々に谷らしい渓相に変わってくる。なおもだらだら歩いて行くと、両岸立ってきて斜瀑4m。
左岸から越えて、まもなく石楠花谷の出合に到着。

ここで本谷と分かれて石楠花谷に入る。谷は左へ右へと折れ進んでいく。
するといきなり去年の台風の影響かどうかしらないが土石流やら流木やらが谷を埋めている(><)
流木帯を越えると2段13mの滝に突き当たる。ここは左岸に入るルンゼから巻いていくことにした。
ルンゼを少し登ると巻き道の踏み跡があるのでそれに沿って笹の急斜面を登る。
落ち口よりもしばらく高度を上げてからトラバースに移り最後は懸垂で滝上のゴルジュの中に降り立った。

すぐにゴルジュは終わり単調な渓相になる。今度は2段18m滝が登場^-^
ここも流心を横断して左岸のルンゼから巻きに入る。相変わらず笹の急斜面だ。
滝上から慎重に沢床に降り立つ。ここから両岸が狭まりゴルジュが始まる。このあたりはなかなか楽しい♪
ゴルジュを抜けると一段と傾斜が強まりヘロヘロになってくる。

しばらく進むと右岸に20m滝を架ける支谷が入っている。谷はいよいよ詰めの様相に変わってくる。
だんだん谷は狭まり倒木も邪魔なので右手の笹の斜面に逃げる。そのまま笹の急斜面を登ると見慣れた枯木の景色に・・・
正木ガ原の末端に着いたようだ。遊歩道を歩く登山者も見えてきた。 鹿よけのネットに沿って登っていくと遊歩道に合流。
あとは尾鷲辻経由で駐車場まで遊歩道をのんびり歩いていくだけだ。

 

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