台高 備後川大谷 2004年6月5日〜6日

メンバー かっきー、哲ちゃん、やまとさん、よっしぃー

6/5 大谷橋(6:20)---瀬戸小屋谷出合---二股(8:30/8:50)---キャンプ適地(13:00)
6/6 キャンプ適地(8:00)---林道(9:00/9:15)---大谷橋(10:00)

 

いきなり暗〜い入渓地点^^; 長瀞は泳いで越える
冷たい〜寒い〜 腰まで浸かりながらのへつり
大きな釜を持った8mは右岸を直登 ここも泳いで右岸に取り付く
2段S字は上段でロープを出す もう泳ぎたくない〜 左岸を巻いた
やまとさんのお誘いで北山川水系の備後川大谷に行くことになった^-^
で、それってどこ?? ^^ゞ  「ふむふむ池原ダムの近くか…」 さっそく地形図を買ってきて下調べ。。 
まわりは1000mに満たない山に囲まれたなだらかな山容^^ そのわりに谷は深いな(^^;
過去レポなどで見てみると結構厳し楽しそ〜(^^)

当日吉野で4時にやまとさんと合流。一路備後川林道の大谷橋へ。
梅雨入りまじかの土曜日。今日の午後に前線が北上してくるらしいがまだ空は晴れている。
結局睡眠時間はゼロ。眠いぞ〜^^; 出発準備をして6時20分入渓。
大谷橋の左岸側から河原に降り立つ。 遡行はいきなり薄暗い廊下帯から始まった。
身体が暖まる前から水に浸かるのはツライ〜(^^; 「さむ〜」「冷たい〜」「あお〜」などと廊下帯に叫び声が響く。
そして目の前には30m以上ありそうな長淵があらわれる(T-T)
流れがほどんど無いのでお手軽に泳いで越えられるがなんせ寒い^^; 身体が暖まるヒマがない

右手に瀬戸小屋谷を分ける。 時計を確認すると予定よりだいぶ早く進んでるようだ。
「このままやったら早くテン場につきすぎるからもう少しペースを落とそうよ〜」と言うが
トップのやまとさんはペースを落とすことなくどんどん進んで行く^^;

廊下帯はまだまだ続き、休む間もなく水に浸かる。寒い。冷たい。
15m以上ありそうな大きな釜を持った8mは左岸を直登。
続いてまたまた大きな釜を持った2段S字8mが出てきた。
「寒い〜 ちょっと休憩しようよ〜」っと言い終わる前にすでにやまとさんは釜に飛び込んでいた^^;
「ああ〜また、いっちゃったよ〜」残りのメンバーもしぶしぶ続いていく。
2段S字の左岸に取り付き中段まで登る。ぶるぶる震えながら考える「さて上段はどこから越えよう」
この谷は基本的にヌメッてるので登りづらいったらありゃしない。
結局やまとさんが乾いている水流の右フェースを空身で登り。上からロープを出してもらい越える。

次の10mはさすがにもう泳ぎたくないのでパス。左岸を巻いて落口のナメに降りる。
そこから瀞を越えてすぐに二俣に到着。

 

穏やかな二俣 連瀑帯に突入
滝がどんどん続いていく 多段20mは快適に直登
気持ち良く登れる これは無理^^; 左岸を大巻き
穏やかな二俣で休憩。予定よりだいぶ早いペースで進んでいる。
この調子だと昼頃にテン場についてしまいそうだ^^;
この谷は大きくわけてこの二俣までがゴルジュ帯で、ここから先は連瀑帯に変わるらしい。

右俣は本谷で穏やかな渓相が続いている。
僕達は左俣に入る。2段の滝を越えてさらに奥に進んで行くと左手から20mが落ちてきている。
ここは少し手前を右岸から巻き出してナメ状の落ち口に降りた。
どんどん奥へ進んで行くと滝は次から次へ現れる。10mは巻いて続く多段20mは直登。

次に出た30mは無理^^;  左岸から大巻き開始。 ここで、コース取りを失敗。ロープを出すはめに^^ゞ
やまとさんが20mロープをぎりぎりいっぱい使って登る。
ビレイしながら「20mやのにエライ時間かかってるなあ」などと話していたが、
笛が聞こえていざ自分が登り始めると、かぶってるやらボロボロの壁やらで悪いったらありゃしない。
よくもまあ、こんなところ登ったもんだ^^; 
やっとたどりついたテラスではすぐ横のルンゼからしっかりした踏み跡が…(T-T)

1度尾根まであがり適当な場所から下降。
わずかな踏み跡をたどってやらしい薮に突っ込む。イバラに苦しめられる。
「谷は思ったほどではないけど、イバラは4級だあ」などと勝手な事をわめきながら下降。

 

30m滝の落ち口 15m 左岸を巻く
懸垂で降り立つ 50mナメ
ファイヤー 山を越えて林道に降り立つ
イバラでボロボロになりながらもやっとこさ落ち口におりて休憩。
渓相は穏やかになったがすぐに15mが現れた。少し戻り左岸から巻き開始。再び薮に突っ込む。
落ち口と同じ高度まで上がるが近づけないのでもう少し上まで登る。
最後は懸垂下降で落ち口へ。そこからもう1段あがると50mナメが続いている。
ここで核心部は終了のようだ。想像してたよりはすんなり来る事が出来た^^
あとはだらだらと適当なテン場を探しながら歩く。

しばらく行くと丁度いい河原があり、テン場に決定^^ まだ13時なのに宴会スタート^^;
ひさびさに哲ちゃん鍋をつつきながら焚火を見てると眠たくなってきた^^ 15時くらいにはみんなお昼ねタイム^^ 
しばらくして3人組のパーティがあがってきたが今日は詰めて本谷へ抜けるらしい。
さっさと通り過ぎて行った。今回会ったのはこのパーティだけだ。

17時ころに雨がぽつりぽつりと頬をたたいたので寝床に帰って本格的に爆睡態勢をとる。
その後、他の3人は2次会をしてたみたいだが僕は普段の睡眠不足がたたり、朝の6時まで寝てしまった。
朝起きて「谷中で15時間寝たのは記録やでえ」と言われてしまう^^ゞ


起きると雨はほとんど止んでいた。
やまとさんと哲ちゃんは寝床をヒルに襲われて1時間おきに目が覚めてたらしい^^;
僕はぜんぜん平気やってんけどなあ。。となりにヒル除けのかっきーが寝てたからか…?

どんよりした空のした出発準備。これ以上詰めても面白くなさそうなのでここから退却する事に決定。
右岸の踏み跡らしき場所に突っ込む。またまたイバラ攻撃。痛い痛い^^
薮の中をかすかな踏み跡をたどって急斜面を上がっていく。
雨あがりの斜面ではあちこちでヒルが元気に踊っている。
取りついてきたら塩をぶっかけたろうと思ったけど殺気を感じたのか一匹もつかなかった^^;

伐採地に出て鹿よけフェンスを2回越えて尾根にあがる。
進路を南にとり884.7mピークからは南西の尾根に入り林道に下り立つ。
そこからは林道沿いに大谷橋まで下っていくだけだ。

近畿地方が今日梅雨入りしたと聞いたのは帰ってからだった。

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