川迫川 バリゴヤ谷  2003年6月29日

メンバー  かっきー、なごぴょん、よっしー 

モジキ谷出合(6:00)---バリゴヤ谷コル(9:00)---バリゴヤ谷ノ頭(9:30)---稲村ヶ岳(12:00)---大日のキレット(13:00)---岩本谷林道出合(15:00)---モジキ谷出合(16:00)

 

バリゴヤ谷のチョックストーン チョックストーン高巻き後
右岸の岩壁 バリゴヤ谷のコル
いつものように大淀のコンビニで集合し途中でクルマ1台にしてR309を進む。
天候は回復にむかう予報だが、どうもすっきりしない。
南に行くほど前夜からの雨が残っている。モジキ谷出合のスペースにクルマを止めて準備。

モジキ谷は天候のせいかとても暗い印象だ。小さな滝がいくつもあるが軽快に進むことができる。
二股で本谷とわかれドンブリ辻谷に入る。傾斜はやや急になりすぐにバリゴヤ谷出合に着く。
バリゴヤ谷に入るといったん水が消えてしまう。 面白くともなんともない登りだ。
バリゴヤ谷右又に入る頃に再び水が出てくる。
しばらく進むと巨大なチョックストーンが谷を塞いでいるので左岸から巻いてクリア。
再び谷に降立ちあとは傾斜のました谷を詰めていく。このあたりの右岸の岩壁はとても迫力がある。
コル直下のガレ場はとても悪く、1歩歩くごとに落石がおこってしまう。 この谷一番の難所はここかもしれない。
なんとかガレ場を通過しすぐにコルに到着。ここはとても雰囲気があっていい感じだ。

 

バリゴヤ谷ノ頭 稲村ヶ岳
大日のキレットを下降
ウォータースライダー!! ドボーン!!
あとは稜線ぞいに進むだけと思いきやいきなり支尾根に入り込み引き返すはめになる。
コンパスを家に置き忘れてきたのが痛い。うしろから方向を指示してもらいながら木々を掻き分け進む。
進む方向を軌道修正してやっとバリゴヤ谷ノ頭(1580m)に到着。残念ながら展望は期待できない。
バリゴヤノ頭からは地図上でも点線になってるのでいくぶんマシかなと思っていたらシャクナゲの密生地帯で
予想以上に困難な稜線だ。それでも最低鞍部のドンブリ辻のコルを過ぎるころからは幾分よくなってくる。
しかしシャクナゲは相変らず元気で、その太い枝をかき分けながら進むのはキツイ。
稲村ヶ岳にむけてどんどん高度を稼いでいきなんとなく人の声がしてきたなと思ったらひょっこり山頂の展望台に
飛び出してしまった。さすがに稲村ヶ岳(1725.9m)の頂上は他の登山者でいっぱいだ。


頂上からはガスの切れ間に山上ヶ岳や大普賢岳などが見れて気持ちがいいな。で、後半戦突入。
岩本谷を下降する。頂上から稲村ヶ岳と大日山の間にある大日のキレットまで登山道を歩きそこからキレットを下降。
予想と違いあんがい楽に降りて行ける。木につかまりながら下っていくとすぐに傾斜が緩くなってくる。
しばらく行くと水が出てきて沢らしくなる。

穏やかな谷をぐんぐん高度をさげていき、二股をすぎてしばらくすすむと気持ち良さそうナメ滝がいくつか出てくる。
これは滑らずにいられない! みんなでウォータースライダーさながら滑りまくる♪ 
しばし童心に返るおっさん3人組でした。

   

稲村ヶ岳
そこからすぐに林道と合流。しばらく林道歩きが続く。
クルマを1台白倉谷側にまわしてたら良かったと思ったのも後の祭。
再びモジキ谷出合まで1時間ほど歩くことになった。
かっきー、なごぴょんありがとう。今回も楽しい沢ができました。

 

山旅日記に戻る