南アルプス 荒川三山・赤石岳 2000年8月19日〜22日

富士見平から見た荒川岳

              
8/19 畑薙第一ダム-----椹島
AM1:10 大阪駅 サンライズ瀬戸号に乗りこむ。定刻より35分遅れの出発で静岡の乗り継ぎが心配になるが
日頃の行いが良かったのか(行い良かったら遅れたりせえへんか!)無事バスに乗車。\(^0^)/
静岡からバスはトイレ休憩しながら3時間半かけて畑薙第1ダムまでのんびりと走っていく。
爆睡していたのであっというまに到着してしまった。AM9:20 登山届をだしていよいよ出発だ!
東海フォレストの送迎バスを横目に見ながら歩き始める。ダムを左手に見ながら快調にとばす。
しかーし2時間も歩く頃にはすでにバテバテ状態。さすがに黙々と林道を歩くだけはつらいぞ。
おまけに工事のトラックが砂埃をあげながらどんどん追い抜かしていくではないか。
しかしどうすることもできないのでひたすら前へ前へと進んでいく。途中何度かぶっ倒れながらなんとか
PM2:40  椹島に到着。5時間かかってしまいました。さっそく受付をすましテントをはる。広々としてて
気持ちいいキャンプ場だ。おまけにこんなに広いのに今日は他には1張りだけというのもぜいたくだな。
    

8/20 椹島-----千枚小屋
AM4:40 まだ暗いうちに出発。林道を10分ほど歩いて滝見橋の手前で左に分岐。少し沢沿いを歩き
吊橋で左岸に渡っていよいよ登りがはじまる。すこし明るくなってきたが谷が深いので日がさすまで
まだ間がありそうだ。暑くならんうちに進めるだけ進もう。樹林帯のだらだらとした坂道をひたすら登って行く。
いつのまにか日もあたってきてきょうは晴れというのを知らしてくれる。途中休憩しながらも小石下をすぎて
林道を横切り本格的に疲れてきたなあと思う頃に清水台に到着。この涌水がうまいのなんのおもわず
早い昼食をとってしまったのでした。おなかもいっぱいになり出発。途中荒川三山がきれいに見えるが
もくもくと登る。延々と樹林帯の登りが続いていく。もくもくと登って行くうちいつのまにか駒鳥池に到着。

 (駒鳥池)                           駒鳥池                      

あともうひと頑張りで千枚小屋だ。 道は西へと方角を
かえて少し登ると まわりがお花畑になる。すぐに小屋に
到着。テントはボクだけのようだ。さみしいなあ。
小屋のテラスからは富士山がよく見える。                            

  





8/21 千枚小屋---千枚岳---荒川三山---荒川小屋

AM3:00起床 雲行きが怪しい。雲のすきまから星が見えるがすぐにかくれた。出発準備をしてるうちに
雨が降り出す。AM4:44雨具を着込んで出発。しかし南アルプスは森林限界が高いなあ。
2700mを越えてやっと抜けた。とたんに風雨が強くなる。PM5:30千枚岳で小休止。
3日目にしてやっとピークに立てた。空は完全に雨模様だ。千枚岳からはしばらくやせ尾根を行く。
風が強いのでバランスに気を使った。道はいつしか悪沢岳への登りにかわる。途中雷鳥が出迎えてくれた。
ガラガラの岩場を抜けてAM7:30悪沢岳(荒川東岳)の頂上に到着。晴れていたらすばらしい景色だろうなあ。
残念。頂上からは一旦200m位いっきに下って行く。登りなおして中岳避難小屋を横目に見てすぐに
荒川中岳到着。雨が降ってるのですぐ出発する。一応荒川前岳までピストンする。今日はすべてガスの中
だったけど、荒川小屋に下る途中のお花畑は今まで見た中でも1.2を争う位すごかった。感動しました。

 (荒川小屋テント場からの景色) かすかに富士山が         荒川小屋のテント場                       

AM10:10荒川小屋到着少し
早いけど本日の行程終了。
テントの中で雨の音を子守唄に
うとうとしていると午後から徐々に
天候が回復してきた。
よしっ明日は晴れだ!    

     


8/22 荒川小屋---赤石岳---椹島
AM1:30起床 空には満天の星が瞬いてる。今日はてっぺんから日の出を見るために
早立ちだ。AM3:00出発。樹林帯を抜けすぐに大聖寺平へのトラバースに入る。
月明かりでヘッドライトがいらないくらいだ。30分で大聖寺平到着。西の景色が
ひらけて遠く伊那の街明かりが見える。小赤石岳の急登がはじまるが気分は最高。
東の空が徐々に明るくなって来た。AM4:36小赤石岳到着ここで日の出を待つ。                                                                         小赤石岳から見た赤石岳

AM5:05日が昇り赤石岳が真っ赤に染まる。この景色が見たい
ためにここまで来たんだ!しばし大満足で時をすごすが
寒いので出発。すぐに赤石小屋への分岐に着く。ここで荷物を
下ろして赤石岳へかけあがる。AM5:40赤石岳到着360度の
大展望だ。もう気分は最高。十分景色を楽しんでから下山
開始。道はいきなりの急下降してしまう。ああもったいないなあ。
あっというまに赤石岳が頭上にそそり立つ。道はしばらく
トラバースになりAM7:20富士見平に到着。荒川岳も見納めだ。
少しくだってPM7:55赤石小屋到着。あとは樹林帯の道を
延々と下って行くだけ。これがまたきつい下りだ。すでに膝は
半笑い状態。まいったまいった。AM9:26だいぶ降りた気に
なったけどまだ中間地点の林道跡。すでに膝は大爆笑してる。
道はまだまだ降りて行く。最後のつづら折れの道をなんとかクリアしてAM10:53ようやく椹島に到着。
もうあの林道を畑薙ダムまで歩く元気はありません。東海フォレストの人に頼んでなんとか送迎バスに乗せて
もらえることになった。どうもありがとうございました。次は小屋で1泊しますので。と安心しても大阪までは
遠いみちのりなのです。ようやく家にたどり着いたのはそれから12時間後のことでした。

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