安達太良山 2013年3月23日

単独

奥岳(6:50)---くろがね小屋(8:25/8:40)---牛の背(9:50)---安達太良山(10:20/10:45)---あだたら高原スキー場TOP(11:45)---奥岳(11:50)

GPS軌跡 

奥岳登山口 勢至平付近を進む
くろがね小屋 稜線方面はガスの中
ホワイトアウト的な 牛の背は西風びゅうびゅう
安達太良山のてっぺん 祠の中には・・・
年始に今年のテーマは東北だ!と言っておきながら、まだ一歩も足を踏み入れてません。すみません。
しかも今月は何かと出費が多くて遠征費もままなりません。 でも東北行きたい!
で、いろいろ調べてみると安達太良山ならばコストパフォーマンスがよろしそうなので行ってみることにします。
意外に福島県は近いのです。大阪から信州や上越に通っていたことを考えると遥かに近いわ。

そんなわけで夜中の東北道をひた走って登山口のある奥岳(もしくはあだたら高原スキー場とも言う?)に到着。
スキー場のゴンドラを使えばあっという間に標高1300mの薬師岳まで行けるらしい。
しかし、せっかく初めて来る山域なのにもったいないし、お金ももったいない。
と、言うわけで登山コースをくろがね小屋経由で登ります。

だらだら準備して7時前に歩き出しました。スキー場横から登山道に入るとすぐにシール登行が可能になる。
鳥川橋を渡って少し登ると旧道と馬車道の分岐点。ここは旧道を登っていくことにする。
最初の急登をこなすと尾根に出て傾斜が緩まった。そのうちだだっ広い台地状の末端に出た。
ここが勢至平という場所らしい。目指す稜線はまだガスの中。今日はだんだん晴れてくるらしいので出来るだけゆっくり登る。

勢至平を横断し湯川の渓谷が見えてくるとトラバースするように登山道は続くようになる。
まだ、雪面はカリカリなのでトラバース道はうれしくないが・・・
しばらく進むとかすかな硫黄の臭気と共に前方にくろがね小屋が見えてきた。
小屋の横で小休止。稜線は強風でクラストしてそうなのでスキー板は背負ってアイゼンで登ることにする。

最初間違ってそのまま谷沿いを進みかけたが、なんかおかしいので地図を見ると小屋前から左の尾根を行くみたい。
小屋まで戻って登りなおす。 っていうかこの谷沿いは硫化水素危険地帯で立ち入り禁止やん。ひえ〜
登山道は尾根に乗りあがると斜面を左上するように進んでるような、いないような・・・
実際のところどんどんガスが濃くなりどう進んでるかさっぱりわからん。

真っ白やし強風やしでもうどうにでもして状態。ほんとに天気は回復するのだろうか?
時間調整がてら休憩しながら牛歩戦術で登っていく。しかし戦術の効果もなく牛の背の分岐まで登ってしまう。
稜線に出るとまっすぐ歩けないくらいの強風。でも這いつくばるほどのものではないので大丈夫か。

牛の背を風に押されながらヨレヨレ進んでいく。相変わらず視界がないのが残念。
前方に岩峰が出てきた。左からぐるっと巻くとこれが安達太良山の頂上のようでした。
この頃になるとようやくガスが薄くなってくる。スキー場方面から登ってくる登山者がたくさんいてはります。
安達太良山(1699m)のてっぺんに登ると祠があって中にはかわいらしい石の像が鎮座されていた。
いよいよ青空が見えてきて急激に視界が開けてきた。ゆっくり登った甲斐がありましたわ。
  
船明神山方面 安達太良山
ドロップポイントを探りながら滑る 鳥川源流部へ滑り込む
少し滑って振り返る もう少し滑って振り返る
五葉松平から安達太良山方面 あだたら高原スキー場へ滑り込んで終了
初めての山域でどれが何という山かようわかりません。しばらく景色を見てのんびり過ごす。相変わらず風は強いですが。
そろそろ雪も緩んだ頃なので滑ることにしましょう。
山頂付近は風で飛ばされたのか融雪したのか地面が見えているので少しスキー場方面に下ったところでスキー板を履く。
まだクラストしている斜面を鳥川源流部へのドロップポイントを探りながら滑り降りていく。
鳥川源流部の全体像が見えて来たのでいよいよ谷へ滑り込んだ。
上部はまだガリガリしているが少し下るとザラメ雪に変わり楽しく滑ることができる。
ちょー気持ちいい感じでどんどん滑ります。このまま鳥川を滑ると滝が出てきそうなので五葉松平に向かう。
五葉松平はブッシュが多く藪スキーになってしまった。振り返り見る安達太良山は別名が乳首山だと納得してしまう山容ですな。
最後は急斜面を滑り降りてあだたら高原スキー場のゴールドラインリフトTOP付近に滑り込んだ。
あとは土が見えて賞味期限切れ間近のゲレンデを奥岳まで滑り降りて終了。

さすが日本百名山だけあって一般登山の方もいっぱい登ってはりました。人気の山です。

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