おんなの45°を突破せよ in 伊吹山 2004年3月13日 

メンバー たかこちゃん、マホちゃん、よっしぃー(鬼コーチ) 

3合目(9:25)---伊吹山頂(12:10/14:10)---3合目(15:10)

 

あの頂きを目指せ 女の45°に突入
一歩一歩確実に高度を稼ぐ 空まであと少し
景色を楽しんでる余裕はあったのか?^^; 無事山頂にたどり着きました^^
「雪を見に行かな〜い?」
この甘い言葉に二人の女子が罠にかかった。。

目的はバリ山おんな養成特別訓練。
どんな目に遭うかは何も知らず二人は伊吹山のゴンドラに搭乗。
快晴の伊吹3合目に降り立った。

なんと、ここ数日の高温と雨でほとんどの雪が融けているじゃないか!
鬼コーチは少し困ってしまった。。
お天気の中、気持ちのよい草原を歩いて行くとついついのほほ〜んとした気分になってしまう^^;

しかし5合目を過ぎるあたりからところどころ残雪があらわれてきた。
いよいよ、本日の強化訓練開始だ。
鬼コーチは登山道を離れ残雪の急斜面に進路をとった。
「さあ、ここを登ってみたまえ」鬼コーチは叫ぶ!
二人の山おんな候補生はおぼつかない足取りながら確実に登って行く。
今回の課題は雪上歩行の基本中の基本「キックステップ」を確実に身につけてもらうこと。
直登、トラバース、急傾斜、緩傾斜それぞれの歩き方をこなして行く候補生。
まだまだ不確実な足取りながら必死に登る二人に鬼コーチも必要以上に力が入る。
それに二人はボッカ訓練を兼ねてザックに鉄アレイや石を仕込んでいるらしい。

8合目まで登り、いよいよ本日のメインメニューの登場。
「9合目直下のルンゼを突破して”おんな”をあげろ!」鬼コーチの容赦ない言葉が空に響く。
傾斜40°、コースどりによっては45°もしくはそれ以上のこのルンゼ。
確実なキックステップが出来ていないと突破不可能。
ルンゼに飛び込んで行く候補生の顔から笑顔が消えていく。
半分ほど登ったところで二人にルートを選択させる。
なんと二人は一番傾斜のキツイ左側ピークを目指すと言うではないか!!
二人のやる気と根性に鬼コーチは深い感動すら覚えるのだった!!

まさに雪壁と化した45°いや一部50°を越えていそうな斜面に挑む二人。
緊張で言葉を発することもできず、それでも一歩一歩上へと進んで行く二人。
そんな二人に鬼コーチは心の中で誓うのだった「君達をぜったい立派な山おんなに導いてみせる」
そしてついにだどり着いた9合目頂上台地。
大喜びしてる二人を見つめる鬼コーチの目に光るモノがあった。

その後、伊吹山山頂(1377.3m)で達成祝賀宴会。
風は強いものの空は晴れ渡りとても気持ちが良い。
しかし登り以上に危険な下りが待っている。。
緊張を解くのはまだ早い。

午後の腐ってきた雪はとても扱いづらい。
下りは登り以上に一歩一歩に神経を集中させなければならない!
それを身を持って体験できた二人は今後大いなる進化をとげていくだろう。


ってなことを書きながらも鬼コーチは女子二人に囲まれてとてもしあわせな1日でありました^^

それではこの続きはまた第2弾で。
たかこちゃん、マホちゃんありがと〜
^^

 

すばらしい日々に戻る