ドラえもん映画25周年、おめでとう!!

2004年春ドラえもん映画
よちとのんのの感想対談!



Pa-Pa-Pa ザ☆ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!

映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝



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「Pa-Pa-Pa ザ☆ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!」


よち(以下Y):
ウィッキー…!! 今年は野生に帰ってました(笑) 2号物真似担当のよちです。…いやもうなんていうか、主題歌から先に作ったでしょ!?とつっこみたくなることうけあいのナイスな映画でした。…広川さんすごすぎるー(笑)


のんの(以下N):
今年もうまいです、よちさん!(2号の物真似が…野生にまで!?) 広川さんから語りますか? なんか自分の笑い声ばっかり響いててちょっと恥ずかしかったですよ、映画館。大好きです…タコアトサンプンデポ〜ン!だっけ?(笑)

Y:
のんのさん大ウケでしたよね! 私も最後の主題歌のところで、お子さん方にご迷惑なくらい笑っちゃったけど! なんていうかー、シュール! すごいシュールでしたね! (広川さんの声自体がシュールっていうか…)タコが頭の上にーとか、あの秘密基地の入り口とかー…なんでこのシチュエーションなの?と思うことしきり。そのくせ、悪者のドン石川がなぜいるのかとかそんな説明全くないし! たぶん説明する気もないし!(笑)

N:
でもそのシュールさ、だじゃれっぷりがパーマンワールドなの! 改めて映画を観て原作を読むとね、その辺りの世界観の見事な踏襲ぶりにほんとに驚かされる。シュールっていうか…ナンセンス! へこーっですよ、へこーっ!

Y:
そうなの。のんのさんに指摘されて思い出したけど、パーマンってダジャレ多かったよね! 言葉あそびみたいなの。ドラとかも結構あったんだけど、藤子漫画の特徴なのかな。そのあたりとか、しっかり抑えてあって、ハメはずし気味の映画だったけど、ちゃんと「藤子作品」らしかった! 「藤子作品らしい」というのは近頃の私たちにとってとても大事なポイントです!

N:
リスペクト藤子運動(笑) 正直、私たちの好みから言えば今回のパーマンは、ちょっとやりすぎかなって所もあったよね。つまりサービスされすぎちゃってる感。でも今回の映画すべての根底に流れるリスペクト藤子感でオールオッケーでした。ものすごくパーマンが好きな人が、パーマンの漫画やTVアニメをずっと観てきたうえで、こういうのを観たいんだ!っていうのを実際に作って見せてもらえた感じ。

Y:
3号1号のロマンスとかもっとサラリとしてくれててもいいくらいなんですけどね。でも作った方の原作が大好き!という気持ちがちゃんと伝わってくるので、同じく原作が大好き!な私たちも観てて気持ちいいのですv 今回のパー子の扱いとか、実に結構じゃないですか(笑) あくまで「華を添える」ヒロインはスミレちゃんでね。パー子は武闘派ヒロインなの(笑) 変なポーズしたり、ムキー!とか怒ったりするの、イイよねえ。

N:
あの変なポーズで基地に入らなきゃいけないシーンが超お気に入りです! よりにもよってパー子でそれ持ってくるの、ってのがね、パーマンワールドで。憎いです、すばらしすぎて。演出もいいの、「え、えぇっ!?」って戸惑うんだけどちゃんとやるのよー(笑) その呼吸がすごくよかった! おかげで次はせっかくのロマンティックゆびきりシーンだったのに笑いが止まんなくてちゃんと観れなかったわ!(笑) ロマンスはね、去年ですらちょっとサービスされすぎちゃったかな?って思ってたので…でもなんだかんだ言って嬉しいものは嬉しいよね? 漫画やTVアニメではそうそう見られなかったようなおいしいシーンのオンパレード!

Y:
のんのさんはそんなにツボにこなかったみたいですが、私はラストの4号のツッコミとか結構好きよー? しかも突っ込んだ直後にきっちゃうあのアッサリ感とかお好みですv でも今気がついたんだけど、今回よく考えたら、1号vスミレだったね? 個人的には3号→1号がもっと見たかったかも。スミレちゃんに焼きもちやく3号とかもっとやってくれてもよかったよ!

N:
いやもちろんツボなのよ?(笑)  ただそれこそサービスされすぎ感というか、だってまだ映画上映2回目なのよ?Pa-Pa-Paでは。それでもうパー子の感情を言葉にしちゃうの!みたいなね。もっとじっくり観ていきたい気持ちの表れです。あ、そうね、1号vスミレ…もよかったよ! 要らない妄想も働きました、だってコピーもスミレちゃんのコピーだからみつ夫さんのこと好きなんじゃないの…? 今回スミレちゃんがさらわれるっていうのからしておいしいよねえ。

Y:
ビミョーな三角関係だったよね、3号→1号→スミレちゃん。個人的にはスミレちゃんと1号のツーショットだけでなく、3号とのツーショットもたくさん見たかったよ。ゆびきりも3号ともしてあげてよ!(笑) …でもそこで3号が「守ってあげる」と言われないあたりが、より3号1号ファンをときめかせるのかもなあ。ところで、今回一回しか上映を観ないまま対談してるので、時間の経過と共にものすごい勢いでポロポロ記憶が落ちていって大変です…(汗) しかも対談するより、口で語ってることの方が多いよ。ピンチ。

N:
よちさん私語我慢できないからね(笑) いやいま我慢してくれている…パーマン読みながら。そうね、忘れちゃってる…けど実際、ここがよかった!とか言い出すときりがないから全部覚えてても収拾付かないかもしれないけどね。大きな所で言うと、Pa-Pa-Paの基本テーマは「みつ夫さんの苦悩」なのかな?と感じた次第です。パーマンの心は誰にも取られてない!

Y:
必死で私語を我慢してます、パーマン読みながら(笑) そう、みつ夫さんものび太と一緒で、自分はダメなやつなんだ、って意識強いよね。普通の小学生が、パーマンやってて不便だったり、苦労したりするところとか。原作読んでると、結構そういう話が多くて、そういうところからちゃんとセリフとってきてる。すごく原作を読み込んでるんだなーって感心します。でも3号&スミレちゃんがみつ夫さんにひかれるのってそういう普通の一面なんだよね。3号自身はスターじゃない普通の小学生に憧れてて、みつ夫さんに対する感情って最初はそういう興味だったんじゃないかと思うの。この子、普段はどんな生活してるんだろうなあーっていう。

N:
口で語りたいよね、キー打ちながらの対談はもどかしい…。そしてすてきなネタふりですね! スミレちゃんね、小学生で何億円も稼ぐと今回の映画でも明かされたスーパーアイドル。漫画にしろ映画にしろTVアニメにしろ、スミレちゃんとして存在しているときは本当にスミレちゃんで、全然パー子的なものってないよね? 本当に、まるで二重人格みたいに。パー子でいる間だけがのびのびいられる時間、というのはスミレちゃん本人も言ってることだけど。そういう意味では、みつ夫さんってすごく自由じゃない? 今回、パーマンの心云々という言葉は出たけど、基本的にはみつ夫さんって、「須羽みつ夫」と「パーマン1号」との間に特別な壁を作ってないと思う。だからこそ「どうせ自分は」ってなりやすい所があるというか。

Y:
みつ夫さん自身はパーマンと自分の(性格上での)使い分けをしてないよね。でも、パーマンに向けられる感謝とか憧れとかはあくまでパーマンのもの…という区分はしてるのかな。それで、マスクとマントがなくなると弱気になっちゃう…。そこを今回はスミレちゃんに正してもらった気がします。パーマンの勇気も心も須羽みつ夫の持ち物だもの! マスクとマントがあれば誰だって、空を飛べるし力も手に入るけど、勇気とか正義の心のない人はパーマンになれないもんね。深い。

N:
気持ちはいつも、パーマンていう特別な自分じゃなくて須羽みつ夫自身で体当たり人助けなのに、それに対する感謝や賛辞はみつ夫じゃなくてパーマンのものなの? なんてストイックな…! みつ夫がパーマンを続ける理由が、名誉欲でも崇高な理想でもなんでもなく、人を助けて喜ばれる、それがうれしい、っていうすごく単純で飾らないあいまいなものだからこそ、そんな1号でみつ夫だからこそパー子は惹かれるんだと思うよ〜。

Y:
きっと周りの人の方が、須羽みつ夫の価値をわかっているのよね! 3号もだけど、2号も4号もバードマンもよき理解者だもの。今回、4号もいい味出してるよね。あんまり語ってないけどもさ。タコ焼きとか売っちゃうところ大好きー!!(笑) そういう暖かい目に囲まれながら、成長していくみつ夫の物語! 来年もぜひ続けて欲しくもあり。ドラズ復活して欲しくもあり…複雑よね! 欲を出すなら、パー子(コピー)→1号→スミレちゃんもよかったけど、来年はパー子→1号→スミレちゃん(コピー)で! ぜひ、お願いします!!





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映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝

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「映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」


のんの(以下N):
さて、パーマン対談から一夜明けて今日は2回目映画&舞台挨拶鑑賞してきました! これで昨日忘れてた所も思い出せるかな? 私的には一回目、二回目と通して今年も満足度高かったです。


よち(以下Y):
私は2回目の鑑賞時、1回目にはこなかったED部分で泣いてしまいましたよ。個人的には、2回目の方が満足感ありました! 後ろに声優さんたちの舞台挨拶が控えて興奮してたから…というだけでなく、こう…ハチとのび太の永遠の別れとか、でもまたいつかぼくたちの子孫が宇宙のどこかで会えるんじゃないか、それならばここでの出会いも別れも意味のないものではないよね、とかそういう余韻が良かったの(いきなりラストから入ってしまったよ、ゴメン)


N:
(私は全然OKですよ<いきなりラスト)もう少し幼い頃に観ていたら、意味があると納得できなくて別れがひたすら悲しいだけだったかもな、と思いました、あのラスト。イチたちの子孫とのび太たちの子孫が、広い宇宙のどこかでまた出会うかもしれない、そういう意味での「また会おうね」。命を大きなサイクルで見た時の再会、なんて言ったら難しく考えすぎだと言われるかもしれませんが、感動しました…! 今回のゲストキャラ「イチ」の魅力って、のび太とのつながりが友情にとどまらない所だと思うの。ペットと飼い主って、友情もあるかもしれないけど、どちらかというと親子関係でしょ? イチがずっと待っていたのはお母さんであり友達でもある、すごく特別な人なんだと痛いほど感じられて、ケン玉をつかまえて振り向いたらもうのび太はいなくなっていた、というあのシーン、ものすごく泣けた。

Y:
今回、のび太は「また明日やってくる」っていう約束を守るためにやってきたのに、再会した側からイチとお別れしてるよね(笑) 子供の頃ならほんと納得いかなかったけど、今ならわかる。のび太もイチも自分の世界を持っちゃったのよね。のび太の世界、イチの世界…お互いの世界での役目がもうあるという…。特にイチは、のび太に「みんなのリーダーになるんだよ」とゆわれて、ほんとに忠実にその約束を守っていたから…。最後に別れて暮らすことは、のび太との約束を守ることでもあるのかな。先日、感動3部作(「帰ってきた〜」「結婚前夜」「おばあちゃん」)観たときにも思ったのですが、のび太にとってドラえもんやおばあちゃんはほんとに良き理解者だったのよね。他人から見たらすごくダメな子に見えるのび太の価値をわかってくれてた…。でも、大人になるにつれて、しずかちゃんやジャイアン、スネ夫がその理解者の立ち位置にきたときに、それまでの保護者からの自立、親ばなれ、みたいなことが必要になってきた。それが、今回ののび太とイチとのお別れでもあったんだと思います。だから余計最後ののび太やドラの「古い世界が滅び、新しい世界に生まれ変わって繰り返し…」っていうモノローグに涙したんだろうなあ…。「ぼくたち、また会えるよね」ってコピーぴったりよね! そういう命の世界の輪廻の中でぼくたちはいつかまた会える、っていう…。メッセージ性高!(…かつてないシリアスな滑り出しの対談ですな)

N:
(ま、ま、語りたいときは語りましょうよ<シリアス)のび太の「君がみんなのリーダーになるんだよ」という言葉をイチは長い人生の間、忠実に守りぬいたのよね。そしてハチとして責任を持って生きていこうと決めた世界についても、親であるのび太は、ちゃんとハチに、「お前の世界を守れ」という親離れ/子離れの言葉を伝えてくれた。それがものすごく嬉しかった!! 親にエールを送ってもらえたハチの気持ちを考えても嬉しいし、きちんと親としての責任をまっとうしてくれたのび太の優しさと強さを思うのも嬉しい。感動三部作を観ていても痛感するけど、F先生ワールドの親子観ってとても理想的だなと思います。親と子、それぞれの立場が持つ責任ていうものを考えさせられる。よちさんはズブ・ネコジャラについてもきちんと結末をつけてほしかった、と言ってたよね。私は基本的にお子様対象映画「ドラえもん」でそこまで解決して見せてくれなくてもいいと思ってるけど、もちろん見えないどこかででも、解決してくれていたらいいなとは思う。目も開かないうちに捨てられたり、人間からひどい仕打ちを受けたズブだったけど、イチやのび太からやさしくされた過去もあった。ズブには人間に対する憎しみだけじゃなく、無意識下だったかもしれないけど愛情も実はあったんじゃないかと思うのよ。だってのび太が名付けたズブという名前が後世まで伝えられてるんだもんね。だけどズブに、人間に対する憎悪だけを言葉にして教えられてきたズブの子孫たちは、愛情を抱く隙もなかったわけよね。そこらあたりのフォローを妄想するのも楽しい(笑)

Y:
ズブはねー…! もう、ズブが可愛くて可愛くてならんのよ私!! のび太の机の下で半目で寝てるとことか、しずかちゃんに抱かれながらも、悪ぅーい顔(笑)してるとことか、大好き! なので、敵ながらネコジャラにも愛着が持てますv(ジーグ@翼の勇者たち。くらい好き/笑)ネコジャラの野望は私利私欲というよりは、過去の仕打ちに対する復讐なのよね。きちんとバックボーンが描かれていたので、彼の気持ちもわからなくもないしなあ…。そんなボスキャラは例年、珍しかったので(ジーグとか(笑)←しつこい)そこんとこもっとつっこんで欲しかったの! 優しくしてくれた人間もいたんだよ、ということをイチの口から言って欲しかった!(いずれはイチが教えると思いますが)今回、芝山監督はネコジャラとの対決に焦点を絞ってみた、と仰ってたので余計、彼の生い立ちとかにも触れて欲しかったという気はする…。でも、のんのさんの話を聞いてると、その部分は必要ないのかな、という気もする…。むむむ。

N:
よちさん猫派だもんね〜(笑) 私は猫も好きだけど犬派だから、よけいにイチが可愛くてしょうがないのよ!! 犬も猫も動きや態度が本物らしくてよかったなあ…のび太に水の中から拾い上げてもらった時の、体をプルプルして水を飛ばす仕草とか、一緒に寝てたときの必殺・お尻くっつけ☆とかね! 犬ってお尻くっつけるのよね〜かわいいわあイチ。そんなかわいい姿のエピソードすべてがそれぞれ伏線になっていてニクい。もちろんズブも好きよ、はじめ人に馴れなかったけど、あとの方ではわりと机の下なんかでゆったりしてて、可愛かったなあ…ネコジャラの生い立ち? そうね、それもそうだし私、一族の様子が気になるよ! ニャーゴも一族なの? ニャーゴとシャミーちゃんは実はイトコ、とかそういうのもアリなの? 実は映画観る前はシャミーちゃんを気に入る自信がなかった私ですが、観た今、かなり好きです、シャミーちゃん…かわいいじゃないの! かないさんパワーかしら?

Y:
猫派とか犬派とか区別つけなきゃダメですかね…私はどっちも好きよー。もちろん、イチも可愛かったよねv すぴすぴ言いながら寝てるとことか、ほんと犬、って感じだったv のび太とイチは出会いから、ケン玉から、もうスキのない絆の構築っぷりだったよ…。寝相のシーンも見事な伏線だったのよね。去年のフー子もだったけど、イチが可愛ければ可愛いほど、映画に入れ込めるので、大変よろしかったと思います! ただ個人的に、そういう「可愛い系」担当はイチにおまかせ、でも良かったかな、と思うの。シャミーちゃんはもっと悪女でも良かったかな、と。ニャーゴとシャミーちゃんの悪の会話とか聞いてみたくなーい?(笑) あら、意外とお似合いね、この二人!

N:
私もどっちも好きよー! だけどイチがすごく可愛いシーンでもひたすらズブズブ言ってるよちさんは間違いなく猫派です。あ、そうね、シャミーちゃんがもっと悪女だった方がニャーゴとの関係(を妄想するの)もより楽しそうよね! だけどあんまり悪女でも、今度はネコジャラの担当を食ってしまいそうです。イチ(ハチ?)とのび太との絆構築についてはよちさん、観る前からずーっと言ってたもんね。今年はエピソードや描写すべてが特別丁寧なのがすごく印象的で、開始2分でクオリティの高さを確信しました。居眠りしてたママの、机に触れてた頬が赤くなってたりとかね、描写といいカメラワークといい、今まで見なかった感じのものが多くて新鮮でした。あと、絵も…独特だった。

Y:
(シャミーちゃん、悪女説大プッシュ!(笑) 峰不○子風シャミーちゃん! どうよ!? ネコジャラにレバー押すように言われたところでアッサリ「やっぱりできないわ」とか裏切っちゃうの!)映画25周年記念の映像からも、たびたび感じたのですが、ネコジャーランドのメインキャラクターを見たときは、口あんぐりでしたよ…。アレ、いいの…!? 怒られたりしない? ちょっとどきどき(笑) 美術とか、音楽なんかもすごく某アニメーションスタジオ(とかテーマパークとか)を意識した感じに見受けたのですが…。わざとだったのかな?

N:
(峰○二子風シャミーちゃん! かっこよくてかわいいなあ…藤子イメージで言うとリルルとかジャンヌっぽいのもいいかも。それは悪女じゃないか。) ネコジャーランドのメインキャラ…仮想敵国!(笑) いえ、正確に表現するなら「リスペクト」かと思いますが。ネコジャーランドが出てくる前から、音楽や展開、絵の動きなんかに個人的にとても似た雰囲気を感じたのよね。そこへもってきてあのメインキャラクターだったので、意識して作られてるのかな、とか色々考えてしまいました。どうだったんだろね? 音楽といえば、これ言っとかなくちゃ! もしもしかめよ!! おばあちゃん出てきちゃったりして。あのオルゴール曲だけで泣けます。うますぎます。イチ=ハチ発覚シーンやら、地球に次々隕石が落ちていくシーンやら…そこにはドラの静かな言葉が重なったりしてね。今まで色んなことをドラえもんに教えてもらってきたから、ドラにああいうふうに話されると重々しく聞いちゃう、私。

Y:
(続不二○的シャミーちゃん→「ノラジウムは頂いていくわ! じゃあね〜ネコジャラ〜ンv(無理がある…/笑)」てな感じ)仮想敵国!(笑) なんかあのキャラが映るたびに、笑っちゃってしょうがなかったんですけど。あからさますぎる〜。まあ、そんなとこはイチハチ覚醒シーンの涙の前にはドロン!ですけどね! 狙っているといえばそれまでですが、あそこは泣けたねー! のび太にとっては1〜2日程度の別離なのに、イチの苦難を思うと…(ホロリ) 約束を守ってたイチのこと思うとわけもなく涙がでます。ケン玉も要所要所で生きてたしね〜! おばあちゃんから譲ってもらったケン玉が、のび太からイチの手に渡って…。あと、最初にも言いましたが、ラストもすごく胸にきたの。1回目にみたときは、地球滅んじゃうんだ…とあっけにとられたけども。今までの映画では世界を守る為に冒険してたんだけど、今回はちょっと違うなあ…と感じた。滅んだあとにも残るものがある、というのがテーマなのかな。別れのあとにも残るものが。別れ、を否定的にとらえてないんだなと思った。2回目に見たときはもう、心の中でイチの人生とかハチの人生とかズブの人生とかいろんな部分を脳内補完しながらだったんで、余計心打つものがあったのねえ…。そういう面では、前半部分を完璧に、後半部分を想像の余地を残し気味に作ってもらってて良かったのかも! 変に限定されるよりは、個々の想像で補ってみるのが良。

N:
(不二○的シャミーちゃん>声がスミレちゃんになってるよ!/笑) そうよそう、想像の余地を残した、少し説明不足なくらいの作りが楽しいでしょ! ていうかよちさん、脳内補完でシャミーちゃん大好きっ子に大変身した感が(笑) 別れのあとにも残るもの…全体的に、今年は切なかったね。出会い、別れ、出会い、別れ…そもそもの設定が3億年前で、そのまま現在に歴史が繋がっていないのが前提としてあるから、「地球上の文明の滅亡回避」はどうしたって解決策にし得ないんだけどね、その、別れが前提としてある原作を元にああいうふうに話を広げたのがやっぱりすごいなあと改めて感じ入ります。「ここすばらしかった!!」って言いたい部分、もっともっとある。お話も、キャラクターたちも、すごくよかったよ。語ってるうちに更に好きになってもきたりね(笑) なので…言いたくないことだけど、やっぱりどうしても言っておきたい、私的マイナスポイント。絵が、藤子先生から離れていってしまっていること…特に、しずかちゃん。いまどきの子供たちが喜ぶ絵を模索されているのかも、とも思うし、ドラえもんは全年齢対象だと思ってるけど一番近い場所はやっぱり子供たちに譲るべきだと私は考えてるから、これからドラえもんを後世に伝えていくため、時代の流れを考えてのことなら、何も言えないんだけど…でもワガママ言うならやっぱりイヤ、私の好きな絵柄のドラえもんでいてほしいよー。

Y:
私たち、ドラえもんが大好きなので、否定的な意見は述べたくないのです…。時代の流れに連れての、絵の変化も必要なことなのかもしれません…。でも今回のしずかちゃんの作画方向は、時代の流れ…なのかな? しずかちゃんは藤子先生の絵で描かれるのが一番可愛いよー。のび太にしてもドラにしても、目とかキラキラしてなくても充分可愛いと思うんです。そこんとこは、本当に好みの問題だし、良いと思ってやっておられる方向だから、一ファンが口出しすることでもないとも思うのですが…。来年からはもう少し藤子イメージを残して欲しいです!(勇気を出して主張してみました)

N:
右に同じです。勇気を出して初めての主張。さてさてそして気付けばあんまり語ってなかった声優さんのすばらしさ…今回初めて舞台挨拶を拝見して、まあ興奮のあまり泣いちゃったとかうるさいほど拍手しちゃったとか恥ずかしいことは措き、…見ちゃったね、みんなを! ドラを、のび太を、ジャイアンを、スネ夫を、しずかちゃんを…!! 着ぐるみと声優さま方とがそれぞれキャラ別に並んでいたんだけど、なんていうか…着ぐるみと声優さん、ふたりで一つ、でした。外見と声に別れてても、違和感がないの。どっちもドラえもんだし、ふたりでひとりのドラえもんだし。声が違う外見から聞こえていても全然おかしくない。お姿拝見できただけで本当に感動しちゃいました…。で、どの方にも感動なんだけど、今回の映画で改めて私、のび太の声のやさしさにノックアウトされてしまったので、生であのやさしいお声が聞けて、大感激でした。イチハチ覚醒あたり、のび太のシーンで涙が出たのは、もしもしかめよもさることながら、やっぱりあのやさしい声がなくては…のび太ってどうしてあんなにやさしいんだろう。今年の映画で私、どうやらのび株急騰しちゃったようです。

Y:
のび株、急上昇かー!(笑) 私は舞台挨拶、たてかべさん(ジャイアン)のジャイアンぷりにもう感激でした! たてかべさんってジャイアンよ! もうやることなすことジャイアンっぽい!! またスネ夫との息もぴったりでそこも良かったー! ほんと今更なことなのかもしれないけど、私たち今日初めて、生声優さんたちを拝見したんですね! 初の生大山御大とかもうー…「おばあちゃん」ののび太の気持ち! 「生きてる! 動いてる!!」って感じです(笑) もう皆さんがそれぞれキャラクターと一身同体みたいにピッタリマッチしてらして、言葉も出ないくらいでした! 劇場を出た後、地に足がついてなかったもの〜! そして、そしてね! たまたまご飯を食べに行こうと、劇場を出た後うろついていたら、偶然、大山御大ご一行が専用バスに乗って去られるところにでくわしたのです〜!!! 握手をしてもらってる人もいたよ。いいなあ!

N:
よちさん軽く言ってますがかなり、かなり羨んでました(笑) いや、もちろん私もね…おのれのフットワークの重さがにくい! でも何だ、あれですよ、私はあきらめませんよ。どっちかというとね、「次こそ握手!」より、「もう一度生であのメンバーを拝見したい」という気持ちの方が強いな。たてかべさんものすごくサービス精神旺盛だったよね! 他の方々もさすがのパフォーマンスで、本当にとても楽しかったから。ああ、それを措いても来年の映画がもう待ち遠しい…! あと忘れちゃならぬ、グッズですね、今年のマストアイテムは何ですか? よちさん!

Y:
パーマンバッジピンズでございます、のんのさん! これをつけて、1号ごっこをすれば盛り上がること請け合い!(まだやってません) ぜひともゲチュvな一品ですよ!


N:
ごっこをするなら、お友達と一緒に購入するのが望ましいですね! ベル音は口で「♪ティリリリリリ♪ティリリリリリ」 来年もパーマンなら1号以外のバッジも欲しいなあ。

Y:
3号1号ごっこですか! …でも私は2号担当で(笑)

N:
(笑) よちさん去年は本気で嫌がってたのにな、2号2号言われるの…慣れってコワイ☆ って待って、じゃあ私はだれと3号1号ごっこをすれば! ひとりでもごっこできるように、来年の新型バッジには1号の応答音声を付けて下さってたらパーフェクトですね。…来年の映画も泣かされるのかはたまた笑わされるのか、まったく予想もつきませんが、今年の映画感想を勝手に総括するとこうかな? 「来年がますます楽しみになりました!!」 今年も最高の愛とエンターテイメントをありがとうございました、藤子先生および関係者様方! お疲れ様でした!

(そして、万一このような自己満足的対談をすべて読んで下さった方がいらしたら…心から、ありがとうございます、お疲れ様でした!)




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映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝

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