2003年春ドラえもん映画
よちとのんのの感想対談!



Pa-Pa-Pa ザ☆ムービー パーマン

映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い



企画部屋    未来世界図










「Pa-Pa-Pa ザ☆ムービー パーマン」


よち(以下Y):
ウキキ。2号の物真似がうまいと言われてしまい、あまり嬉しくない今日この頃…(笑) でも映画の2号可愛かったからいっかー! 昔は2号って、あまりにストレートな猿ぶりであまり好きではなかったのですが、最近になってなんかツボにはいってきましたよv(単に藤子アニマルに弱いだけなのかなあ…←ドラもアニマル換算??)


のんの(以下N):
よちさんのブービーはほんとに似過ぎで驚いているのんのです、こんにちは! そ、そんなにストレートだったかしら、あの猿? いや2号はほんとに可愛かった、今日! そしてかっこよかったのはお坊ちゃんです!


Y:
1号です!(←ここで、ふたりの間に微妙な差が生じています)いやあ、1号3号ツボ入りまくりです!


N:
え、差があったの?(初耳) いや1×3はすばらしかった! あの夫婦どつき漫才がたまらなく懐かしかったですvV しずのびもある意味すでに夫婦状態なんだけど…F先生の描かれる、尻にしかれてる男性陣はツボですよv


Y:
1号かみつ夫か、というトコロに差異が(笑) 1&3号ってまさに夫婦漫才で、息ぴったりだったよね〜! チッチッチ、とかさー! そして、思ってた以上にカップリングっぽかったので嬉しかったですv


N:
1号とみつ夫の、同一人物なんだけど違ってくるカオ、っていうのに惹かれるのv そしてその二人(?)に絡む3号とスミレちゃん、っていうのがまたいいんじゃないの〜vV 今回は時間的な問題か「パーマンをやめたい」みつ夫さんの葛藤も結構いきなりだったと思うんだけど、それはそれで仕方ないと思うし、むしろTV時代で基礎はできてるこちらとしては、すっとばしておいしい所だけ見せてくれて嬉しかった! 1×3!


Y:
1号3号は人気あるよねー! なんかラブラブというわけでもないんですが、さらっと1号3号で良かったですv 良かったといえば、ストーリーも結構原作にならった感じで(細かい変更点は多々あったみたいですが)雰囲気そのままで良かったね! OP聴いた瞬間、もう懐かしーと…!!


N:
あの歌はF先生作詞だったのね、知らなかった。でもそう思うと懐かしさもあいまってすごく感動しちゃったよ。手と手、心と心をつなぐなんて…! OPの絵もね、よかった。1号以外のみんながバードマンに試されてるところとか、1号が飛行機を助けてたり。あの超人っぷり、いいよね。1号3号の激しいどつき漫才もそうなんだけど。


Y:
普通の小学生(ポインツ!)が超人だなんてさあ、そんな誰もが憧れるシチュエーションが、さらにおいしく料理されてるよね!>F先生v パーマンの正体が皆に秘密だとか、さらにパー子の正体は仲間にも秘密だとか! スキがないよー。こうして、今リメイクしても全然古さを感じないもん!


N:
いまだからこそおいしく使える設定の多い作品じゃない? 最近アメコミ超人もの流行ってるし、3号の正体とかもね。小学生アイドルのありがたみ、特にスーパーアイドルのスミレちゃんのすごさ、っていうのが今だからわかる、私。


Y:
うん。昔は小学生アイドルって現実味ないなあ、って思ってたの。今じゃ主流(?)だよ。アメコミ超人は…でもやっぱり小学生、というところに拘るよ(笑) 学業の合間に正義の味方…ときめきますv そして、ひたすら1号がカッコよく思えます(リーダーシップのある主人公、って藤子作品には珍しいかも←藤子ヒーローって、皆それなりにしっかりした面を持ち合わせてる子が多いですが、パーマン1号ははっきりとリーダーでしょ?)


N:
「1号がリーダー」論については語りたいところが(笑) そうよね、1号ははっきりとリーダーよね。リーダーって「一番力が強い」でも「一番頭が良い」でもないんだなあって改めて感じさせられるリーダーぶりで良いわ〜藤子ヒーローはみんなに愛されるキャラというか、人徳なのよね!


Y:
ほんとは、パーやんとかブービーの方が優秀なとことかもあるのにね。3号をはじめ、皆が認めてるよね。やっぱり1号カッコいいー!!(この1号って呼び方もイイ!)←そして、自衛隊機(?)に手助けしてもらって、都庁ビルに向かう1号がもう…!! ツボ!!!)


N:
ああっ、そこかっこよかったね〜!! そう、1号ってかっこいいのよね! 小学生なのにスーパーヒーローとしてはプロな所がかっこいい…Vv だめ、うっかりすると語彙をなくしてひたすら萌えのうわ言を連ねてしまうわ(笑) いやプロといっても今回は関西限定スミレちゃんゲームにはまったりしてましたが。


Y:
(のんのさん、まだ私のことブービーに似てるとかゆってます/怒)…プロ!! そう、その台詞が出てこなかったけど、言いたかったのはまさにソレよ! 1〜4号は皆人助けのプロって感じ。そのプロフェッショナルな一面にときめくの…v(駄目だ、私もうわ言重ねてる…)


N:
(だって私がんばって真似してもそんなに似ないもの…<ブービー) 正体はふつうの小学生で、7÷3の筆算もできないくらいなのに…どうしてみつ夫さんってパー着するとあんなにかっこいいリーダーになるのかしらね?(続うわ言) そのギャップにときめくのかな? だって3号=スミレちゃんはスーパーアイドルで頭もよさそうだし、パーやんは素顔もパー着時も変わらず機転が利いて頼りになる感じだし、きっと2号=ブービーもお山のアイドルよ? なのに1号=みつ夫さんだけが、あの激しいギャップ。でもどっちもみつ夫さん。ごめん、うわ言から戻れない修正お願いよちさん!


Y:
(ブービーは途中から、結構なお宅のペットとして飼われてましたよ)気持ち的に延々と、うわ言語ってたいんだけど(笑)あ、今回、本編とともにかぶりつき(一番前の席)で観たせいか、映像がめちゃめちゃ綺麗に見えたのですが。飛ぶシーンとか、ほんとに飛行感あって迫力あったよ!(修正…できてる?)


N:
(修正>多分できてると…ストーリーとか語ろうとするとうわ言になるのね/笑) 時間の短さに比べてうまく導入もできててストーリーにもなっててさすがの短編だったわね! 来年もパーマンなのか、ドラズはどこへ行くのか、むしろテレビ放映開始なのか、それともパーマンがリメイクなのか…色々と謎及び萌え語りたさを残しつつ、このあたりで締め!!







Pa-Pa-Pa ザ☆ムービー パーマン

映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い

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「映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い」


のんの(以下N):
面白かった! 純粋に、まずはこう言いたいですね。眠れる獅子は完全覚醒した模様(ある意味暴言)


よち(以下Y):
なんでしょう、ほんとに意外なくらい(これまた暴言)おもしろかったです、皆さん観に行って下さい。毎年、映画を観る度に、こうして欲しいな、と思っていた要望を全て受け入れてもらえた感じ。スタッフにテレパスでもいるのかしら?(笑)例えば、何気ない日常シーンをちゃんと描いてくれている、とかね。夏の暑い日差しがリアルなだけに、熱帯夜、フー子に団扇で風を送るのび太の優しさや、愛情が感じられたり。そういうシーンを丁寧に描けば描くほど、ラストが心に沁みたり。


N:
何気ない日常、でもテレビではなかなか見られないシーン。そういうのを映画で見られると、ドラ映画を観てるって感じがすごくするわね。ママたちをはしばしで挟んでくれたり、味わい深いシーンはたくさんあるんだけど、私あれ好きだな、フー子がしずちゃんのぬいぐるみに嫉妬して出て行った時、追いかけて出て行くのび太をしずちゃんとドラが微笑んで見守るところ。のび太の周りの人たちは、のび太のやさしさを知ってるんだってよくわかる。


Y:
コアラが手を振っているのよね!(笑) 私も好きです、あのシーン。あのあたりを丁寧に描いてくれてるので、のび太とフー子の絆もすんなり受け入れられます。なんか、たまに「いつそんな友情が深まったの!?」とつっこむゲストキャラとかもいたから(それはそれで別の部分に時間を割いただろうので、いいとは思うのですが)


N:
テムジンとの友情が掘り下げられ過ぎなかったところがすごくよかったと思いました。あの程度の掘り下げでも十分魅力的だったし、そちらを追いすぎなかったからバランスがうまく行ったんだろうなと。いや、もっと描いてくれてもよかったけど、気持ち的には。テムジンかっこよすぎたしふつうに(笑) お兄ちゃんなところとかね。あ、いまよちさんが「妹要らなかった」とか暴言吐きましたが(笑)私はあれ、テムジン=兄というキャラ付けとしてすごく必要だったと思うわよ! テムジンはお兄ちゃんなのがかっこいいもの(笑)


Y:
いや、妹、出番少なかったよね、って言いたかったのよ! ……もう、のんのさんがゲストキャラ好きなのはわかりましたからー(語りすぎ/笑) 今回一番かっこよかったのは、でもジャイアンですよ! なんなの、彼! あんなこまごまと行き届いた、頼りになりっぷりはかつてないくらいです!!


N:
うん、映画だからってあそこまでやっちゃっていいのかとちょっと心配になったくらいよ。いえ本当は心配する隙もなくときめいていましたが。私は今回の映画、本当にまったく前知識を仕入れてなかったのですが(テレビなどを観ていなかったという意味で)、よちさんが直前に「スネ夫がキーパーソン」みたいに教えてくれたじゃない? あれで、あ、そうなんだ、と思っていたら、なんだかスネ夫は操られたままで(笑) 逆にジャイアンがやたら出張ってて。スネ夫とジャイアンの友情がずいぶん注目されてて、年に一度は必ずやる映画だからできるストーリーだなと思いました。たまにこういうのがあっても大歓迎。


Y:
歌、歌うシーンもおもしろかったしね! ジャイアンはすごく親分肌だから、子分(笑)の面倒は最後までちゃんとみるぜ、って感じよね。スネ夫は思ったよりは、インパクト弱かった気もするけど、でもやっぱりキーマンで。それでいて、のび太の見せ場もちゃんとあったし、ドラも可愛かったし。風の村もきちんと描けてて。パーマンでも書きましたが、最初に最前列で観たせいで、こうやたら画面のきらきらしいところが目についてなりませんでしたよ(笑) 清々しいまでの空気が感じられたよ、今回の美術は!


N:
翼の時もきれいだなあって思ってたけど、今回も今回で世界観自体もすてきだったなあ。音楽とかもそうなんだけど、あの衣装とか登場人物の名前とか、モンゴル系? サントラ欲しくなっちゃったわ。なんていうのかな、ワールドミュージックというか、ある国のイメージをうつしてきて描かれた世界観って、まったくのファンタジーでは出せない存在感がある気がする。ドラって結構、これまではまったくのファンタジーな世界観が多かったよね? そうするとなんとなくふわふわしちゃって、もちろんそれはそれでいいんだけど、こう…映画が終わっても彼らは別のところで存在するんだ、ってあんまり思えないというか。うまく言えないわ、ごめん。


Y:
なんとなくは伝わるんだけど…(笑) そうね、モンゴルっぽい世界観、よかったです。あそこが地球上のどこかなんてことはもうどうでもよくて。「翼〜」とかに比べると、村の中の描写とか少なかった気もするんだけど、それでも生活感がちゃんと感じられてね。たぬきとか、生息する生き物も可愛かったしね。風弾ダーツとかの設定も生きてたし、風の船登場シーンもかっこよかったし! 今回、そういう意味では見せ場(クライマックス)がたくさんあったね!


N:
そうそう、いまよちが口で言ったんだけど、啓蒙シーンとかね。啓蒙シーン=のび太が啓蒙されるシーン。今回で言うと、雪山で眠りかけているのび太にドラやママの幻が語りかける辺りのシーンですね。あれはなんなのかしら、古くは海底鬼岩城の、のび太がのび太に語りかけるシーン?? あれは強制的に見せられた映像だったわけだけど。今回は、姿はドラやママだけど、あれはのび太が見せてる、のび太の意識なわけよね。のび太が意識を失いかけながら見るああいう幻って、なんだかすごく意味深げよね。


Y:
のんのさん!たいへん! この対談、真面目に語りすぎてて、全然笑うところがないわ!(笑)←一応、わたしたちの対談「おかしい」ところが評価頂けてるらしいので…。本編、見ながらつくづく思ったのですが、今回の映画は、異世界の使者との出会い→異界へ→いったん日常へ→再び異界→波乱→仲よくなった相手との別れ→異世界との別れ→いつもの日常へ、ときちんとドラ映画に必要な要素を丁寧に拾っていってくれていて、初心に戻ったように楽しめました。なんでしょう「恐竜」とか思い出したよ! やっぱり別離は切ないです…! 最後ののび太の背中がとても泣かせました!


N:
いや対談が久しぶりすぎて調子が掴めな…(笑) そうね! 別離! 上で語ってるように、フー子とのび太の交流を丁寧に見せてくれていたから、あの別離・走馬灯も泣けました。ほんとに涙が出て自分でびっくりよ(笑) 2回観て2回とも…。よちさん的には背中が一番泣けたとのことですが、私はね、ゆっくりと落ちてくるフー子の映像! あの満足げな笑顔が…きっと消滅の直前に、自分が成功したことにフー子も気付いたのよね。その最期の幸せな笑顔がぬいぐるみに残ったわけでしょ。泣かせる…! あっあとね、小道具も良かったです、ブンブンとかカゼスビー…使いたい!(笑) カゼスビーの描写はとてもかっこよかったし、風弾ダーツでのび太が才能を発揮するのも嬉しいわ(笑)


Y:
ダーツね! あそこで敢えていつもの(笑)拳銃じゃなくてダーツだったとこがミソですな! カゼスビーで飛ぶシーンはほんと気持ちよさそうで、私も飛んでみたいなあ…! 今回のキャッチコピー「風のドラえもん、はじまる。」の通り、本当に「風」を感じられる1本でした!(余談ですが、フー子が誰かに似ている…とずっと考えていてやっとわかりました…ラミよ! アレはへちゃむくれ系統よ!/笑)








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