牧師室より

 待降節も二週目です。礼拝堂のツリーには、皆さんの協力で制作された天使たちが飾られました。アドベント・クランツのロウソクは二本目が灯りました。私たちのアドベント・クランツは、ドイツで始まった当初と同じ白いロウソクですが、教会の長い歴史の中で、ロクソクの色も、クリスマスの典礼色である紫色を用いたり、カトリック、聖公会、ルーテル教会などでは待降節第三主日を「喜びの日曜日」(別名ローズ・サンデー)としてロウソクもピンク色であったりします。小井沼牧師のSNSで拝見したブラジルの教会堂には、紫・白・緑・ピンクのカラフルなロウソクが設えられていました。

アドベント・キャンドルには意味が付与されたりもして、1本目は預言のロウソクで「希望」、2本目は天使のロウソクで「平和」、3本目は羊飼いのロウソクで「喜び」、4本目はベツレヘムのロウソクで「愛」を意味するなどともされます(順番が異なる伝承もあります)。(中沢麻貴)