牧師室より

 教会で呼びかけられているウクライナ支援の献金先中にAAR(認定NPO法人 難民を助ける会)がある。長年の友人の兄弟がこの会で活動していることもあり、以前より興味を持っていた。活動の詳細は会のサイトをご覧いただきたいが、最近の支援状況について少し紹介したい。3月以降、隣国ポーランドとモルドバ経由で避難民支援を実施してきた。例えばモルドバ政府が避難民に提供した避難所には、生活に必要な設備が無かったので、洗濯機などの提供、子どもたちが遊ぶための部屋を確保するなど、きめ細かい支援をしてきた。7月以降は、ウクライナ国内で暮らす人々の中で、「最も脆弱な立場に置かれた人々」への支援を開始。生活していた施設からの避難を余儀なくされた障がい者とその家族へのサポート、具体的には、受け入れ施設のワーカーの給与や当事者の生活費の支援などを行っている。(中沢麻貴)