牧師室より

10月の第2日曜日は、「神学校日・伝道献身者奨励日」(日本基督教団行事)と定められています。「神学校日」を簡単に説明すると、神学校の働きを覚えて支える日、ということになるでしょうか。「神学校」とは、牧師(伝道師)やキリスト教主義学校の教務教師を目指す人たちのための学校です(ユダヤ教、イスラム教にも神学校はありますが、ここではキリスト教の説明をしています)。正式に牧師(伝道師)になるためには、所属を希望する教団の試験を経る必要がありますので、神学校を卒業するだけでは牧師(伝道師)や教務教師の資格を得ることはできません。

 日本基督教団の関係神学校は6つあります。農村伝道神学校、日本聖書神学校、同志社大学神学部、関西学院大学神学部、東京神学大学、東京聖書学校です。それ以外に東北学院大学文学部のように神学を学べる学校もあります。かつて青山学院大学にも神学部がありましたが、現在は廃止されています。

 神学校を支える方法は、祈りに覚えること、献金すること、そして神学生を招くことです。本日は農村伝道神学校から、藤木謙一神学生をお招きしました。お互いに良き学びの時、良き交流の場になればと願っています。       (中沢譲)