牧師室より

 礼拝をYouTube配信するようになり、自分の説教担当日には、なるべく心がけていることがある。礼拝終盤に歌う頌栄の時、二階ホール側壁面に設置されている、講壇の映像を映しているカメラのほうに意識して顔を向けるということだ。そのカメラ越しに配信を通して礼拝している皆さんと礼拝を分かち合う気持ちを、少しでも表したいと思うからだ。しばらく前から、礼拝後、その月に誕生日を迎える方々に一言お話いただくことも復活した。それも、配信を通して参加されている方々に、少しでも教会の礼拝に参加されている方のご様子をお知らせしたいとの願いからだ。YouTube配信は、技術的には可能なことで便利な時代になったと思う反面、この係の担当を引き受けてくださる方々が見えないところで奮闘されていることに頭が下がる。コロナ禍にあって、集会など減ったこともある反面、見えないところで増えた奉仕や工夫を、いろいろな方が担ってくださっていることに、心から感謝している。  (中沢麻貴)