◇牧師室より◇
足掛け三年に及ぶコロナ禍は、若い人ほどその社会経験、人生経験において、後に大きな影響を持つかもしれない。今までの社会では育たなかった何か新しいことが、そこから芽生えて来るかもしれない。これまでの人生経験から、参照するべきものを多く持っているはずの年配者は、良き萌芽を見いだして育てる責務を負っているのかもしれない。
ウイルスとの戦いは続きそうだが、明らかに「後半戦」の様相を感じる。毎日を、変わらず愚直に感染対策をしつつ暮らすことは大切だ。そして、コロナ後の世界について考えることも必要だ。 (中沢麻貴)