◇牧師室より◇
「キリスト教は、歌う宗教です。なぜならば、キリスト教はゆるしの宗教であり喜びの宗教であるからです。どこまでいってもエゴイズムの虜であるわたしたちを、それでも主はゆるしてくださり、そのままでよいから、わたしのところに来なさい、と招いてくださっているのです。これほどの喜びはありません……わたしたちのような人間が神に愛されている、その喜びがあふれ出て歌になるのです。だから歌わないのはキリスト教ではありません」と。
川端さんの言葉に耳を傾けていたら、讃美歌が歌いたくなった。礼拝の場で、思いっきり歌いたくなった。その日の訪れを、祈りつつ待ちのぞみたい。 (中沢譲)