牧師室より

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。この一年も宜しくお願いいたします。

さて、教会のクリスマス飾りは、公現日(エピファニー)ごろまで飾って片付けます。針葉樹のモミと赤い実のなるセイヨウヒイラギの組み合わせは、西洋から伝わったクリスマスの典型的な飾りですが、日本の正月飾りでも、門松のマツと赤い実のセンリョウが用いられます。どちらも緑と赤の配色で、色彩の乏しい冬に鮮やかな色味を添えるという点で、似ていて面白いと思います。

この時期は、散歩していても常緑樹で赤い実のなる木を多く見かけます。ヤブコウジ、センリョウ、マンリョウ、クロガネモチ、ナンテン、アオキなど。野鳥たちにとっては、冬場のごちそうです。 (中沢麻貴)