牧師室より

 フランスのカトリック教会でのお話です。昨年、一部の地域では夜間の外出が制限されたとのこと。その状況下、教会の礼拝でのマスクは必須、手の消毒は推奨、聖体拝領(聖餐式のパン)は直接口に入れずに手渡し、献金の籠は回さないこと、座席は二つ空けて座ることなどが、教会の対応策だったようです。

 しかし教会によっては、礼拝を満席にしてしまったり、イースターに深夜のミサを行った司祭が送検されたり、罰金を科せられたりしたそうです。また感染対策を行わず、信仰を理由にマスクをしなかった人たちや、洗礼式の水を交換せずに、使い回しをした教会もあったようです。

 日本では緊急事態宣言下にあっても、宗教活動に一切の規制はありませんでした。つまり各宗教団体(各教会)の判断に委ねられたのです。私たちの教会でも、適切だと思われる対応策を講じ、自分たちで決めたルールに忠実に教会活動を行ってきました。世間では警戒心も解除されてしまった様子が見られますが、教会では引き続き感染対策を継続します。その上で、コロナ禍での教会生活のあり方を模索したいと考えています。        (中沢譲)