牧師室より

新型コロナウイルスのワクチンを二回接種した。横浜ハンマーヘッドの大規模接種会場まで出向いたのだ。母の介護中から、極力バスや電車に乗ることを避けていたので、公共交通機関の利用は久しぶりだった。外出は里山ばかりだった身には、新交通「エアキャビン」が頭上を往来する都会的な横浜は、別世界だった。

接種会場の運営は、効率よく機能している印象で、時間帯別の予約枠は満杯だったが、停滞なく接種を受けることができた。二回目接種後、一時38度台に発熱したが、解熱鎮痛剤の服用でそれも下がり、大きな支障はなかった。

ワクチン接種は、発症予防には有効でも、感染の危険はあるので、今後は、無自覚のウイルス拡散者にならぬようマスクや消毒を今まで通りに続けたい。持病や体質で受けられない場合以外のワクチン接種が進むことを願う。ただ、若い世代の友人たちから、予約が殺到していてなかなか申し込めないと聞くので、それが気がかりだ。予約弱者をうまない方策が求められる。  (中沢麻貴)