牧師室より

 クリスマスおめでとうございます。皆様と共に喜びを分かち合いたいと切に願います。

 今年は、コロナ禍のもと、クリスマス礼拝も四回に分散となり、子どもの教会のクリスマスも、だいぶ縮小した形で礼拝のみとせざるをえませんでした。しかし、先週のクリスマス礼拝に何か月ぶりかで来会された方々もあり、感染防止策をしっかりとっていることで礼拝出席がかなった方々もあったと感じました。会堂いっぱいに大勢の賛美の声が響く礼拝や、美味しいものがテーブルに並び、笑顔で互いに見かわす祝会はできず、寂しい気持ちになるかもしれません。ドイツのメルケル首相は、クリスマスに向けて様々な厳しい制限を発表する演説の中で、「毎日590人が亡くなる、それはわたしにとって受け入れられることではない。行動を起こす必要があるのです」と、切々と訴えました。言葉の力を感じさせる素晴らしい演説でした。

 考えてみれば、天使に御子降誕を告げられた羊飼いたちと、星に導かれ、東方から旅してきた学者たちとは、誕生した御子の前で一堂に会することはありませんでした。分散礼拝でも、クリスマスの希望と喜びは、きっとじわじわと拡がっていくはずです。       (中沢麻貴)