牧師室より

 いつまで分散礼拝を行うのかと、何人かの方から質問を受けた。参考にはならないが、Forbes JAPAN web版から二つの記事を紹介する。

「新型コロナ『第二波がこない』スウェーデン、現地日本人医師の証言」(2020/08/19)。スウェーデンは、ロックダウンをしなかったことで話題となったが、その後の報道が日本では少ない。記事は現地在住の日本人医師の報告だ。「死者は5700名を超えた。100万人あたりの死亡者数は570名であり、日本の約70倍にもなる。」「(しかし)4月中旬をピークに減少してゆき、現在は、1日数名となった」と。結論づけてはいないが、「集団免疫」を得たとの印象を受ける記事である。

 「ビル・ゲイツ夫妻が語る『コロナ後の世界』に向かう長い道のり」(2020/06/26)では、ビル・ゲイツの講演記事が掲載された。要約すると、人類を危機から救うためには、世界人口の80%が集団免疫を獲得することが条件で、最低100億回分のワクチンを用意し、1人が2回接種する必要があるという。しかも世界全体に行き渡るまでに2年はかかるという。ちなみに彼は、非先進国の国民がワクチンを3ドルほどで接種できるよう資金援助をしている。

 共同通信(2020/08/25)が、3月に武漢型に感染した人が、4ヶ月後に欧州型に感染したと報じた。まだまだ先が見えないというのが正直なところだ。             (中沢譲)