牧師室より

先週、沖縄教区の知人から、隠退教師の徳永五郎牧師に会うために東京に行くので、久しぶりに会わないかとの電話を頂いた。本当に久しぶりなので、喜んで、住み慣れた吉祥寺の街まで出かけた。徳永五郎牧師は、沖縄との「合同のとらえなおし」で、教団総会や常議員会で奮闘された方である。天に召された大塩清之助牧師と様々な課題を一緒に担ってこられた方でもある。

 徳永五郎牧師はお元気で、私たちは旧交を温める時間を与えられた。おもな話は、沖縄教区と教団の和解に関することだった。前回の教団総会以降、教団の体制に変化の兆しが見られるようになってきたので、この機会に和解に向けて何かできるのではないか、ということで話が盛り上がった。

 くしくも今年は、沖縄キリスト教団と日本基督教団が合同して50周年の年である。神奈川教区でも、「沖縄キリスト教団と日本基督教団との合同50年を憶えて、合同の実質化を目指す集会を開催する件」が、6月の教区総会で可決されている。また、教区の宣教部委員会・沖縄交流委員会共催の集会が、私たちの教会を会場にして開催される予定である。

「合同」問題関連のすべての議案を、「時間切れ審議未了廃案」とした過ちを克服して、新しい時を刻む、出発の年になればと願う。(中沢譲)